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シリーズ最終戦試合結果


 

 

 NEW EMPEROR'S CUP 2005
NEW EMPEROR'S CUP 2005 424/東京:両国 / 観衆10686人
▽ 一回戦 第一試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
式島 和也 V S 坂田 吾郎
X 式島 VS 坂田 ○
12分55秒 小包固め

 世界王者式島とダークホース坂田の対戦。
 手数と勢いで上回る式島は自らのレスリングペースに坂田を嵌める。場外へエスケープした坂田を追いかけ、場外でのイングラムプラントを敢行。
 ・・・と、ここまでは良かったが、そこからは坂田の術中に。
 場外戦でも圧倒していた式島だが、なかなかリングへ戻れない。これはまさに坂田のペースで、リングアウトがない事を良い事に、実に5分以上も式島を場外戦に捕まえていた。
 試合の主導権を奪った坂田は、リングへ戻った式島にいきなりのスモールパッケージホールド。場外でやや消耗していた式島は、これで3カウントを奪われてしまう。
 プロレス雑誌記者の間では、テクニシャン殺しの異名を持つ坂田が有利ではないかと噂されていたが、まさにその通りの結果になってしまった。

 

▽ 一回戦 第二試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
野村 信一 V S 桧山 響一
○ 野村 VS 桧山 X
9分38秒 アルゼンチンバックブリーカー

 今大会の本命といわれる野村と東洋王者桧山の対戦。壮絶な戦いが予想されたが、意外にも野村があっさりと勝利を掴んだ。

▽ 一回戦 第三試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
一草 弾 V S 佐倉 涼介
○ 一草 VS 佐倉 X
10分01秒 猛虎原爆固め

 先シリーズ瀬田を破った佐倉が、瀬田に代わり新皇杯初出場。同じG-UNITの一草が瀬田の仇を討つ恰好となrった。
 試合は序盤から荒れの大流血戦に。佐倉はほぼ防戦一方となるが、粘りを見せ奮闘した。
 一方、一草の垂直落下式水車落としは、2004年以前の鋭い切れ味がなくなり、決め技としてやや不十分な破壊力となっていた。粘る佐倉を相手に、最後はかつての必殺技タイガースープレックスでの決着となった。

 

▽ 一回戦 第四試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
荻原 光太郎 V S 刈馬 雅史
X 荻原 VS 刈馬 ○
13分44秒 赤狼式裸絞め

 一回戦最後の試合は、荻原対刈馬、旧革命軍荻原派のトップ同士の対決となった。序盤から速攻をかけてきた荻原はエルボーを軸に試合の主導権を握ろうとするが、刈馬は場外戦を機に形勢を逆転。最後はブラッディウルフでかつてのパートナーからギブアップをもぎ取った。

 
 

▽ 準決勝 第一試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
坂田 吾郎 V S 野村 信一
X 坂田 VS 野村 ○
13分41秒 アルゼンチンバックブリーカースープレックスホールド

 若さ溢れる野村を相手に大ベテランの意地を見せたい坂田だが、一回戦で式島に受けたダメージは大きく、野村の勢いに対抗できない。サムソンクラッチでの一発逆転を狙うが、野村はこれをキックアウト。
 老練なベテランにやや苦労した野村だが、危なげない勝ち方で決勝戦へのキップを手にした。

 

▽ 準決勝 第二試合 シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
一草 弾 V S 刈馬 雅史
○ 一草 VS 刈馬 X
13分45秒 猛虎原爆固め

 2002年のWWC/NWC統一世界王座戦以来、約3年ぶりとなる刈馬対一草のシングルマッチ。一回戦で大流血戦を演じた弾だが、荻原との激闘を勝ち抜いた刈馬の方がダメージが深刻で、弾の膝が眉間に入り刈馬が出血した時点で雌雄は決していた。
 それでも粘りをみせる刈馬はめったに出さないムーンサルトプレスまで出し、死力を尽くすが、捨て身の刈馬を一草はシャットアウト。タイガースープレックスで刈馬の意地を打ち砕いた。
 2試合続けて相手を流血させ、プロレスの質よりも勝利への執着を見せる一草に、観客はブーイング。
 決勝を前にして、野村=ヒーロー、一草=ヒールの図式が出来上がってしまった。

▽ メインイベント 2005年 "新皇杯" 決勝戦
  シングルマッチ 時間無制限 1本勝負
野村 信一 V S 一草 弾
 2005年のニューエンペラーズカップのファイナルマッチ。決勝へ駒を進めたのは野村と一草。
 前試合までの内容の差で会場は野村の応援一色。それを意識してか、一草は観客の目の前で野村を床に叩きつける挑発行為を行い、さらには前2試合で不評を買った顔面への膝蹴りを出してヒールぶりを演出。
 対する野村は観客の後押しを受けて反撃に出るが、得意のアルゼンチンバックブリーカーを逃げられた所で反撃は終わってしまう。
 そして、一草の超高角度水車落とし、タイガースープレックス、顔面への膝蹴り、肩固めという怒涛のような攻めの前に、野村はタップ。
 野村の新皇杯初制覇の野望は潰えた。

 

X 野村 12分45秒
肩固め
一草 ○

 
−Congratulation−

『一草 弾』が
2005年の新皇杯を手にする。