京王線柴崎駅から、調布市から狛江市に至り、野川を越えて合わせて徒歩約10分。比較的新しい団地地区の近辺に「富の湯」はある。
建物や備品の傷みなど、それなりに年季が入った銭湯で、昔に大きな改装を加えており、当時にしては奇抜な改装であったと回想させる。
浴内の設備としては、サウナに水風呂、立ちシャワー、バイブラ、ジェット、電気風呂に加え、小さな露天風呂がある。
また、日替わりで薬湯があり、私が訪れた時はローズマリー&マジョラムの青色の湯と匂いが心地よかった。湯は全体的にぬるめ。
さて、先に浴内からの感想になってしまったが、フロントに戻るとしよう。フロント式に座る主人に回数券を渡し、室内を見渡すと
10人近く座れるソファーが置かれ、大型の液晶テレビが設置されている。主人の趣味なのかゴルフの雑誌も積まれている。
飲み物は、玄関先に大塚製薬、コカ・コーラ、ヤクルト、ダイドーなど種類が豊富に置かれ、アイスも販売されている。
手ぶらセットは勿論、風呂用品も数種類置かれている。飲み物類も含めて、これだけの種類を置いているのは珍しいかと思われる。
脱衣場に入ると、端に日本間のような空間があり、小さな坪庭がガラス越しに演出されている。景色は何一つ見えないけれども
情緒ある空間で居心地が良かった。そこには、常連用?のロッカーに、10分100円のマッサージ機と机が置かれている。
また、脱衣場にはドライヤー20円があるのと、なかなか見ないミネクールDXという浄水機を通した水が飲めるようになっている。
またポスターによると、三多摩浴場連合会では毎月26日(風呂の日)に先着200名にヤクルトサービスがあるとのことだ。
帰りは主人から奥様に変わっており、気持ちのいいありがとうございましたのお礼を聞きながら銭湯を後にした。
訪問日:2009年05月/東京銭湯巡礼・個人的第70番目札所