愛さずにいられない

あ:愛の苦しみをご教授ください。
い:いつか君はいえるだろうか。
さ:さよならの代わりに口づけなんて、
ず:ずっとずっと、君以外は要らなかった。
に:にこやかに笑んで、手酷く壊して
い:いっそ世界ごと失くしてしまえばいい。
ら:ラブレターを切り抜いて食べた。
れ:冷静な顔をして君を偽る。
な:涙なんて見せないでほしかったよ。
い:今、君が幸せでいてくれたらと、
(愛さずにいられない)

そ:そろそろ君におちてもいい。
れ:恋情の代用品としての憎悪と嫌悪。
で:出来ることなら君と何処へでも。
も:もう泣かないよ、もう泣けないよ。
き:君と描いた夏の空。
み:惨めったらしく愛なんて語ってみたりした。
が:頑張るのに疲れたなら、もう何もしないでいいよ。
い:イレギュラーにする羽目になった恋なんて。
い:今までどうもありがとう。そしてこれからにさようなら。
の:ノイズの中に紛れ込んだ君が呼ぶ僕の名前。
(それでも、君がいいの)

あ:明日が来るなら、また君といられればいいな。
お:温度差が突きつける貴方との距離。
い:陰惨な夢に溶けてゆく。
と:取り戻せない過去に縋る意味の無い行為。
り:リンクした呟きはけれど拾われる事も無く。
は:花束を、君に。
き:聞いて、あのね。僕、君のことが、
え:永続的な想いなんてあるわけないって、最初から知ってたでしょうに。
た:ただ、泣きたかっただけ。その腕の中で。
(青い鳥は消えた。)

ゆ:ゆっくりと、壊れていく恋心。
め:目を伏せて、空なんて見ないで。
の:望み通りの結末に君は嘆いた。
お:おしまいのページを見てしまうのが怖くて。
わ:私は貴方の何処にいるの?
り:陸の上の人魚のようで、
に:にこやかに突き放せばいい。
ひ:ひらひらと、雪みたいに、花みたいに、
び:病気のようだね。君の所為だ。
く:薬を下さい。何もかもを忘れるような。
お:お月さまが笑っているの。馬鹿みたいねって。
と:途中で潰えて挫けたら、何もかもが残ってしまうのに。
(夢の終わりに響く音)

ど:何処へ行っても、君の姿を探してしまう。
う:後ろ向きに歩き出す事さえ、まだ出来なくて。
か:神様、彼女の不幸を、どうか僕に。
か:からからに渇いた喉で、叫んだ。
な:懐かしい音色に涙は出ずに。
し:知らない人、だよ。
ん:(ん、)と思う暇もなく消えた影。
で:出会ったことを忘れられたら、いっそ。
(どうか、悲しんで)
bacK