ゴミ箱ゴミ箱


文章になりきらなかったネタ。最遊記。三←空。ちょっとありえない悟空。『 』内は原作。




たったひとつ、欲しいモノ。






『悟空―――貴方にだってあるんじゃないですか?絶対的な存在が』
―――――ナニが?・・・ダレが?


『俺が行くと言ったら行くんだよ』
・・・そんなの、判ってるよ。


『お前も、残るか?』
―――――そんなの、できるワケないじゃん!


判ってる―――――
“ナニが絶対か”
“ダレが絶対か”


判ってる、けど―――――




「ナァ、三蔵・・・」
「何だ」
「“無一物”って何?」


“無一物”―――――三蔵が拠りどころにしてきた言葉。
そして今も、それは三蔵の信念。


「『何物にも捕らわれず、縛られずに生きろ』・・・そういう言葉だ」


・・・でも、そんなん無理だよ―――――


「三蔵の先生って・・・どんな人だったの?」
「何だ、いきなり」


―――――やっぱ、ナンでもない」


俺は―――――いつだって三蔵のために生きられるのに・・・


「三蔵・・・」
「?」
「アイシテル」
「・・・何言ってやがる、クソガキ」
「うん・・・」


だからせめて―――――
三蔵を愛する権利をください。





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