|
「何で、灰なんか持ってるんですか」 「え?」 会長は、俺に声をかけられて、振り向いた。 ……何かすっごくワクワクしてらっしゃるのですが。 「あのさあ、あのさあ」 「はい?」 「瓦礫に灰を撒くと花が咲くんだってさ」 「…………はい?!」 ちょっと、待て。それはあれか?!いわゆる、 “花咲かじいさん” いや、でも、あれは、瓦礫じゃなくて枯れ木だし。 「ち、ちなみに、それは誰に聞いて……」 「ん?あづみだよ」 ………副会長!!!!! 「んじゃ、これから、瓦礫に灰撒いてくるから。じゃあな」 「あ、ちょっと」 会長は、行ってしまった。 …………ま、いいか。 |