連作風10title 《橙》

01:生温い胎内から吐き出して、
02:明日の朝もまた、
03:僕は君にごめんねを云う為に、
04:朝日の中で産声を上げて、
05:「おはよう」と繰り返し、
06:目が開く喜びを知るけれど、
07:いつか終わりが来るのなら、
08:あのときみたいに、ねぇ最期は抱きしめて、
09:君の中へ溶けてしまえるように、
10:そう僕は、君になりたかった。

通してポエム第2弾。
連作にしてもいいし、バラバラにも使えると思われ。
bacK