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例の条例の話

他の図書館サイトさんなどでご覧になってる方もいると思うけどちょっとだけ。
東京都の条例の話になります。

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続き
東京都には『“不健全な図書”の販売を規制する』条例があります。
東京都はこの3月の条例改正の際に、
 『暴力描写などの反社会的表現を含んだ作品』
の規制強化や、
 『「非実在青少年」による性的表現を含んだ作品』
も規制していくという方針を表明しているそうです。
規制対象は以下の通りとの事。
 漫画、アニメ、ゲーム、映画、小説
 (成人向けから一般向けまで全ての作品)

詳しいことは以下のまとめをご覧下さい。
・東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
http://mitb.bufsiz.jp/
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気になってこの件の記事をあれこれ読んでみたんですが、この条例改正が通ってしまうと、東京都で『不健全図書』と指定された本は日本全国に流通しなくなってしまうそうです。

こういう風に内容を規制する条例が通ってしまったとしたら、本当に『図書館戦争』のような時代になってしまうってことですよね。
確かに目に余るような描写がされている本や映画は世の中にはあるかもしれないし、それが悪影響を及ぼしてしまうこともあるかもしれない。
でも、単純に全部規制するんじゃなくて、もっとやりようがあるんじゃないかなあ、なんて、思ってしまうわけです。
(明らかに人権侵害に当たる物や未成年のあられもない姿の……みたいなのとかは別ですが。そんなのあっちゃいけないと思います。

表現の自由が認められなくなる。
それって、決していいことじゃないと自分は思います。
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政治関連の事柄は人それぞれ考えがあるものだから、ひっそり心に秘めておくのが自分のスタンスだったんですが、思い切って書いてみた。
知らない人に知ってもらおう、って思いもないことはないんですが、うちみたいな地味なサイトじゃそういう効果は皆無かも。

有川先生もこの話取り上げてるんですが、コメントがなんともいえないです。