名称 | 轟九十九滝(とどろきくじゅくたき) |
住所 | 徳島県海部郡海陽町平井 |
難易度 | 本滝★/鍋割滝まで★★ |
形態 | 段瀑 |
規模 | 58m(本滝) |
行事 | 毎年旧暦6月13日「轟神社夏祭り」/毎年11月第2日曜日「秋祭り」 |
行程 | 駐車場から本滝まで徒歩約5分/鍋割滝までは徒歩約1時間 |
問合せ | 海陽町役場 0884-73-1234 |
訪問日 | @2008年08月04日/A2008年08月12日 |
海部川源流にかかる轟の滝と、その上流にある二重の滝、横見の滝など
大小様々な滝を総称してこの呼び名がある。近くに轟神社という由緒ある
宮があり、滝の落差を測ることはタブーとされているが、推定で58mは
四国有数の大きさでもある。祭りの日には神輿の滝壺入りの行事も行われ、
地元の崇敬ぶりは変わりない。
民家のある場所に舗装された駐車場があるが、更に突き当たりにも止めることができる。
民家の場所から徒歩で進む場合、運が良ければ犬が滝手前まで道案内してくれる。
橋を渡り不動信仰を強く感じる遊歩道を進むと、轟本滝神社の鳥居が見えてくる。
和歌山県の那智の滝と同じで滝を御神体と考え、周辺には轟神社と轟竜瀑院
竜王寺が鎮座しており、滝への崇拝は全国でも随一である。
轟九十九滝の本滝。垂直にそそり立つ岩壁の間を豪快に水が流れ落ち、見る角度によっては、
岩に阻まれて見ることができず、流身を隠すかのように苔生した断崖奥に水音を響かせている。
海部川の支流・王余魚谷川(かれいたにがわ)水域にあるので、別名で王余魚滝(かれいだき)という。
漢字の書き方の違いで、王餘魚と表記することがある。また、轟九十九滝とは轟神社の周囲に点在する
滝群の総称で、九十九とは「多い」という意味である。
本滝以外の滝を見るには、東屋のある階段が遊歩道入口で、ここから鍋割滝まで片道約1時間ほど。
遊歩道沿いには、二重の滝、横見の滝、船滝、丸渕滝、鳥返滝、大鳥小鳥橋滝、三十三才滝、
鍋割滝があり、主要な滝は本滝を含めて9滝である。
轟九十九滝・本滝を上流部から撮影。
二重滝(にじゅうだき)[落差15m分岐瀑]
横見滝(よこみだき)[落差10m直瀑]
丸渕滝(まるぶちだき)[落差15m分岐瀑]
鳥返し滝(とりがえしだき)[落差15m直瀑]
鍋割滝(なべわりだき)[落差15m直瀑]
鍋割滝より先にまだ遊歩道は続いていますが、これより先に滝はないようです。
同行した友人と鳥返滝で滝行して来ました。滝行と言っても、ただ裸になって
滝を浴びただけですが、八月中旬ですが、けっこうな冷たさがありました。
さすがに本滝で滝行をすると首の骨が折れそうなのでやめました…。