カチャカチャカチャ。

パンパンパン。

パフパフパフ。

「……あの、会長。これ何ですか」
「何、って。電子卓上生命体」
「いや、生命じゃないでしょ、これ」

どう見ても、机の上で、猿の人形がシンバルを鳴らしながら、パフパフ言っている。

「失礼だな!物にも生命は宿るんだぞ!!
 ほら、猿くんも泣いているじゃないか!!」
「サイですか……」

安直な名前だ。まるで、某クイズ番組の司会者のようだ。

「で、その“電子卓上生命体”が何で我が生徒会の机の上に?」
「それは、僕が持ってきたから」
「その意味は」
「ない」

……やっぱり。

「もしや、貴様、猿くんが気に入らないのか?!」
「あの、それ以前の問題……」
「ええい、問答無用!
 この人形はな、素晴らしいんだ」
「……人形」
「電気の力と机の上であるならば、自由に動けるのだ!!」
「生命体だって言ってたのに……」
「黙らっしゃーーい!!。
 さあ、この猿くんの素晴らしさについて訥々と語ってしんぜよう」
「いらないですよ」
「さぁ、行くぞ、ハハハハ」

またしても、会長に肩をグワシと掴まれる。

「ちょ、ふ、副会長」
「行ってらっしゃーい」
「ハハハハハ」

そして、その後、シンバルを叩く“素晴らしい”猿の電子卓上生命体について2時間近く語られた……。





(プラウザバックプリーズ)