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シリーズ最終戦試合結果


 

 

NCWP10周年記念大会 NCWP10th Anniversary Tour2005最終戦
9・25/埼玉:さいたま新都心アリーナ / 観衆15392人
▽ 第一試合 シングルマッチ 30分 1本勝負
ヤングタイゴン V S ヤングタイゴン
○ タイゴン VS タイゴン X
12分14秒 前方回転エビ固め

 新都心アリーナという大舞台でデビューを果たした新人二人。試合は荒いが気迫あふれるファイトを展開。伝統的な一戦でNCWP10周年記念大会のオープニングマッチを飾った。

 ――ストロングスタイル観客満足度:74%

▽ 第二試合 タッグマッチ2on2 30分1本勝負
清水 剣次
加宮 みつる
V S ディグ・ジャムル
ドランク・ジャムル
X 加宮 VS ドランク ○
6分38秒 アルゼンチンバックブリーカー

 アメリカンスタイルでの2on2という初の試合形式で行われた試合。清水プロデュースという事になるが、ジャムルズの度重なる合体攻撃に加宮がダウンし、目まぐるしい攻防の変化に観客の目が慣れる前に決着がついてしまった。

 ――ショーマンスタイル観客満足度:66%

▽ 第三試合 シングルマッチ 30分 1本勝負
鈴軒 透 V S ルチャドールE
X 鈴軒 VS E ○
14分28秒 ラ・マヒストラル

 デビュー一年を迎えた鈴軒が、メキシコの大物ルチャドールに挑むチャレンジマッチ。鈴軒はたぶんに健闘し、執拗な逆片エビ固めでEの足を止める作戦にでたが、最後は疲れが出て隙が出来た所を丸めこまれた。

 ――ルチャスタイル観客満足度:86%

▽ 第四試合 タッグマッチ 60分3本勝負
マーキス・ウェリントン
ジェームズ・ライト
V S 仁村 賢利
佐倉 涼介
○ ウェリントン VS 佐倉 X
20分54秒 STF→KO勝ち

○ ウェリントン VS 仁村 X
35分55秒 STF

 昨年のインターナショナルカップ優勝のイギリスチームが来日。仁村社長がパートナーに佐倉を指名し、古典的な3本勝負で行われた。一本目は佐倉が健闘するも、ウェリントンのSTFに捕まり、意識を失いレフェリーストップ。
 二本目は佐倉の分まで仁村社長が踏ん張るが、最後はまたしてもウェリントンのSTFに捕まってギブアップ。
 いささか親善試合と言う感はあったものの、イギリスチームが世界最強の実力を十分証明したと言える。

▽ 第五試合 タッグマッチ2on2 30分1本勝負
エリック・Y・シャビコフ
ロベルト・カルナーダ
V S 瀬田 広志
加藤 勇作
○ ロベルト VS 瀬田 X
17分35秒 スクリュー・バイス(ブラジル式アナコンダバイス)

 世界最強の格闘家のうちの一人と呼ばれるエリックYシャビコフが再来日。ブラジルで格闘技修行を積むロベルトがパートナーにつき、G−UNITと対戦。
 試合は瀬田とシャビコフの壮絶な打撃戦、加藤やロベルトが得意とするグランドの攻防など、非常にマニアックな試合展開となった。
 全員が注目を浴びる中、加藤が大健闘し、シャビコフのグランドテクニックに圧倒されながらも持ち前の根性で耐えるなど、本領を発揮。だが、長期戦に差し掛かったところで瀬田の体力に限界が来てしまった
 

 ――ストロングスタイル観客満足度:83%

▽ 第六試合 シングルマッチ 30分1本勝負
ハルメド・マハラティー V S 刈馬 雅史
X ハルメド VS 刈馬 ○
9分29秒 高角度パワーボム

 昨年のインターナショナルカップで大躍進したイランチームより、イケメンレスラーのマハラティーが来日。
 NCWPのトップレスラーである刈馬が迎えうつ形になったが、試合は思いのほか一方的に。
 刈馬は初来日で動きが硬いハルメドを容赦なく一蹴。師匠である氷上龍斗を彷彿とさせる圧倒的な強さで外人選手を打ち倒した。
 刈馬は、第二試合からガイジンにやられっぱなしだったNCWP勢を叱咤するつもりだったのだろうか、あるいは記念すべきこの大会でタイトル戦線に絡めなかった鬱憤を晴らしただけなのか。ともあれ、この試合で刈馬の怒りは爆発した。

 ――ストロングスタイル観客満足度:54%

休憩

後半五試合

  

▽ 後半第一試合 統一クルーザー級選手権試合
  シングルマッチ 60分1本勝負
(挑戦者)
石和 圭一
V S (王者)
塚間 道正
X 石和 VS 塚間 ○
21分44秒 サンダーファイヤーパワーボム

 デビュー2年目を迎えた石和が初のシングル王座挑戦。相手は一年間王座防衛を続けている、NCWPジュニアの生ける伝説、塚間。
 試合前から言われていた通り、石和の動きは既にヤングタイゴンのレベルを遥かに超えており、大技が少ないながらも多彩な攻撃は、次の一手の想像がつかない。
 それに対して、塚間は場外でのサンダーファイヤー、トペ・スイシーダ、ゼロ戦キックなど、突撃スタイルの真っ向勝負で対抗。最後はキャリアの差か、石和のシューティングスタープレスを幾度となく浴びながらも、それを全てかわし、リング中央でのサンダーファイヤーで3カウントを奪取。
 塚間にとってこの試合は、90年代後半の赤城戦以来の最高の試合になったと言っていいだろう。

 ――ストロングスタイル観客満足度:84%

『塚間 道正』が
第八代のWWC/NWC統一クルーザー級王者となる。
 

▽ 後半第二試合 新生インディペンデント世界ヘビー級選手権試合
  シングルマッチ 30分1本勝負
(挑戦者)
W.シュトックハウゼン
V S (王者)
一草 弾
X シュトックハウゼン VS 一草 ○
9分34秒 超高角度水車落とし→背面式片エビ固め

 前の試合とは打って変わって、身長190センチを超えるスーパーヘビー級同士の対戦。前回の対戦では、ベテランのシュトックハウゼンに一草が破れ、新WWC世界王座を奪われているため、これはそのリベンジマッチにあたる。
 しかし、シュトックハウゼンと一草の因縁は前回一度きりの浅いものではなく、弾が師と仰ぐ永原幸秀が現役の時代から受け継がれている因果関係がある。
 今回の対戦では、シュトックハウゼンのスープレックスを嫌った一草が、激しい打撃戦を展開。さらには前回決める事のできなかった必殺の超高角度水車落としを決め、見事3カウントを奪った。
 新皇杯の優勝、インディペンデント世界王座の奪取、シュトックハウゼンへのリベンジと、2005年さらなる飛躍を果たした一草。
 ノールールではNCWP最強と言われる一草弾のチャンピオンズロードはまだまだ続きそうだ。

 ――ストロングスタイル観客満足度:69%

『一草 弾』が
王座防衛に成功する。
 

▽ 後半第三試合 WWC世界無差別級選手権試合
  タッグマッチ 60分1本勝負
(挑戦者T)
荻原 光太郎
野村 信一
V S (王者T)
ヒットマン・ビート
ジェイ・スチーム
○ 荻原 VS ビート X
29分41秒 ノーザンライトブレイク(リバースノーザンボム)

 2002年より新生NCWPになって以来、唯一のWWC世界タッグ王者である王者チームのカナダ血盟軍。今回も防衛に成功すれば3年間無敗を守る事になる。
 挑戦者の荻原・野村組は急造タッグながら、共にタッグプレイヤーとしても一流の選手。最近はヴィシャスとの共闘で大きな存在感を示している。
 試合は、やはり連携で上回る王者組が優勢。野村・荻原は、個々の場面で押す事はあっても、その都度、王者チームは相棒が積極的に介入し、試合のペースを牛耳らせない。
 中盤、野村の猛攻で盛り返した挑戦者チームは、その後は荻原が奮闘。野村のアシストを受けつつ、ビートとの一騎打ちに持ち込む。
 試合時間も25分を越え、例によって、紙一重の攻防が繰り広げられる終盤戦に突入。王者は常にこのギリギリのせめぎ合いを制してきたが、この日ばかりは勝利の女神が挑戦者に微笑んだ。荻原のノーザンライトブレイクをジェイ・スチームがカットしきれず、ビートが3カウントを奪われた。無敗のタッグ王者がついにベルトを手放した。

 ――ストロングスタイル観客満足度:92%

『荻原・野村組』が
第十五代のWWC世界無差別級王者となる。
   

▽ 後半第四試合 セミファイナル NCWPヘビー級選手権試合
  シングルマッチ 60分1本勝負
(挑戦者)
坂田 吾郎
V S (王者)
桧山 響一
○ 坂田 VS 桧山 X
9分58秒 サムソンクラッチ

 2004年4月の王座奪取から約一年半のタイトル保持という長期政権を築く桧山だが、今回の挑戦者である坂田は、今年に入り式島・刈馬を撃破して勢いに乗っている。
 最強の挑戦者を迎えた桧山は、序盤から堅実な腕攻めで坂田のスタミナを奪い、ペースを掴む。坂田も反撃に移るが、年の所為か早々に息が上がってしまう。だが、桧山が一度投げ捨てジャーマンを放ち、再度坂田のバックを奪ったところで、坂田の必殺技サムソンクラッチが炸裂。完璧なエビ固めの体勢で、完全な3カウントを奪取。NCWPのトップ3選手を撃破し、デビュー22年目で初めて念願のNCWP東洋王座を手に入れた。

 ――ストロングスタイル観客満足度:77%

『坂田吾郎』が
第八代のNCWP東洋王者となる。
   

▽ 後半第五試合 メインイベントWWC世界ヘビー級選手権試合
  シングルマッチ 60分1本勝負
(挑戦者)
内藤 隆広
V S (王者)
式島 和也
 "あの内藤"がNCWPに帰ってきた。
 96年アメリカオリンピックレスリング銅メダリストで、2000年、2001年度日本プロレス選考会最優秀選手。アメリカAWEでも活躍したNCWP史上最高のレスラーの一人。
 それを迎え討つのは、現世界王者NCWP正規軍のエース式島和也。NCWP10周年を迎える上で最高の対決となるこの試合は、試合序盤から内藤がラッシュ。場外でのダブルアームスープレックス、プランチャ、シャイニングウィザード、ダイビングボディアタック。
 それに対して、やや防戦気味だった式島は様子見をしていたのか、少し遅れて猛反撃。イングラムプラントで流れを変えると、連続ジャーマン、バックドロップ、ジャンピングハイキックで応戦。
 試合は、長期戦になるだろうとの予想を裏切り、式島がトドメのイングラムプラントで内藤を押し切って圧勝。NCWPを守ると言い切った男が、"あの内藤"を破り、世界王座を防衛した。

 ――ストロングスタイル観客満足度:91%

X 内藤 12分52秒
イングラムプラント
→ 背面式片エビ固め
式島 ○

 
−タイトル防衛−

『式島 和也』が
タイトル防衛に成功。