「……ふう」
「…………」
「……ふう」
「…………」
「……ふう」
「……一体何なんですか」
「よくぞ、聞いてくれた」
「いや、聞くように仕向けてませんでした?」

会長は、俺の言葉を無視し、くるっと、こちらを向く。

「実はね」
「はあ」
「僕、今、とても憂鬱なんだ」
「……はあ」
「何だい?!その気のない返事は」
「いや、まず、ありえないでしょ」

この会長だ。この会長に憂鬱という物があるとは思えない。

「何だい、何だい。
 僕たって、人の子だよ。
 憂鬱の1つや2つや3つや8つくらいあるさ」
「……はあ」
「ああ、どうやったら、この憂鬱が晴れるか」
「……はあ」

何か付き合うのが馬鹿らしくなってきた。
その時、

ドン。

「……?」
「そうだ、憂鬱の原因これだから、これを片付けちゃえばいいんだね☆」
「……まさか」

目の前には、書類の山。
普通、これは会長がやる仕事のは…。

「んじゃあ、宜しく!!
 あ〜、憂鬱去った〜」
「って、会長」
「あ、じゃあ、僕帰るから。
 バハハイ」

バタン。

扉が閉まった。

…そして、会長は去っていった。……

……これじゃあ、俺の方が帰れないじゃないですかあああ!!!





(プラウザバックプリーズ)