9月シリーズ試合結果(最終戦)
最終戦 9・29/東京:武道館 / 観衆9980人 | ||
▽ 第一試合 シングルマッチ 30分1本勝負 | ||
鈴木 タカシ | V S | 加藤 勇作 |
▽ 第二試合 シングルマッチ 30分1本勝負 | ||
野村 信一 | V S | 坂田 吾郎 |
▽
第三試合 WG×NCWP交流戦 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負 |
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エル・シェナンドー (WGメキシコ) |
V S | 佐藤 大季 (NCWP) |
▽
第四試合 WWC/NWC統一クルーザー級選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負 |
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(挑戦者) 月原 ひろ |
V S | (王者) フライング・バイアラン |
▽
第五試合 王座統一トーナメント
リベンジマッチ シングルマッチ 時間無制限1本勝負 |
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ザ・ブック | V S | 一草 弾 |
▽ 第六試合 WWC VS NCWP タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
ヒットマン・ビート ランサー・スチーム |
V S | 桧山 響一 仁村 賢利 |
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第七試合 セミファイナル WG×NCWP交流戦 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負 |
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エル・ファルコン (WGメキシコ) |
V S | 塚間 道正 (NCWP) |
▽
第八試合 メインイベント 新WWC世界ヘビー級選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負 |
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(挑戦者) 式島 和也 |
V S | (王者) 刈馬 雅史 |
メインイベント
NWWC世界ヘビー級選手権試合
2001年 1月
NCWPで選手・フロントら大半の社員が契約を保留。NWC王者内藤を始め、多くの選手がプロレスリング・フェンリルやTWFなどの他団体へ移籍。
2002年 6月
仁村社長の下、NCWPは9人の所属選手に、かつてNCWPを飛び出した坂田吾郎、旧WWCのスーパースター4名のフリー外国人選手を加えて活動を再開する。
2002年 7月
NWC王座と旧WWC世界王座の統一トーナメント開催。
2002年 8月
初代WWC/NWC統一世界王者となった刈馬雅史が、かつての盟友一草弾を打ち破り、WWC/NWC統一王座の初防衛に成功。
2002年 9月
統一世界王者刈馬がNCWPの改革を宣言。統一されたNWC王座を返上。新たにNCWP東洋ヘビー級王座と認定される。
NCWP社長仁村賢利が刈馬雅史を破り、NCWP東洋王座を奪取。刈馬の保持する世界王座は新WWC世界王座と名を変えた。
そして2002年 9月末
東京・武道館大会にて、式島和也が刈馬の世界王座に挑戦する。
「刈馬!
改革だのなんだのと言っているが、
お前のやっている事はナンセンスだ!
客席を見ろ! 誰がお前を支持している?
お前は既に、ファンから見捨てられているんだ!!」
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NCWPの貴公子 式島 和也(挑戦者) |
「何言っていやがる!
てめぇこそ、客席をよく見てみやがれ!
ファンが見捨てたのは俺じゃねぇ!
見捨てられてたのは、今のNCWPなんだよ!!」
NCWP史上唯一のWWC世界王者 (王者)刈馬 雅史 |
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NCWP復帰後初の武道館大会
そのメインイベントは
NCWPが今出せる最高の対戦カードだ!!
日本チャンピオンシップレスリング頂上決戦 | ||
NWWCヘビー級選手権試合 | ||
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式島 和也 (挑戦者) |
VS | 刈馬 雅史 (王者) |
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第八試合 メインイベント 新WWC世界ヘビー級選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負 |
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(挑戦者) 式島 和也 |
V S | (王者) 刈馬 雅史 |
刈馬と式島。この二人の関係ほど因縁深いものはないだろう。 1996年、NCWPの絶対的なエースであった氷上龍斗が引退を表明。その後継者となるべく、多くのレスラーが自らの存在をアピールしはじめた。 その中で社長仁村に選ばれたのがエース候補生と呼ばれていた式島和也、マッチメイカー関谷に認められたのが、デビュー3年目のグリーンボーイ刈馬雅史だった。 移りゆく時代の中、二人の立場はいつしか逆転した。 1999年4月、新皇杯を優勝した刈馬は、5月には式島を破りNWC王座を奪取。以後、刈馬は二年に渡りNCWPのトップとして君臨。2002年7月には史上初のWWC/NWC統一世界王者となる。 3年4ヶ月ぶりとなる両者の対決、式島が3年前の屈辱を晴らし、NCWPに秩序を取り戻すのか。あるいは、世界王者刈馬が防衛を果たし、NCWPに革命の波を巻き起こすのか? ―NCWP9・29武道館パンフレットより |
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―H.アガタ「試合開始からしばらくは様子見の攻防が続いていますが、パワーで勝る刈馬に対し、式島は腕殺しの戦法を取って参りました。 しかし、国内最強とも言われる刈馬のナイフエッジチョップは腕へのダメージを感じさせない破壊力を見せ、式島を苦しめています。 さらには、刈馬の若手時代の必殺技、高角度パワースラムが式島に炸裂! この技で火がついたか、式島もカナディアンリッキーバスターの二連発にバックドロップで反撃、そしてイングラムプラント!! 式島がここまでの闘志を見せたのは初めてかも知れません。パワーで勝る刈馬を相手に、技ではなく力で圧倒しています。」 |
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―H.アガタ「反撃が単発に終わる刈馬、試合は完全に式島ペース。式島、この試合二度目の正面から入るイングラムプラント!
まわり込み式を入れればこれが三度目。そのままカバー・・カウント2で刈馬はクリア! 刈馬もさすがにこの状態には危機感を覚えたかも知れません。すぐに起きあがるとパワーボムの態勢・・・しかし式島はこれをフランケンシュタイナーで切り返した! チャンピオン、万事休す! 式島のカバーでカウントが入る・・・しかし3つは入りません! チャンピオン刈馬、なんとか逃れました。」 |
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―H.アガタ「しかし式島の勢いはまだ止まりません。刈馬をリング中央へ連れてくると、再びバックにまわり込む。イングランプラントか? いや、これは・・レッグホールド式のイングラムプラントの態勢・・レッグ・ホールド・イングラム・プラント! 超高角度で炸裂しました!! すかさずカバー! これは決まるでしょう・・・・カウント2.9!! なんと返しました! 刈馬、まさかのキックアウトです。勝利へ向け、すさまじい執念をみせました! すぐに立ちあがった両者、正面から組みあい、次の一手を奪い合う! 厳しい攻防、激しい闘いです」 |
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―H.アガタ「王者刈馬の執念の反撃が続いています!
ナイフエッジチョップ、そして超高角度水車落としがここで炸裂。さらにラリアット!
そこから必殺のブラッディウルフ!
追い詰められた狼が、ついにキバを剥きました! 手負いの刈馬が繰り出した時、この技には一発逆転の破壊力がありますが・・・ニアロープ。式島、刈馬の決め技からなんとか逃れる事に成功しました。」 |
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―H.アガタ「投げっぱなしのジャーマンで一発返した式島、ですが、刈馬も負けていません。がぶりの態勢から体を入れ換え、式島の横っ腹に強烈なニーリフト!
さらにラリアットから腕を取り、顔面に肘を入れる・・。 もはや刈馬のそれは、猛攻というより暴行に近いかも知れません。レスリングを超えた、刈馬のケンカファイト。 刈馬、三度のラリアットで式島をなぎ倒すと、もう一度必殺のブラッディウルフの態勢・・! 式島これを耐えられるか!? ・・・・ギブアップ!! 式島、ギブアップです! 刈馬、初防衛に成功! 新WWC世界王座初の防衛戦、最後はケンカファイトで式島を下し、チャンピオン刈馬雅史が防衛に成功しました!」 |
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―H.アガタ「敗れた式島もよく闘いましたが、レッグ・ホールド式のイングラムプラントを返されたのが敗因でしょう・・。最後は絵に描いたような刈馬の逆転劇でした。 初NWWC世界王座戦は刈馬の勝利で幕。今後、刈馬の宣言通りに、NCWPは変わっていってしまうのでしょうか?」 |
X 式島 和也 | 〔 | 17分28秒 ブラッディウルフ・ホールド |
〕 | 刈馬 雅史 ○ |