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メールマガジン紹介

  当メールマガジン、【毎日1分! 一日一語の時事英語】では、英検一級/TOEIC955の著者が発見したリスニング、翻訳の秘訣秘密の法則を時事英語解説やリスニング事例を通して披露していきます。

  主に時事英語解説を通じてですが、発音記号にしがみつく日本人が英語圏で本物の英語をほとんど聞き取れないリスニングの秘密の法則もとても重要なのでバランス良くちりばめていきます。

  題材は堅いものから柔らかいものまで、バランス良く硬軟おりまぜ、日本に関連したものだけでなく、「英語圏で意思疎通する場合に欠かせない」と思われるものは積極的に扱います。引用は原則BBC/CNNのみ。TOEIC/TOEFL対策にもどうぞ。

 


サンプル.1

   ★リスニングの秘密の法則編



 ___2005_10_22_______________________________

   【毎日1分! 一日一語の時事英語】
 _____________________________________#004___



 ★リスニングの秘密の法則編 第一回★


   -- Atlanta --


  この単語、聴き取れますか?

  何の変哲もないアトランタ州を意味する単語です。
  辞書の発音記号で表記すると

  [ ∂tlaent∂ ]

  となり、アクセントは真ん中の[ ae ]です。


  発音記号に忠実に発音すると、
  「アトレァンタ」あるいは「アトランタ」です。

  しかし、この単語をアメリカ人が日常口にする場合、
  「アトレァンナ」「アトランナ」「アトラナ」
  となります。

  アメリカ人の発音を発音記号で表すなら

  [ ∂tlaen∂ ]

  です。[ t ]が抜け落ちます。


  同様に、アメリカ人の場合、

  "twenty" は 「トゥエニ」、

  "center" は 「セナ」、

  "international" は 「イナナショナル」「エンナナショナゥ」、

  "continent" は 「コンニヌン」「カンヌヌン」

  といった具合です。


  聴き取る自信はありますか?


  実は、

  ★「アクセントのある母音」に続く「nt」+「母音」は★
  ★     「nt」の「t」が消える        ★

  という法則があります。


  ・TOEICのリスニングは満点なのに映画が聴き取れない

  ・知っている単語なのに聴き取れない

  ・留学先で教授の講義は聴き取れるが、
   休み時間のアメリカ人同士の会話が聴き取れない

  ・CNNはおおよそ聴き取れるが、
   その他のTV番組が聴き取れない

  つまり、「ネイティヴスピーカーを対象とした発音が聴き取れない」場合、
  この秘密の法則を知らないことが原因です。

  CNNは非英語圏者も想定していますが、
  現地の野球中継はもっぱら英語圏者を前提としているので
  「セナフィールダ」「セナフィーゥダ」と連発します。

  上記の秘密の法則を知った今では大丈夫ですね?

  そうです、"center fielder"でセンターの選手のことです。


  このように、ネイティヴ同士の
  緩急自在のコミュニケーションでは
  発音記号通りに発音されなくなる音が他にもたくさんあります。
  秘密の法則がたくさんあるのです。

  これらの法則を知らないと、
  義務教育で何年英語を学んでも
  ネイティヴの発音を聴き取れる日は永遠に来ないでしょう。

  むやみに市販のリスニング教材をむさぼっても、
  ネイティヴとタメの会話はできないでしょう。


  本メールマガジンは主に時事英語解説ですが、
  読者の方々には
  「読む」「書く」「聞く」「話す」のすべてで
  本物のレヴェルに到達して欲しいと思っています。

  ネイティヴと同じ立ち位置で、同じ視線で、
  当たり前のように堂々と渡り合って欲しいと願っています。

  そのため、今回のように
  時事英語解説ではない号を発行することもあります。
  どうかご了承ください。


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 無断転載引用、及びそれが明白な酷似内容に対しては厳正に対処させていただきます。
 



サンプル.2

   ★リスニングの秘密の法則編



 ___2005_10_29_______________________________

   【毎日1分! 一日一語の時事英語】
 _____________________________________#010___



    ★リスニングの秘密の法則編★



  今回はリスニング、発音についてお伝えしていきます。


  ★「アクセントのある母音」に続く「nt」+「母音」は★
  ★     「nt」の「t」が消える        ★


  この法則に大変な反響を頂きました!

  これからは英語圏で「セナッ、セナッ!」なんて言われても
  迷うことなく"center"として理解できますよね?


  同時に、多くのご質問、
  「他の事例は?」という声もたくさん頂きましたので、
  次の法則に移る前にまず、
  この法則を掘り下げて行きます。
  
  先取りして言っちゃいますが、
  この[n]の音は他の音をも侵食しちゃいます。
  とても重要な存在なので
  しっかり身につけてくださいね!


  まず、ご質問で多かったのは、

  「この音の変化は具体的にどういう場面で生じるのか?」

  ということでした。

  このご質問に対して一言でお答えするのは難しいです。

  緩急自在のコミュニケーションの過程で
  「早口になればなるほど」音は変化しますし、
  「それほど早口ではなくても
   会話のリズム次第で」変化します。

  どのような言語にもリズムがあります。
  言いたいことを効果的に表現するために、
  素敵なリズムが生まれます。

  また、言いたいことできるだけ素早く伝えるために、
  音の変化によって省エネを果たしもします。


  次に、

  「どういうメカニズムでこんなことが生じるの?」

  ということですが、
  
  皆さん、声に出さなくても良いので、
  英語の[t]と[n]の舌の位置を確認してください。
  交互に確認してください。

  気づかれましたか?

  実は、口内に陣取る舌先の位置がほぼ同じなのです。

  [t]の音を出すつもりで
  舌先を口内の上歯茎にくっつけてください。

  そこで[t]の位置を確保できたら、
  [n]の音を出してください。

  発音できちゃいますよね?

  逆に、[n]の音を出すつもりで
  舌先を上歯茎にくっつけてください。

  そして、[t]の音を出してください。

  やはり問題ないですよね?(笑


  2つの発声の違いは、
  [n]のほうが[t]よりも少しだけ
  舌の中央部に力を必要とすることくらいです。
  
  そしてこの、
  [n]のほうが少しだけ力を必要とすることが、
  他の音との関係でも非常に大きな意味を持ってきます。

  他の音よりも力を必要とするため、
  粘りのある音となり、
  後ろに続く音にもその粘りの影響が出てしまいます。


  「アキャニデイト!」(アクセントは「キャ」)


  もうおわかりですよね?

  そうです、
  "a candidate"です。
  緩急自在のやりとりで、
  「d」も飲み込まれるのです。


  もっと頻繁に耳にする単語なら、

  「ジェヌゥマン」(アクセントは「ジェ」)
  あるいは、
  「ジェノゥマン」(おなじく「ジェ」にアクセント)

  
  はい、"gentleman"です。
  [tl]の[l]も飲み込まれそうになっちゃいます。


  「インヌロデュース」(アクセントは「イン」)
  あるいは、
  「エヌロデュース」(アクセントは「エ」)

  "introduce"です。
  [tr]の[r]までもが飲み込まれつつあります。


  単語だけの問題ではありません。

  "What's the point of this?"
  "point of"は「ポインノフ」「ポインヌフ」に、
  "percent of"も「パーセンノフ」「パーセンヌフ」に。

 
  簡単な単語であっても
  このような変化に飲み込まれ、
  発音記号などおかまいなしに自在に音が変化します。

  市販の問題集やCDを聞いても
  滅多なことでは登場しません。
  
  TOEICもあくまでビジネス向けなので
  TOEIC教材では登場しません。

  実際に英語圏の人間と接するまでは、
  このようなことに気づかされないのが現状です。
  
  でもみなさんはもう大丈夫ですよね?
  
  この法則をもっと深く消化するために、
  ご自身で事例をたくさん見つけて
  英語ヂカラをもりもり身につけてください。
  
  そして次の法則紹介号までには
  今回の法則をしっかり自分のものにしておいてください!


 《あとがき》
  
  何を思ったか、
  父親が白い恋人を買ってきました…。
  生まれてこのかた、
  年中視界のどこかにある、ザ・郷土名産…。
  そもそも石屋製菓さん近すぎ(汗

  でもやっぱり美味しかったです(おい
  全国のおみやげランキング上位の常連らしいですが、
  確かに納得でした。
  
  噂の赤い恋人を口にしたことのある方、
  ライヴァルですので感想をご一報ください^^

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サンプル.3

   ★時事英語解説編



 ___2005_10_19_______________________________

   【毎日1分! 一日一語の時事英語】
 _____________________________________#001___



 ◆今日覚えて欲しい時事英語

   -- strain --


 ◆例文

   -- The bird flu virus found in Turkey 
    
      is the H5N1 strain dangerous to humans. --


 ◆訳例

   「トルコで発見された鳥インフルエンザウイルスは
    人体への感染、致死性のあるH5N1型であることがわかりました。」

 ◆解説

  ほぼ毎日耳にするstrainは「菌株」という意味ですが、
  学術関係や公文書以外では特に訳出しなくても大丈夫です。
  日本のニュースでは滅多に訳出されませんが、語自体は英語圏では頻出するので
  語のイメージを失わないようにしておいてください。
 
  英文の訳出にあたって大切にして欲しいのは
  「つまりどういうことなのか?」ということです。

  たとえば、"dangerous to humans"とはつまりどういうことなのか。
  「人間に害のある」でも良いのですが、もっと踏み込んで
  「つまりどうして害があるのか?」も含めて訳出するほうがbetterです。
  前後の文脈に支障のない範囲で自由に訳出してください。

  訳出にあたってもう一点、特に大切にして欲しいのは
  「訳出した文章が日本語として違和感がないか」です。

  たとえ漏れなく原文の意を汲んで訳出したとしても
  その文自体が日本語の文章として成り立っていないならアウトです。

  第三者に日本語だけを読ませても
  それが翻訳文だと気づかれないような、
  そんな奇麗な日本語になるよう心がけましょう。


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