昇仙峡 仙娥滝

仙娥滝

概要

名称 仙娥滝(せんがたき)
住所 山梨県甲府市高成町
難易度
難易度(滝壺) 立入禁止
形態 直瀑
規模 落差23m
行程 仙娥滝側の市営駐車場からだと徒歩15分
問合せ 甲府市役所観光課 055-237-1161
訪問日 2008年11月01日

荒川上流の景勝地、秩父多摩国立公園内の昇仙峡にある。落差は30mほど。
この滝口の岩肌のように、辺りは奇岩、珍石の宝庫である。滝の名の由来は、
悲恋の娘おせんが飛び込んだという伝説、美しい仙女が舞い降りたという伝説など様々。
すぐ近くの金桜神社、その奥の院がある金峰山を背景にして、古来水行の滝として知られている。

詳細

昇仙峡(しょうせんきょう)は渓谷美で有名な観光地で、全長4kmに亘る「長澤橋」から
「仙娥滝」を歩く片道約1時間30分の昇仙峡ハイキングコースには、花崗岩を深く
侵食して形成された奇岩が至る所に見られる。例年5月1日から11月30日までは
土・日・祭日は歩行者専用道路になり、名物の馬車に乗って観光することもできる。

御岳そば、ほうとう鍋などの飲食店、水晶を取り扱う店が軒を連ねる。影絵や切り絵の作品が
展示されている「影絵の森美術館」や、七宝焼きを展示する「七宝美術館」の観光施設もある。
昇仙峡ロープウェイに乗れば山頂から富士山を含めたパノラマの景色が見渡せれるなど、
仙娥滝を目的とした場合でも、昇仙峡を観光するつもりで時間はゆっくりととりたいところ。

静観橋 仙娥滝入口

安全のために手摺があり、滝壷へは行けない。

滝見所 仙娥滝

せっかくなので、仙娥滝から長澤橋の約4kmの昇仙峡を歩いてみました。安全なルートを整備していて、
見える景勝は自然そのものなので、人気がある観光地だというのが良く分かります。山梨県にある
日本の滝百選は全て制覇しましたが、ひとつひとつのクオリティが高く、山梨県の行政は自然を
大切にして、観光地としてうまく演出していると感じました。

昇仙峡 昇仙峡

昇仙峡の中でも特に名所として知られる夢の松島と覚円峰。急峻で直立約180mあり圧倒される。

覚円峰 覚円峰

昇仙峡にある店には、観光案内図が無料配布されているので、それを片手に名所を見て歩く。
道中には途中に山梨県指定文化財の五百羅漢がある羅漢寺への反れ道や、男女二人が
渡ると愛が結ばれるなどの愛の吊り橋などもあります。約四kmを歩くわけですので、
随所にそのような見所が作られています。

昇仙峡 昇仙峡

馬車に乗るのも観光のひとつ。昇仙峡は、国指定名勝、平成の名水百選などにも選出されている。

昇仙峡 昇仙峡

さすがに徒歩で往復するのは疲れるので、帰りは「天神森」のバス停から「影絵の森美術館」の
バス停までバスで帰還しました。続いて、昇仙峡ロープウェイに乗り山頂へ向かいました。
この日は空気が霞んで見えにくくかったですが、富士山が確認できました。

昇仙峡ロープウェイ 富士山

パノラマ台駅に降りると、八雲神社が鎮座していた。また、観光名所ということで、
顔ハメ写真や土産物店があり、肝心の景色はさまざまな角度から見ることができます。
また、少し危険ですがチェーンを掴みながら弥三郎岳の山頂に行く事もできます。

パノラマ台駅 弥三郎岳

トップ画像の仙娥滝を撮影してから三時間後の仙娥滝。太陽の加減でコントラストが違い、
さきほどとは違った仙娥滝を見せている。このことから始めに仙娥滝を見て昇仙峡を
探索して、再び来るのもいいかもしれない。

仙娥滝

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