北精進ヶ滝

北精進ヶ滝と九段の滝

概要

名称 北精進ヶ滝(きたしょうじがたき)
住所 山梨県北杜市武川町黒澤
難易度(滝壺) ★★★
形態 分岐瀑
規模 落差121m
行程 駐車場から徒歩約40分
規制 12月上旬〜4月下旬(12月10日〜4月25日)まで県営精進ヶ滝林道が冬季閉鎖
問合せ 北杜市役所 0551-42-1351
訪問日 2008年11月02日

南アルプスの懐に位置する山梨県石空川渓谷。この辺りには糸魚川-静岡構造線が
通過するため、急峻な地形が随所で見られる。この北精進ヶ滝もそうした断崖に
かかり、東日本一といわれる121mの落差を誇っている。冬季は氷結して、蒼色の
屏風のごとき姿に変わる。

詳細

精進ヶ滝遊歩道案内図

精進ヶ滝遊歩道案内図

日本の滝百選の登録名称は「北精進ヶ滝」だが、地図などには「精進ヶ滝」と書かれている。
理由として、小武川の支流ドンドコ沢にある南精進ヶ滝に対して「北精進ヶ滝」と呼ぶためです。

紅葉期に来たら駐車場が満車でした。遊歩道入口の吊橋からは石空川第六ダムが見えます。

駐車場 吊橋

この地区は、精進ヶ滝生活環境保全林整備事業施行地の中を環境保全林再整備事業により、
山梨県とサントリー株式会社白州蒸溜所水工場が協力して、再整備されたものです。

石空川(いしうとろがわ)に沿って総延長1220mの遊歩道が整備され、大小五つの滝があります。

遊歩道 巨石

日本列島を縦に二分するフォッサマグナの西縁を境する糸魚川静岡構造線の大断層が、
この露頭で、断層を境に西側の地蔵ヶ岳、甲斐駒ヶ岳をつくる白色の花崗帯が東側の
第三紀層(桃の木層)、黒色の砂岩泥岩層にのし上る逆断層となっています。
1875年にドイツの地質学者エドモンド・ナウマンが発見し、1886年に、fossa(割れ目)、
magna(大きい)、大地裂帯と命名しました。

フォッサマグナ fossa magna

下流部から「一の滝(魚止めの滝)」と「二の滝(初見の滝)」

魚止めの滝と初見の滝 魚止めの滝

二の滝(初見の滝)

初見の滝

三の滝(見返りの滝)

見返りの滝

竜洗峡にある遊歩道には急な階段があります。

遊歩道の階段 竜洗峡

滝見台

滝見台

九段の滝。形状が九段に見えることが名前の由来。注意したいのが、滝見台から見える
滝全体が精進ヶ滝ではないことである。上部は「精進ヶ滝」で、下部が「九段の滝」である。
全体図はこのページのトップにあるので参照していただき、下の画像は九段の滝です。
九段の滝は別名ではしご滝とも呼びます。

九段の滝

南アルプス国定公園に属する石空川は、鳳凰三山地蔵岳に源を発する大武川水系最大の支流です。
奥に見える「精進ヶ滝」は、標高1400m付近に位置する南アルプス有数の巨瀑で、東日本では最大級の
落差121mを誇っています。その昔、神仏に祈願するため、この滝を浴び身を清めたことが名の由来です。

精進ヶ滝

特に決まった道はないが、滝見台から九段の滝の滝壺付近まで来れる。
滝見台まで来れたなら、たぶんこの滝壺までも来る事はできるだろう。

九段の滝

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