1 2 歌が止んだ。

「どうかした」
「いいえ。ただ」
「ただ?」

彼女はそのまま遠くの方に目をやる。

「天界は今でも美しいな、と思って」
「美しい」

彼女は、

この朽ち果てた天界を見ても

まだここを美しいと言うのですか?

「ねえ、そう思わない?」
「……ええ、そうですね」

ぎりぎりで彼女に微笑み返す。

そう、思えたらどんなに良かっただろうか。

そして、再び、歌が始まった。





(プラウザバックプリーズ)