喪失感 10title

01:遺されたのは兎の屍骸(寂しくて寂しくて、あぁずっと待っていたのに)
02:空っぽになった玩具箱(もうそんなもの要らないよ、なんて、強がってしまったのね)
03:振り返ったら誰もいなくて(ついてきてと、云った覚えもなかったけれど)
04:この広い世界に僕だけが(取り残されたんじゃない、見失ったんだ)
05:流れ着いた瓶詰めの手紙(封を開けたら煙になって、消えてしまいそう)
06:屋上から転落(地面が愛してくれなけりゃ、弾けてしまうの)
07:私を忘れないで(永遠の愛を誓うよと、花びらに約束したくせに)
08:此の花を君に(ありえないはずの蒼い薔薇がごめんなさいの合図だと、気づく)
09:箱の中からごろり転がる眼球が(貴方が欲しいと云ったのはこれでしょう?)
10:さよならなんて聞くものか(告げられたことを知っているけど)

何か失ったような気が、と思ってしまうような言葉を集めてみました。
()内は使っても使わなくてもですが、合わせ技の方が面白い予感。
bacK