那智の滝

那智の滝

概要

名称 那智の滝(なちのたき)
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
難易度
難易度(滝壺) 立入禁止
形態 直瀑
規模 落差133m
行事 毎年7月14日「那智の火祭り」/毎年7月9日と12月27日に御滝注連縄張替
行程 駐車場から徒歩5分
駐車場 有料/鳥居前に5台程度無料駐車場有
拝観料 御滝拝所300円
拝観時間 那智大社08:00-16:30/青岸渡寺05:00-16:30
問合せ 那智勝浦町役場 0735-52-0555
訪問日 2008年06月10日

正しくは「那智四十八滝」中の「一の滝」、あるいは「那智大滝」と呼ばれる。那智山の奥山、
大雲取山から流れる本流にいくつもの支流が集まって、落差約132mの断崖を一気に流れ落ちる。
その水量は毎秒一トンもあるという。この滝そのものが熊野那智大社の別宮・飛滝神社で、
大己貴命(大国主命)が祀られている。そのため、銚子口に注連縄が張られている。

詳細

熊野那智大社別宮飛瀧神社の御神体「那智大瀧」は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」、
吉野熊野国定公園特別地域、御滝参道は国指定史跡、那智原始林は国指定天然記念物、
国指定名勝、平成の名水百選、音のある風景百選、日本三名瀑、西日本では最も有名な瀧だ。

御滝参道

御滝参道

熊野那智大社は全国3000社に及ぶ熊野神社の総本山で、那智瀧は熊野信仰の象徴として、
古来より多くの信者を集めてきた。古来より日本人は「滝」を信仰の対象として崇め、
滝に打たれて心身を清め鍛える修験道を究めてきた。

熊野那智大社別宮飛瀧神社

那智山が「権現」の一つとされたのは、山をそのまま神であるとする神体信仰に基づくもので、
飛沫をあげて流れる滝を擬人化し、それを仏の化現として祀った「飛瀧権現」として崇敬された。
滝の200m前に神籬(ひもろぎ)が立てられ拝所としている。飛瀧神社には本殿や拝殿は存在しない。

那智の滝

滝の落口の岩盤に切れ目があり三筋に分かれて流れ落ちるため
三筋の滝ともいい、上部には御滝注連縄が張られている。

御滝注連縄

本来は那智山中にある瀧篭修行の那智四十八滝を総称して「那智滝」と呼ぶ。
現在は一の滝が那智滝を指し、上流部に二の滝、三の滝などがある。

滝壺付近

「那智御滝水」は、2008年6月に環境省が選定した「平成の名水百選」に指定された。
神盃(100円)で受けて飲むことができ、その神盃は持ち帰ることができます。

那智御滝水

那智滝を滝壺間近で見たい場合は、300円の御滝拝所料を支払う必要がある。
引き換えに「那智御瀧 飛瀧神社延命御守」を手渡される。

滝壺拝所入口 滝壺拝所

こちらは青岸渡寺の三重塔と那智滝。那智滝は名実や歴史共に日本では類を見ない滝だ。

青岸渡寺と那智滝

INDEX