お互いの想い 〜アスランside〜




穢れなき天使のような、手の届かない存在。
手の届くところまで降りてきたとしても決して触れてはいけない存在。
触れることなど出来ない存在。


彼女は憧れ。


手を取れなかったのは俺。


俺が手をこまねいているうちに、彼女は飛び去っていってしまった。
それこそ俺の手の届かないところへ。
もう降りてなど来ない。
2度と降りて来やしない。


そうなってから初めて気付いた。
彼女が大切だったこと。
彼女が安らぎだったこと。


彼女はもう降りて来ない。


手を取れなかったのは、俺。














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婚約破棄等々にショックを受けていた頃に書いたものです。
本編プラス妄想(笑)
アスランが押せばラクスは戻ってくると私は今でも信じています。そういう話。



2004/3/31


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