マリユドウの滝

マリユドウの滝

概要

名称 マリユドゥの滝
住所 沖縄県八重山郡竹富町上原
難易度 ★★
難易度(滝壺) 立入禁止
形態 渓流瀑
規模 落差20m
行程 遊覧船で約30分、上流船着場から展望台まで徒歩約25分
出費 浦内川ジャングルクルーズ 大人1,800円、子供900円
見学可能時間 浦内川ジャングルクルーズ 下流船着場9時始発、上流船着場16時最終
規制 天候や水位により変更や欠航になる場合があります。
問合せ 浦内川観光 0980-85-6154
訪問日 2011年10月28日

詳細

西表島西部を流れる浦内川の上流にかかる。丸く深い滝壺が特徴的。その直径は130mもあり、
大きく流水を抱き込んでいる。そして「マリユドゥ」は「丸い澱み」の意味であると伝えられる。
この上流にはカンビレーの滝、また、島北岸には沖縄最大のヒナイの滝があり、竹富町の古謡には
滝を謡ったものが数多い。なお、この浦内川流域にはマングローブが群生している。

この滝を訪れるには、交通費がそれなりにかかる。まず、石垣島まで飛行機を利用して来て、
石垣島から西表島まで高速船を利用する。そして、浦内川ジャングルクルーズの観光船に乗る。

下流船着場 浦内川

西表島の面積の90%は亜熱帯の自然林で覆われ、広大なマングローブ林を形成している。
日本産のマングローブ植物7種がすべて分布するのは西表島だけである。

マングローブ林 マングローブ林

約30分の浦内川ジャングルクルーズを終え、ここからが「マリユドウの滝」行きの出発点となる。

上流船着場 上流船着場

遊歩道が整備された亜熱帯のジャングルを歩く。ハブが現れないか警戒しながら進む。
観光客はそれなりにいて、ハブも熊と同じで臆病な性格なので、基本的には人間を避けてくれる。
とにかく、遊歩道から外れて蛇が隠れやすい繁みに入ることが一番危ない。

遊歩道

遊歩道の亜熱帯独特の草木を見て歩くだけでも楽しい。特に板状の根を張るサキシマスオウは、
世にも珍しい樹だと感じる。また、遊歩道沿いには、小さな滝などもそれなりに見られる。

サキシマスオウノキ 遊歩道の滝

約25分で「マリユドウの滝」に到着。このページのトップ写真が全景で、下記は拡大写真。
円形の滝壺を持つことから地元の言葉で「マリユドゥ」で名づけられたように、大きな滝壺が
大きなみどころでもあるが、滝もそれなりに大きく水量も多い。

マリユドウの滝

更に上流250mほどの所に「カンピレーの滝」があるので、是非とも訪れたい。

「マリユドウの滝」の滝壺への遊歩道は、事故が相次いだので立入が禁止されている。

立入禁止の遊歩道

八重山諸島固有種のイシガキトカゲ。ブルーの尾が綺麗。

イシガキトカゲ

この辺りの岩盤は八重山層群の砂岩で、周辺には無数の甌穴があります。

甌穴

カンピレーの滝。カンピレーとは、「神の座」または「神々の交際」を意味するとされる。
河床の高低差が少ない滝が、長さ約200m、数段にわたって続く渓流瀑。こちらは
川沿いまで行けて自由度が高い。

カンピレーの滝

カンピレーの滝

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