徳島県の紹介


全面積の8割が山地で、県中央部を横断する剣山地の主峰剣山は山岳信仰の中心。
四国三郎・吉野川が上流に深い峡谷を刻み、徳島平野に流れ込む。阿波踊りをはじめ、
様々な郷土芸能や四国88箇所霊場など古い伝統を残す。県名の由来は、吉野川の
三角州の島に「徳」や「福」などの縁起の良い地名がつけられていたことに始まる。
蜂須賀小六の息子・正勝はこの地にあるイノシシに似た形の猪山に築城し、
字を風格があるよう渭山と改めた。それを江戸時代に付近の地名のひとつをとって
徳島というめでたい名前にした。県章は飛鳥は徳島の「とく」を図案化したもので、
融和、団結、雄飛、発展を表している。

大化の改新の645年に「阿波国(あわのくに)」が置かれ1185年の屋島の合戦に敗れた平氏の残党が
吉野川上流の山間地に逃げ延びて集落を形成した「平家落人の地」としても知られる。
現在の徳島市は16世紀には蜂須賀氏の城下町として栄えたところで、江戸時代には徳島藩として、
藍産業や製塩業、タバコ栽培などに力を入れていた。

1871年(明治4年)の廃藩置県で淡路島の南部を含め徳島県となり、その後、名東(みょうどう)県と改称。
1973年(明治6年)に香川県と合併し、1975年に分離。1976年高知県と合併し、淡路島を兵庫県に分割。
1980年に再び分離し、阿波10郡の現在の県域になった。

弘法大師空海が修行した場所やその後を辿り四国を一周する遍路巡礼「お遍路さん」は、
古くから庶民の間に広まっており、全工程約1,440kmで88箇所ある道場の内の23寺が徳島県内に
あり「発心の道場」とよばれている。

徳島を代表する「阿波踊り」には、起源には幾つか諸説があるが、最も有名なのが江戸時代に
藩主である蜂須賀家政が徳島城を築いた時に落成を祝うために無礼講の踊りを踊ったというもの。
もうひとつの諸説は、更に古い時代からのもので、旧暦の7月に行われる事から神社に奉納する
盆踊りが発展したとも言われる説がある。ぞめきのリズムと呼ばれる「ぞめき」は、もともとの
意味はハイテンポなお囃子の三味線を指している。「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損損」を
かけ声に、東京都の高円寺をはじめ、関東圏では多くの阿波踊りの派生があり、全国での阿波踊り
イベントは、50か所以上にものぼる。うち21か所で「阿波踊り」の名称が使われている。

産業では、工業は徳島市を中心に、鳴門市、阿南市などの県の東寄りに集中しており、軽工業、重化学工業が発展。
山地では林業、木工業が盛んで「木頭杉」は有名で、阿波タンス、阿波鏡台、仏壇などの伝統産業も名高い。
農業では、スダチなどの柑橘類、漁業では鮎の養殖、海苔の養殖の生産で知られている。
ほかに高級な白砂糖として珍重された「阿波和三盆」や藍染めの「阿波正藍しじら織」などの特産物がある。

主な地元企業として、大塚製薬株式会社、株式会社ジャストシステム、日亜科学工業株式会社、徳島製粉株式会社、
日本ハム株式会社(徳島食肉加工場→徳島ハム株式会社)、株式会社ジオスがある。
また、株式会社スクウェア・エニックスに合併する前のスクウェアは、徳島県の電気工事会社の株式会社電友社の
ソフト開発部門が独立して、本社を東京都に置き、株式会社電友社の社長の息子が、スクウェアの初代社長を就任していた。

伝統工芸

大谷焼、阿波粘土瓦、阿波の竹製品、阿波和紙、阿波奴凧、阿波首でこ、美馬の和傘、阿波鏡台、 阿波和紙、阿波藍しじら織
大型観光施設のアスティとくしまでは「徳島工芸村」があり、伝統工芸の体験ができます。


阿波と安房

古語拾遺(こごしゅうい)の書物には、千葉県の房総半島の南端の安房(あわ)地方は、神武天皇の時代、
東国開拓の命を受けた天富命(あめのとみのみこと)と、阿波忌(斎)部(あわのいんべ)が移民して新たな国を
造ったととの史実があります。これを語るものとして、両地方の地名や方言にも共通性がみられる。安房の忌部の
中でも特に建築、技術、農耕などを生業とした忌部を「御木(みき)の忌部の細殿(ほそど)」と呼んでおり、一番最初に
生まれた子に「御木」、最初の女子には「麻衣子」と名付けられる習わしがあります。千葉のことを総(ふさ)の国と呼び、
これは麻を意味するそうです。大宝律令で国の名前を決める時に、阿波から良い「ふさ」を持ってきたという文化が
あるからと、上総から独立して安房国となりました。天富命は、阿波国以外にも肥沃な地を求め安房国(千葉県)で
大いに発展し、その地に太玉命の社を建てた。また、讃岐、紀伊、筑紫、伊勢、島根の地へ忌部の祖神として
進出し同地を開き大功を立てました。


県民性

抜け目のなさと徹底した実利主義は、明治維新まで阿波を支配した尾張名古屋の出身の蜂須賀家の
政策で、徳島県民は協調性に乏しく同郷人同士でも足の引っ張りあいがあり「出る杭は打たれる」
風土だ。徳島の大手企業を見ても分かるように、家族経営で成功はしてもグループ化したり財閥化
する事は少ない。何事も損か得かのコストパフォーマンスを重視するところや値切るところは、
大阪商人譲り。無駄金は使わず倹勤貯蓄型。人当たりは悪くないが、直ぐに人を信用せず手の内を
明かさず、人の本心を探って出方を伺っている。男性は内気で慎重派思考で地味で堅実。
女性は俗に「阿波美人」と呼ばれ、明るく気が強く金銭感覚に優れていて仕事もバリバリとこなす。
女性社長を多く生む県としても知られている。

『 県民性はなぜ生まれるのか? 』

自然環境、経済条件、歴史的な事情、文化的な伝統が挙げられる。
日本全体としては、現在の都道府県ができる際に全く違った歴史をもつ地域が合併したり、
同じ藩が別々の県に分けられたしたが、四国に関しては比較的に昔のままで、それぞれの国が
こじんまりと纏まってきたために、今も県民性がくっきり分かれていて興味深いところなのである。
四国四県の県民性をいい表すのに「もし思いがけない金が入ったら?」と聞くと、
徳島県民はお金を元手に増やそうとする。香川県民は貯蓄する。愛媛県民は買い物をする。
高知県民は祝杯をあげて飲んでしまうと、これだけ気質が異なってくるのである。

○徳島県民と他都道府県の相性を、県民性で見た場合の考察。

・他都道府県出身女性との相性

GOOD 大阪府、兵庫県(西部)、香川県
BAD 北海道(内陸部以外)、東京都(城東・城西)、静岡県(東部)

・他都道府県出身男性との相性

GOOD 大阪府、兵庫県(西部)、香川県
BAD 千葉県(南部・東部)、静岡県(東部)

・ビジネスでの相性

GOOD 大阪府、岡山県
BAD 千葉県(南部・東部)、静岡県(東部)


参考文献

・ 県民性の謎がわかる本/山下龍夫
・ 47都道府県うんちく辞典/八幡和郎
・ 出身県でわかる性格辞典/矢野新一
・ 最新 出張に使える都道府県辞典/学研研究社
・ 47都道府県「味」のなるほどお国自慢/前垣和義
・ ニッポン面白ランキング地図/県民性データ研究会
・ 都道府県ランキング くらしデータブック/朝日新聞社編
・ データで読む47都道府県情報事典/読売新聞校閲部編
・ 暮らしとビジネスデータ まるごと都道府県2004年度版/日本能率協会総合研究所編


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