名称 | 背戸峨廊(せとがろう) |
住所 | 福島県いわき市小川町 |
難易度 | ★★★ |
行程 | 1周約4時間 |
電車 | JR磐越東線「江田」駅下車、徒歩約10分 |
問合せ | いわき市総合観光案内所 0246-23-0122 |
訪問日 | 2010年08月23日 |
背戸峨廊は、郷土出身の詩人、草野心平が命名した。背戸とは隠れた場所、峨廊は美しい岩壁を意味する。
夏井川支流の江田川下流にある渓谷で、夏井川渓谷県立自然公園に属する。
背戸峨廊の玄関口として利用される無人駅の「江田駅」。今回は青春18切符を利用して新宿駅から
約4時間30分程度かけて訪れた。電車で行ける滝群ということで貴重な場所である。
アカヤシオ(ツツジ)の期間(4月上旬)、紅葉の期間(10月下旬)には、川前駅〜江田駅間の約2.2kmで
徐行運転する電車旅を楽しめる。また、付近にはキャンプ場もある。
江田駅から約10分で背戸峨廊の入口に到着する。一周をする場合は長く見て約4時間かかるので、
動きやすい靴、水分などを準備して訪れたい。ほぼ川沿いの道になるので水や岩の自然美を味わえる。
初めはトッカケの滝が見えてくる。トッカケは「最初」の意味で、背戸峨廊で一番見応えがある滝。
トッカケの滝までは簡単に来れるが、ここから先の沢沿いコースは滝を横目にハシゴで乗り越えたり、
鎖を掴みながら岩場を移動するなど、毎年のように事故が発生している危険な渓谷なので、
無理をせず、時間に余裕をもって春夏は午後2時まで、秋冬は正午までに入山するように推奨されている。
片鞍滝と竜門の滝
黄金とろかしと滝の寝床
鹿の子滝と三連の滝(別名みれんのたき)
三連の滝から先は早回りコース約40分とゆっくりコース約1時間のどちらかを選んで進むことになる。
来た沢沿いの道を引き返すのは進んでくる人のことを考えると止めた方がいいが、それよりも危険なので
引き返そうと思わないはず。有名観光地でありながら、沢沿いコースに関しては人を選ぶので、体力に
自信のない方は控えた方が良さそうです。