小十佐18禁SS「烏との再会」前編18
- 2011/09/26 00:06
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※18禁描写がありますので、閲覧には十分ご注意願います※
俺からの突然の口付けに彼は驚いた様子で身体を強張らせたが、じきに力を抜き、俺の唇を受け入れた。
緩んだ歯列の間から舌を差し込み、彼の口内を愛撫する。
彼の歯の裏を舐め、彼の舌全体を己の舌で刺激した。
彼は舌の裏が弱いらしく、根元から舌先に向けてゆっくりと舐め上げるたび身体をびくびくと震わせる。
たっぷりと彼の口内を味わってから唇を離した。
見ると、彼の目は潤みを帯び、頬はほの紅く色づいている。
その蠱惑的な表情にさらに欲望が昂ぶった。
眉根を寄せて睨みつける俺を彼はとろんとした眼で見ている。
俺は彼を仰向けに横たわらせ、その上に覆い被さった。
彼の耳たぶを甘噛みし、首筋に口付ける。
そのたびに彼は感じるのか、身を震わせるが、声だけは出すまいと歯を食いしばって耐えている。
しかし彼の着物をはだけさせ、胸の突起を舐めたとき、ついに堪えきれなくなったのか「あああっ」と声を漏らした。
「そこ、嫌だ…、旦那、」
ここが感じるのか、と思い至り、俺は片方の突起を口に含み、もう片方を指で捏ね回した。唇で吸い上げ、舌で先端を嘗め回し、歯で甘噛みし、捩った。
「あ、ん、ああ、ああっ、」
忍は目にうっすらと涙を浮かべ、背を仰け反らせがくがくと腰を震わせる。
これだけの刺激でここまで乱れる彼の有様に俺は内心舌を巻いた。
胸の突起を指で弄りながら、彼の鳩尾から腹筋、さらには下腹へと口付けを落とした。
下帯を見ると、彼の分泌したものでべとべとに濡れそぼっている。その奥の彼の性器はがちがちに硬くなり、下帯を窮屈そうに押し上げていた。
俺は下帯の上から彼の性器を舐め上げた。
「あ…―――っ」
彼の身体がびくんと跳ね、性器からまたごぽっと透明な液が溢れ出た。
俺はしばらく下帯の上から彼の性器を舐めたり手で擦ったりしていたが、そのうちに彼は我慢できなくなったらしく、
「旦那…じかに、じかに触って……」
と切なげな声で哀願してきた。
俺はそれを無視し、なおも下帯の上から彼の性器の鈴口を舌で刺激した。
彼はがくがくと腰を振り、「やだ、旦那」と泣き声を上げる。
「意地悪しないで……もう俺、我慢できないよ…」
彼の瞳が涙に潤むのを見定め、俺はようやく下帯を解いてやった。
そのまま一気に彼の性器を根元まで口に含む。
「あ、あ、やだ、ああっ」
その瞬間に彼は前を弾けさせた。びくびくと彼の身体が痙攣し、ごぽっ、ごぽっと数度に渡って苦い液が俺の口内に充満する。
俺は彼から口を離し、彼の体液をごくりと飲み下した。
「あ……」
彼ははあはあと荒い息を吐いている。
「ごめん、俺……」
「なんで謝る」
「従者が先にいくなんて、無礼だし…しかも口の中に」
「お前は俺の従者じゃねえ。くだらねえ事を気にするな」
「でも……」
俺は自分の指を口に咥えた。己の唾液と彼の精液で塗れたそれを彼の後孔に押し当てる。
「あっ」
「達きたいときに達け。あれこれ気を使われても白けるだけだ」
中指をずぶりと彼の孔内に侵入させる。
「んあああっ」
彼は弓のように背をしならせる。
俺は乱暴にずぶずぶと中を掻き回した。
「旦那、痛い、痛いよ…もっとゆっくり…っ」
「そうか?お前の身体は十分ついてきてるようだがな」
俺は再び硬度を取り戻している彼の前を指で弾く。
「んんっ」
彼が腰をくねらせる。
俺は二本、三本と中を掻き回す指の数を増やしていった。
そのうちに彼の弱い所に指が当たったのか、彼の前からとろとろと透明な液が溢れ出す。
彼は己の指を噛んで俺の乱暴な愛撫に耐えている。
なるほど彼は自分から奉仕を買って出るだけあって、男から施される愛撫に随分と慣れた身体をしていた。
忍は必要に応じて色を使って標的から情報を引き出すため、閨術にも長けていると聞く。
しかし彼は忍隊長という立場上、駆け出しの頃はともかく最近はそのように色を用いる任務は少なかったはずだ。
それなのに、彼の身体は愛撫に対してこんなにも敏感に反応を示す。
それは何故なのか。
おそらくは彼の身体をここまで仕込んだ人間がいるのだ。
そうだ、おそらくは、真田が――
俺は激しい嫉妬に襲われた。
俺は力任せに三本の指で彼の内部を何度も突き上げた。
彼はひっ、ひっと声にならない喘ぎを漏らしている。
彼の眼からは涙がしとどに溢れ、前は限界寸前にまで追い詰められてふるふると震えている。
俺は指を引き抜き、下帯を寛げて己の性器を取り出した。
俺のものは赤黒く染まり、これ以上ないほどの硬度を保ち、どくどくと力強く脈打っている。限界が近かった。
俺は小刻みに震える彼の腰を両手で鷲掴みにし、己の性器を彼の後孔に宛がった。
「入れるぞ」
「あ…、待って…、待って…」
聞かず、俺は一気に最奥まで貫いた。
「ああ―――ッ!!」
全身を仰け反らせ彼が叫ぶ。
俺はすぐに抜けるぎりぎりまで腰を引き、再び一息に貫いた。
「待って、待って…旦那、もっと、ゆっくりしてえ…っ」
彼はまともに息もできないらしく、か細い声で俺にすがり付く。
「無理だ。俺ももう持ちそうにねえ」
数度同じことを繰り返すと、まったく触れられていないにも関わらず突然彼の前から精液が溢れ出た。
「ああ……っ」
彼は大きく脚を開き爪先を丸め、眼を閉じて絶頂感に浸っている。
びくびくときつく締め付けてくる内部に危うく俺も射精しそうになったが、歯を食いしばって耐えた。
俺は彼の絶頂が治まるのを待たず、彼の尻を持ち上げて後孔をほぼ真上にし、上から彼の内部をがんがんと突いた。
「ああっ、はあっ、ああ、ああ!!」
彼は涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにし、為すがままに揺さぶられていた。
痙攣するような内部の蠕動がたまらなく心地よかった。
下腹の芯を抜かれ、どろどろに溶ける錯覚に襲われた。これ以上は持ちこたえられそうになかった。
「く………っ」
俺は彼の中に己の精液をぶちまけた。
「あ…………」
彼の中が俺の精液を飲み干すように蠢く。
射精したにも関わらず、俺の性器はほとんど硬度を失わなかった。
入れたまま彼の身体をぐるりと反転させ、四つん這いの体勢にさせる。
そのまま後ろから突き上げを再開させた。
「んっ、んっ!!ああっ」
彼は快楽に耐え切れないのか、がくりとくず折れて蹲ってしまった。
「こら、腰を上げねえか」
「そんな事言ったって…力が入んな…っ」
蹲ったまま動こうとしない彼に痺れを切らし、俺は彼の腰を掴んで無理やり持ち上げた。
「んはあっ…!」
尻だけを高く上げさせた状態にし、腰を掴んで引き寄せながら突き上げた。腰を使って彼の弱い所を入念に擦り上げる。
まもなく彼はほんの少量の精液を吐き出し、全身をがくがくと打ち震わせた。
その後は彼はほとんど正気を失ったようになって、焦点の合わない目からぼろぼろと涙をこぼし、俺の与える快楽に喘ぎ声を上げるだけになっていた。
「旦那、旦那」と時々うわ言のように呟いている。
「旦那」とは俺のことなのか、それとも真田のことなのか。
彼は精液を出し尽くしてしまったらしく、それ以上射精することはなかったが、時々びくんびくんと全身を痙攣させて中をきつく締め付けた。射精無しで果てている様子だった。
じきに俺は二度目の射精を迎えた。今度も全部彼の中に注ぎ込んだ。彼はすでに意識を飛ばしてしまっていて、彼の身体だけがまた飲み干すように俺の精を受け入れた。
二度射精したにもかかわらず、俺の飢えはまったく治まらなかった。むしろ犯せば犯すほど、彼に対する渇望感が募っていくようだった。
そのまま俺は引き抜くことなく、抜き差しを再開する。
しまいには彼は泣きながら、
「お願い、もうやめて…もう俺、これ以上は無理…」
と床に爪を立てて許しを請うた。
俺は彼の懇願を無視し、夜が開けるまで彼の身体を貪り続けた。