名称 | 見帰りの滝(みかえりのたき) |
住所 | 佐賀県唐津市相知町伊岐佐 |
難易度(滝壺) | ★ |
形態 | 段瀑 |
規模 | 落差100m |
行程 | 都荘前駐車場から徒歩約5分 |
行事 | 毎年6月中「見帰りの滝あじさいまつり(ライトアップ)」/11月下旬「竹あかり紅葉祭」 |
料金 | あじさいまつり期間中は、美化料金200円が必要(美化料金は毎年変更あり) |
規制 | あじさいまつり期間中は、1.5kmほど下流の臨時駐車場(無料)からシャトルバス(無料)が運行/運行時間9:00〜17:00 |
備考 | あじさいまつり期間中は、土曜日、日曜日はJR相知駅と見帰りの滝を結ぶ連絡バス(シャトルタクシー)が運行(有料) |
問合せ | 唐津市役所観光課 0955-72-9127 |
訪問日 | 2008年07月16日 |
落差100mの大段瀑。厳木川支流のこの渓谷は、かつて文人墨客がよく遊んだ
地といわれ、近くには「桃原(ももら)」「現野(うつつの)」など中国の桃源郷に
倣った地名が残っている。この滝の名も、そうした粋人たちに呼ばれて伝えられた
ものだといわれている。6月から7月、滝の周辺は沢山の紫陽花が花を咲かせ、
観光客の目を楽しませている。また、地元相知町は石仏群で有名な地。
駐車場は紫陽花が見頃な時期以外は基本的に無料で開放されており、見返りの滝に最も近い清流荘前駐車場は7台、
その次の都荘前駐車場は20台、続いてほたる橋駐車場は28台と、まだ駐車場が続いていく。七月中旬に訪れたが、
それでも都荘前駐車場の空きを10分程度待つ必要があった。
当地は川魚や鯉料理が名物で、あじさいの宿都荘で鯉洗い定食(1575円)を食べた。女将さんと話しを
していると、九州の滝の本をわざわざ持ってきていただき、地元で有名な滝などを教えていただいた。
遊歩道入口には稲荷神社が祀られ、沢飛び石で伊岐佐川を横切り、紫陽花が多く
植えられた渓流沿いを歩く。七月中旬ではあるが、けっこう紫陽花が咲いていた。
道はよく整備され、軽装で来ても問題はない。
あじさい橋から清流荘と見帰りの滝を撮影。絵になる景観である。
見返りの滝ともいい、大滝を男滝、その左を女滝という。佐賀県内最大の滝で、落差は100mあり、
滝の上流に伊岐佐ダム(1979年竣工)ができる以前は、豊富な水量と滝壺の深さを共に誇っていた。
背後の作礼山は修験者の霊山で、この滝も山伏修行の道場であり観音堂が祀られている。
見帰りの滝の名づけの親は、元禄時代に俳諧を詠んだ浄方寺のト心(ぼくしん)と云われる。
そのほかに、滝壺付近に不動尊と鯉供養塔があります。
あじさい橋、滝見台、涼み台など、様々な角度から滝を見ることができ、
滝壺では水飛沫を浴びることができます。