●エンディングフェイズ ▼01『オルコット村の、これから』登場:クリスティナ GM:ではエンディング。最初はクリスティナからです リーピィ:がんばー GM:最後の戦いから1ヶ月ほどが経過しました GM:事件の概要はジロウさんが語ったようなものとして表向き処理され、公式にはアマルデア及びアークレンジャーが魔族を倒したことになっています GM:その戦いでアマルデアと彼女の配下だった騎士団員はほとんど死んだとされています GM:そしてこの件にダイナストカバルの関与はなかったものとされています ティナ:結局無関係になりましたか GM:ただし、村人の間では「神殿とダイナストカバルが協力して魔族を倒した」と伝わっています ティナ:ふむふむ GM:そして支部の現状ですが ティナ:大きくなりすぎるよりは、これでいい GM:村ごとアークホールドが空中に浮いたり、無理やり戻されたりした影響でアジトが倒潰しました ティナ:えっ ティナ:打倒神殿! GM:いやいや、神殿をうらむものじゃありませんよ GM:新しい神官長の計らいで、ダイナストカバルにアジトとして一軒のアパートが贈呈されましたから ティナ:・・・補償するというのなら、無碍にするわけにはいかない GM:コロっと態度変えたな GM:場面はそのアパートの管理人室です ティナ:態度を変えたのはPLであって PCではないので悪しからず! リーピィ:またアパートかいwwというかそれって・・・ GM:以前はしろがね荘と呼ばれたそのアパートの一室に、でーんと居座る大きな大首領像 リーピィ:・・・そうきたか・・・w GM:ちなみに管理人室と1Fの部屋ひとつをつなげて大広間(8畳)になっています ティナ:管理人室だけで旧アジトを凌駕する広さが・・ GM:ちなみにこのシーンはほかの人も登場してもかまいません リーピィ:んじゃ出るよーw リーピィ:「すごいよぅー!大首領様が立派だよぅー!」ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ ティナ:「はっきり言って・・・場違い。」 リーピィ:「で、でもかっこいいよう!」 GM:大首領像の瞳が赤く明滅します クレス:リーピィの後ろから像を眺めてます GM:大首領『オルコット村支部の諸君、息災である』 リーピィ:「!だ、大首領様!?」 ティナ:「大首領も元気そうで何より」 GM:大首領『うむ。先の戦闘で“虚無の翼”号が受けたダメージを補修するために出た赤字を回収せねばならぬ。休んでいる暇などないのだ。はっはっは』 クレス:屋台でどれだけ売ればいいのだろうか ゲンブ:たくさん ティナ:数えられる量だとおもいますか リーピィ:飛行船の修理代だからなぁ・・・w リーピィ:「お、お金の話は難しいから、大変だよぅ・・・」 ティナ:これじゃ予算をさらにもぎ取るのは無理 とため息をつきつつ GM:大首領『しかし、此度の一件でオルコット村での我が組織の知名度はかなり上がったであろう』 リーピィ:「色々感謝されたりしてるよぅ!よかったんだよぅ!」 クレス:「……だが、住民からは神殿と手を組んだと思われているがそれはいいのだろうか?」 ティナ:「公式には今までと変わらない。ただその分、人々にはかなり浸透している様」 ティナ:オルコット村村民調査の結果をぱさりと GM:大首領『ワイルドビートルよ、我らは神殿の存在そのものと敵対するわけではない。あくまで神殿の間違った行いを正すために反旗を翻すのだ』 リーピィ:「この村の教会の人はいい人たちだからきっと大丈夫だよぅ!この間きゅうりもらったんだよぅ!」 クレス:「そうか……」 GM:大首領『今の新官長はそのあたりの心配はなさそうだ。新たに雇い入れた神官も村人の間で大人気で……はっきりいって我らより好感度が高い』 リーピィ:「だ、大首領様は怪人たちには大人気だから大丈夫だよぅ!」 ティナ:「あくまでも一過性のもの。時間が経てば落ち着くとは予想されるもの。ただ・・・何か策は考えます」 GM:大首領『うむ。実は余からも一計を案じた』 リーピィ:「さすが大首領様だよぅ!」 ティナ:「…」 GM:大首領『神殿から住民の皆様の人気を奪い取るために、オルコット村へ新たな支部員を――』 GM:と言いかけたところで GM:ちゅどーん GM:と景気のいい爆音が聞こえました リーピィ:「うにゃ!?な、何ぃー!?」 ティナ:「テロの可能性がある」 ティナ:翼を広げて臨戦態勢 音の方向は分かりますか GM:広場のほうですね ティナ:急を要する可能性もありますし 怪人姿で飛んでいきますか リーピィ:「クリスティナ、先に行くのぅ?」 ティナ:「まずは状況を確認する必要がある。」 GM:広場に急行すると、人だかりができているのが空から確認できます GM:その中心でもうもうと煙があがっていて GM:なんか黒こげの人影と、見覚えのある人物が話しているのが見て取れます ティナ:見覚えのある人って誰ですか? GM:レイヤです ティナ:「レイヤ。…何があったのか」 GM:レイヤ「あ、クリステ……ヴァンピールバットさん!」 GM:振り返ったレイヤは困惑気味。ちなみに村人には人間時の姿は未だ割れてません ティナ:そういえばばらされませんでしたね GM:そしてレイヤは神官服を着ています GM:レイヤ「やっぱりこの人、ダイナストカバルの関係者ですか?」 GM:レイヤ「お昼から村の中で自爆テロはちょっと困るんですけど……」 ティナ:「何か問題を起こす人物をこちらの関係者だと推定するのには、断じて抗議したい」 GM:レイヤ「え、だって……」 GM:と、そこで黒こげの人物が GM:「そう、私は偉大なるダイナストカバルの怪人よ!!」と高らかに言い放ちます GM:ぶるぶるっ、と身を振るわせてコゲを払うと GM:茨状の頭髪と派手なローズ色のドレスを着た怪人が現れます ティナ:迷惑そうな顔をしてレイヤさんに抗議した後 その声を聞いて止まりますw GM:で、彼女は広場の舞台にさささっと登り GM:途中で足をひっかけて顔から地面にぶつかり GM:涙目で起き上がって、 GM:観衆に向けて言い放ちます GM:「遠くの者は良っく聞け! 近い奴はガン見しろ! 私こそネオ・ダイナストカバルで最も強く! 気高く! 美しい怪人! 戦場に咲く大輪の薔薇、バーストローズよ!」 GM:村人がシーン、と静まり返ってバーストローズを見上げています ティナ:「…」 ティナ:無言でずれたモノクルを直して クレス:大首領なに送ってきてくれてるのwww リーピィ:・・・これはいったい・・・?w ティナ:オージンジってエリンディルにあるかしら リーピィ:ここで転職!?w GM:バーロー「そこにいるのはオルコット村支部のヴァンピールバットね! いいこと、ひとつ言っておくわ!」 GM:バーロー「これからこのオルコット支部はこのバーストローズのものよ!」 ティナ:「で?」 GM:バーロー「え?」 GM:バーロー「で、って。でってなによ! もっと盛り上がってよ! 派手に! 下克上よ! 下克上しちゃうのよ!」 ティナ:「…そう。 では、まずこの件に関しての反省文を書いて貰う」 GM:バーロー「反省文なんて必要ないわ! なぜなら今日から私がルールだからよ!」 GM:そういってツタをティナへ伸ばしてエキストラ攻撃をしかける ティナ:それを事も無げにかわします GM:バーロー「やるわね! でもこれでどうかしむぎゅ!」 GM:不意にバーストローズの腕から延びるツタが彼女自身を絡み取ります GM:簀巻きになったバーストローズが壇上から転げ落ち GM:バーロー「痛ッ! また顔打った! なによもう! なんなのよもう!」 リーピィ:こいつがでてきたのが最終話だということがなんだか残念なようなほっとしたような・・・w ティナ:これ、どうすればいいのかしら・・w GM:するとそのすぐ傍に、どこからかシノビカメレオンが姿を現します ティナ:「自己の体についての把握にも難がある」 GM:シノビ「おぬしはもうちょっと礼節を覚えるでゴザるよ……」 GM:バーロー「あ! 叔父さん! ちょっとこれ叔父さんの仕業!? ほどいてよねぇ、ねぇ!」じたばた クレス:あっ、残念な怪人来た リーピィ:叔父さんwww ティナ:「…シノビカメレオン。叔父さん?」 GM:シノビ「すまんでゴザるなヴァンピールバット。姪っ子兼弟子が早速迷惑おかけして」 ティナ:「なるほど、理解、納得した。」 GM:シノビ「大首領から『レイヤ君が神殿の華ならばこちらも華で対抗しよう』ということでこの子を派遣することになったのでゴザるが……」 リーピィ:シノビさんの弟子・・・(生暖かい目) クレス:華は華でもそれは薔薇じゃなくてラフレシアじゃね? ティナ:「やはり、大首領は疲れている」 ティナ:ため息をつきつつ GM:レイヤ「えーと……とりあえず、引き取ってもらっていいですか……?」>ティナ ティナ:「了解した。 申し訳ない…こちらで引き取らせて貰う」ぺこり GM:レイヤ「あ、それと。来月のお祭りの出店申請、そろそろ出してくださいね」 GM:レイヤ「それからアークレンジャーショーの練習が週末にあるので、そちらも忘れないでください」 ティナ:「そちらは問題ない。」こくこく ティナ:ところで、爆発の被害はないのですよね? GM:バーストローズ一人だけが被害者です ティナ:では・・・彼女はまだ転んでる? GM:簀巻きで転がってます ティナ:「了解した。 シノビカメレオン、運んで」 GM:シノビ「了解でゴザる。ほらバーストローズ、立つでゴザるよ」 GM:バーロー「叔父さんー、顔痛いよー」涙目 GM:シノビ「忍たるもの我慢が大事でゴザる。アジトについたら治療するでゴザるから」 GM:去り際にレイヤがティナの腕を引きます ティナ:それはかわしつつ 振り返ります GM:しょんぼりします ティナ:少しだけ申し訳なさそうな顔を見せて 続きを促します きっとこの辺りが成長・・! GM:レイヤ「あの、クリスティナさん、もしよかったらアークブラックの席、まだ空いてますよ?」ひそひそと ティナ:「…」 ティナ:「なかなか、興味深い提案ではある」 GM:レイヤ「ほんとですか?」顔を輝かせ ティナ:「しかし、移籍はできない。仕事を押し付けられてしまった」 ティナ:後ろの彼女達ではなく どこか思い出すような仕草 GM:レイヤ「そっか……残念です。アークレンジャーも欠員が出て今4人になっちゃったし」 ティナ:・・・そういう話って聞いてました? GM:知っててもいいですよ ティナ:詳細は ゲンブ:(いなくなったのは)緑だろうなぁ・・ リーピィ:まあ緑ですかねぇ・・・ GM:アークピンクのビューティが神官長になったのでアークレンジャー続けられなくなったんで辞めました リーピィ:ピンクだったー!w ティナ:・・・新キャラよりもびっくりしたかも GM:ちなみにレイヤは新人アコライトとして修業中の身ですが GM:ショーなどの行事になるとアークレッドのマスク被ってアークレンジャーを仕切ります GM:ついでにアークレンジャーは素性が住民にバレてます。なのでレイヤは村を救ったヒーローみたいな扱いになってます ティナ:実際、彼女はヒーローに値する と思うクリスなのでした GM:レイヤ「今度の出店対決も、負けませんよ」くすっと笑い GM:バーロー「ふふふ、そうはいきませんわよ。この大型新人兼次期支部長のバーストローズがいるからには……ふぁ、ふぁっくちゅ!」 GM:ちゅどーん GM:シノビ「ぎゃー!?」 ティナ:「それはこちらの台詞。今回は…」 その爆音に振り向きます GM:焦げた人影が二つと、焼けた舞台があります2013/3/23 (Sat) 2:07 GM:レイヤ「……修繕費、ダイナストカバルに請求していいですか?」にこり GM:レイヤの笑顔が怖いです ティナ:「…今月は予算に余裕が…」 GM:レイヤ「じゃあ、今度のショー、ちょっと構成変えましょうか。正義の心に目覚めたヴァンピールバットがアークブラックになって甦るって……」 GM:レイヤ「あ。ショーの間だけの話ですから安心していいですよ」にこにこ ティナ:「…前向きに検討させて頂く。頂きます」 ティナ:肩を落として敗北宣言 この子 つよくなりましたね・・w 裏でそういう演出希望した君のおかげです。 GM:レイヤ「ふふ、じゃあ衣装を縫ってもらうよう神官長さんに頼んでおきますね」 GM:バーストローズ「けほけほ……ヴァンピールバットぉ〜……」情けない声出しつつ ティナ:「…わかった」 そう応えたあと ティナ:ばーろーさんのほうに向かいましょうか GM:では三人肩を並べて支部へと帰って行って GM:シーンを閉じましょう ティナ:は〜い 新人教育に神殿との付き合い 日々様々な課題に悩まされてはいるけれど 今日もオルコット村は平和だ ▼02『少しのお別れ』登場:ゲンブ GM:では次はゲンブのエンディングです GM:場面は村の入り口で神官長がディアスロンドへ出張するのをアークレンジャーの四人が見送りにいます GM:そこにゲンブも随伴していると GM:ちなみにディアスロンドに行くのは神官長のビューティと弟のダンディ、それと随伴の騎士数名です ゲンブ:あ、GM ゲンブ:少しだけ回想を居れたい・・・ GM:いいですよ。じゃあここから回想で GM:時間的には最後の戦いの翌日くらい、“虚無の翼”号の大首領の部屋でお互いにお茶を飲みながらの会話で ゲンブ:「大首領殿。わしの一世一代のわがままを聞いてもらえぬか。」 GM:大首領「戦いも終わったばかりでどうされましたかな、翁」 ゲンブ:「わし自ら・・・ディアスロンドへと行きたいのじゃ。それも、ダイナストカバルからの使者として。」 GM:大首領「それは……」 ゲンブ:「わしはこう考えておる。粛清装置を司る者は善悪どちらでも無い人間でなければならないとな。」 ゲンブ:「ダイナストカバルの手による封印だけでは納得出来ぬのじゃよ。」 ゲンブ:「これが、ダイナストカバルの怪人として・・・ではなく、封印の守護者としてのわしの意見じゃよ。」 GM:大首領「神殿に行けば帰ってはこれぬかもしれませんぞ」 ゲンブ:「むろん、覚悟の上じゃよ。」 ゲンブ:そう言った爺の瞳はむしろ澄んで居て、一転の曇りも無かった。 GM:大首領「そうですか……では、ダイナストカバルの大首領として命ずる」 GM:大首領「我が組織の情報を漏らす事は禁じる。そして携帯大首領と変装セットは置いていくように」 ゲンブ:「了解した。」 GM:大首領「それと……息災で。決して無駄に命を散らすような真似はせぬよう」 GM:大首領「体調管理には気を付けるのだぞ」 ゲンブ:「毛頭、そんなつもりは御座らんよ。お気遣い感謝じゃ。」(といいつつ、酒をグイッと飲む ゲンブ:「それと、ノイエ殿、ノエル殿に出会える可能性がありまする。何かお伝えする事は御座いませぬかな?」 GM:大首領「……余はダイナストカバルの大首領である。そのような男の名前も、女性たちの名も知らん」 GM:大首領「ただ、風の噂で聞くところによるとその男は今も元気で世界を飛び回っているそうだ」 GM:大首領「酒の席で噂話でもするのは好きにするがよい」 ゲンブ:「御意。公人と私人のけじめを付ければ誰も咎めはしませぬぞ。いや、これは酒に酔った独り言じゃがのう。」 ゲンブ:「わしも、やらねばならぬ事があるからのう。お主らの生末を見れぬかもしれぬが・・・。どうか息災での。」(レイヤ達に GM:ではそんなところで回想を終わります GM:ビューティ「おじいちゃん、本当にあたしと一緒に行くの?」 ゲンブ:「まぁのう。事の顛末を語る者は出来るだけ多方面から集めたほうが正確な情報になるじゃろうて。」 ゲンブ:「ディアスロンドにも真実を知る者が居る方がよいじゃろう?」 GM:ビューティ「証人がいるのは私的には助かるけどぉ。たぶんおじいちゃんタダじゃ返してもらえないわよ」 ゲンブ:「なぁに。封印されて幾百年眠ってたわしじゃ。投獄の十年や二十年、わしにとっては大した年月じゃないわい。」 GM:ビューティ「アマルデア様も何百年も生きてたのよねぇ。どうやってお肌のツヤ保ってたのかしら。教えてもらえばよかったわ」くねっ ゲンブ:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういえば、言ってなかったかのう・・・。」 ゲンブ:「アマルデアはエルダの血を引いておる。もともと寿命などあってないようなものじゃよ?」 GM:ビューティ「でもぉ、若さは素っぴんじゃ保てないのよ。美しくなるためには努力よ努力♪」 GM:ダンディ「兄さんは、努力の方向がおかしいと思うけど」 ゲンブ:「求める方向が間違っておるな。」 GM:ビューティ「あーら二人とも、妬いているの? アタシの美しさに!」胸筋をアピール GM:グリーン「……さっさと出発すればいい」 ゲンブ:「やれやれ。道中も退屈しなさそうじゃ。」 GM:ブルー「ピンク……いや神官長の美しさは俺の求めるものとは道が違いすぎるな」 GM:イエロー「さっさと戻ってこいよぉ。来月には祭りがあるんじゃからな」 GM:レイヤ「……あの、ゲンブさん」 ゲンブ:「なんじゃ?レイヤ殿。」 GM:レイヤ「その、えーと」 GM:ご先祖様がゲンブの仲間ということでいろいろ思うところがあるけど、なんと言ったらいいか分からないようです ゲンブ:「わしには解っておる。大丈夫じゃ。」 GM:レイヤ「……」 ゲンブ:「わしの友達が、お主を常に見守っておる。」 GM:レイヤ「はい! 私、ゲンブさんに負けない立派なアコライトになります!」 ゲンブ:「汝に万難に立ち向かえる勇気と、人を支えられる優しさが常にあらんことを祈っておるよ。」(手を差し出す GM:その手を握ります ゲンブ:「加護のあらんことを。」(手を放しつつ GM:ビューティ「それじゃ行くわよ」 ゲンブ:「ああ、皆元気でな。」(手を振りつつ リーピィ:「おじいちゃん!」何か凄い急いだ様子で リーピィ:「!アークレンジャーの人たち・・・と!おじいちゃん!」ゲンブを見つけて、ほっとした表情 ゲンブ:「お?リーピィ。どうしたのじゃ?」(振ってた手を止めつつ リーピィ:「おじいちゃん!おじいちゃん、この村から離れちゃうのぅ!?」 リーピィ:「さっき聞いたんだよぅ!どこに行くの!?」 ゲンブ:「うむ。ちょっと遠い町で話し合いをしなければならなくてなぁ。」 リーピィ:「遠い町・・・?それってどこなのぅ?」 ゲンブ:「ディアスロンドと言う、大きな町で、偉い人と話にいくのさ。」 リーピィ:「ディアスロンド・・・・・・」 リーピィ:「・・・よ、よくわからないけど、そういうことならおじいちゃん得意だものねぇ」 リーピィ:「どのくらいで帰ってくるのぅ?おじいちゃん」 ゲンブ:「ふむ・・・・ ゲンブ:「ちょっと小難しい話し合いになりそうでのう。リーピィの次の誕生日には間に合わぬかもしれぬが・・・。」 リーピィ:「そうなのぅ!?」がーん ゲンブ:「すまんのう。できるだけ早く帰るつもりじゃからのう。」 リーピィ:「・・・わかったよぅ!」 リーピィ:「私知ってるよぅ!離れてても、おじいちゃんとはずっと仲間だって!」 ゲンブ:「ああ、そうじゃなぁ。別れようと、仲間は仲間じゃからのう。」(セロン達を思い出す リーピィ:「だから大丈夫だよう!おじいちゃんはお話し合い、がんばってだよぅ!」笑って ゲンブ:「約束じゃよ。きっとまた会える。」(手を出す リーピィ:「うん!またねぇ!おじいちゃん!」握手 ゲンブ:「良い子にしてたらお土産買ってくるからのう。」(といいながら手を振り出発する。 リーピィ:「楽しみだよぅ!お菓子とお野菜が欲しいよぅ!・・・それと、会いにいけそうだったら、私からも会いに行くからねぇ!えっと・・・ディスアロンドだよぅ!?」 ゲンブ:「ああ、待っておるよ。気長に・・・の。」 GM:では、別れをつげたあたりでシーンを閉じましょう ゲンブ:はいな ディアスロンドへと向かうゲンブ その姿を別の世界から見守る三つの影があった 『……行ってしまったな』 『そうね』 『ゲンブらしいな』 『さて、我らも仕事だ。あいつがここに来るまでに、外から来る化け物どもをすべて片付けてやろう』 『くくく、あいつ驚くぜ』 『じゃあ、誰が一番多く仕留められるか賭ける?』 『いいだろう』 『乗った!』 三つの影はその体躯の数倍もある怪物に、敢然と立ち向かう いずれ来るであろう仲間を心待ちにしながら ▼03『お兄ちゃん』登場:リーピィ GM:ではリーピィのエンディング リーピィ:はーい GM:君はグランフェルデン支部のファウスタ教授の研究所に来ています GM:記憶が戻ったこともあって一度怪人ドッグに入れられました GM:すべての検査が終わって、ベッドに座ってファウスタ教授と相対しているところから GM:ファウスタ「ふーん、異常はなさそうね」カルテに書き込み リーピィ:「よかったよかったよぅー」 GM:ファウスタ「記憶について何か混乱してるところとかない?」 リーピィ:「大丈夫だよぅー。私は私だからぁー」 GM:ファウスタ「なら良いわ。……」 リーピィ:「今はもぅ大丈夫ー。怖いことはないよぅー。これで安心して眠れるよぅー」 GM:ファウスタ「リーピィ、昔のこと隠しててごめんね」 GM:ファウスタ「それに、改造を提案したのも私よ」 リーピィ:「・・・・・・教授は・・・どうして、私にそのこと黙ってたのぅ?」 GM:ファウスタ「目覚めた時に、記憶が残っているかどうかは私にもわからなかったわ」 GM:ファウスタ「だから、覚えていないなら黙っておこうと思ってね。ダイナストカバルで新しい人生を始めるあなたには、不要な記憶だから」 リーピィ:「そぅ・・・教授は、私のために黙っててくれたんだねぇ」 リーピィ:「ならいいんだよぅ。大丈夫。気にしてないよぅ」笑って GM:ファウスタ「でも結局はこんな事になっちゃったけどね……クレス=セプターと同じ支部に配属って聞いた時からもしかしたらとは思ってたけど」 リーピィ:「うんー。でも、私はこうなってよかったって思ってるよぅ」 GM:ファウスタ「そう?」 リーピィ:「昔のことちゃんと覚えてられて、それで私は、今の私が好きでいられるから」 GM:ファウスタ「……。拍子抜けしたわ。めちゃくちゃ恨み言ぶつけられる覚悟しといたんだけど」 GM:苦笑しながらカルテをテーブルに置きます リーピィ:「怖かったことも弱かったことも・・・今の自分が自分でいるために、不必要な記憶なんかじゃないって思えるからねぇ」 リーピィ:「私、教授には感謝してるんだよぅー」笑って リーピィ:「今の私がいるのは・・・お兄ちゃんとおじいちゃんとクリスティナと・・・大首領様と・・・とにかくみんなのおかげだけど」 リーピィ:「教授は『リーピィ』を始めに作ってくれた人だからー」 リーピィ:「だから私、教授が大好きだよぅ。恨んだりしてないよぅ」 GM:ファウスタ「そうね。サナギ怪人レイジーコクーンは私の最高傑作よ。私もあなたが大好き」 リーピィ:「うん!ありがとうなんだよぅ!」笑う GM:にっこり笑ったあと GM:ファウスタ「――その最高傑作が、いつまでも居眠りサナギじゃ教授の沽券に関わるわよねぇ――」 GM:笑顔が黒くなります リーピィ:「・・・うにゃ!?」 GM:ファウスタ「リーピィ、あなたそろそろ羽ばたきたくない?」ニタリ リーピィ:「・・・は、はばたき・・・わ、私に羽がつくのぅ!?」 GM:ファウスタ「ええそうよ――」 リーピィ:「すごいよぅー!羽がついたら・・・えっと・・・その・・・」 リーピィ:「・・・羽がついたら、空中でも寝れるのぅ?」 GM:ファウスタ「動物の翼ってのは自分で羽ばたかせて飛ぶものよ。寝てたら誰が羽を動かすの!」 リーピィ:「・・・じゃあ羽がついてても、飛ぶためにはずっとがんばってないといけないんだよぅ!?」がーん GM:ファウスタ「まったくあなたは寝ることばかり……」 リーピィ:「クリスティナはずっとがんばってたんだねぇ・・・・」 GM:ファウスタ「こん睡状態から完全な回復とはいかなかったけど、それがこんな癖になるなんて」 リーピィ:「だって寝てるときもちいよぅー。せっかく平和になったんだし、これからは出来る限りごろごろするつもりなんだよぅ(キリッ)」 GM:ファウスタ「馬鹿言わないでよ。平和なんて一部だけよ一部だけ」 リーピィ:「うにゃ?一部?」 GM:ファウスタ「ダイナストカバルはまだ活動を続けるのよ。新たな粛清装置が現れたらそれをとめるために」 リーピィ:「あ、アレがまだあるのぅ・・・!?」さすがに強張ります GM:ファウスタ「ここ数年でもああいうのが何件か姿を現してるわよ」 GM:ファウスタ「今後も無いとは言い切れないわね」 リーピィ:「そ、そんなの大変だよぅ!」 GM:ファウスタ「そう、大変なのよ。空中昼寝してる場合じゃないの」 リーピィ:「う、うぅー。しょ、しょうがないよぅ・・・」がっくししつつ GM:ファウスタ「それに神殿との戦いも続いてるしね」 リーピィ:「・・・私、神殿の人とはあまり戦いたくないよぅ・・・」 GM:ファウスタ「何を言うの。神殿よりも地域住民に愛される悪の組織! ダイナストカバルの一員ともあろうものが」 リーピィ:「レイヤさんも・・・アークレンジャーの人も、みんないい人たちだったし・・・今の神殿の人は、私に優しくしてくれるよぅ。野菜くれるんだよぅ」 リーピィ:「だから直接戦うのは嫌だけど・・・」 リーピィ:「神殿より偉くなるっていうのは大首領様のためだから・・・うーん・・・ちょとがんばるよぅ・・・寝てても役に立てるような仕事を探すよぅ」 GM:そこで扉が開かれます リーピィ:「うにゃ!?」 GM:ホエールストーム「教授、大変だ。タイガーがまた発作を」 GM:ホースタイガー「うぐぅ……だ、だめだ……寝ると……寝るとヤツらが来るぞぉぉぉ……!!」 リーピィ:「ホースタイガーさんがー!?大丈夫なのぅ!?」 GM:デビルツイスター「そいつはいつもトラウマを刺激されてるからそんなもんだニョ」 リーピィ:「じゃあいつもどおりなんだねぇ」ほんわか GM:ファウスタ「あー。うるさいから猿轡かませてそこに寝かせてなさい」面倒くさそうに指示を飛ばし リーピィ:「さすが教授だよぅ!指示してる姿がなんかかっこいいよぅ!」しかし自分は動かない GM:ファウスタ「ったく、兄妹そろって脳に欠陥抱えてるとか……」ぶつくさ リーピィ:「うにゃ?」 GM:ファウスタ「ん? 言ってなかったっけ? この三人は私が作った怪人よ」 GM:ファウスタ「だからある意味でこいつらもリーピィのお兄ちゃんになるわけね」 リーピィ:「えー!そうだったのぅ!」びっくり GM:デビルツイスター「お、お兄ちゃんって呼んでもいいニョ……?」たこあしをもじもじさせ リーピィ:「・・・ホエールストームさんとホースタイガーさんと・・・デビルツイッターさんが・・・私のお兄ちゃん・・・」 リーピィ:少し考えて リーピィ:「・・・ごめんなさいだよぅ!」 リーピィ:急に謝りだします GM:三怪人『!?』 リーピィ:「・・・私、私にはお兄ちゃんがもういるんだよぅ」 GM:ホエールストーム「やはりトラウマ怪人にたこ怪人が兄弟というのは年頃の娘には酷だったか」 リーピィ:「そ、そういうわけじゃないよぅ」 GM:デビルツイスター「何を言うニョ。鯨怪人だってイヤだニョ。無駄にでかい図体して」 リーピィ:「け、喧嘩しちゃダメだよぅ」 GM:ファウスタ「フラレたわね」おかしそうに笑いつつ リーピィ:「・・・私のお兄ちゃんは・・・強くてかっこよくて・・・でも融通が利かなくてちょっと不安な・・・」 リーピィ:「ルーお兄ちゃんだけだよぅ。私、お兄ちゃんといつか、世界を見て回るって約束もしたのぅ」 リーピィ:「だからごめんなさい。私はみんなをお兄ちゃんとは呼ばないよぅ」 リーピィ:「でも、大切な仲間で、友達だって思ってるよぅ!」 GM:ファウスタ「ま、お兄ちゃんって歳でもないしねぇ三人とも」 GM:ホエールストーム「うむ。小生ら、オルコットで共に戦ったことは忘れぬぞ」 リーピィ:「私もだよぅ!あの時は本当にありがとぅ!おかげで、お兄ちゃんたちを助けられたよぅ!」 GM:ホースタイガー「そういえば、そのワイルドビートルだが――」 リーピィ:「うにゃ?」 GM:といったところでシーンは閉じます ▼04『旅立ち』登場:クレス GM:では最後にクレスのエンディングです GM:リーピィと同じ頃、ドクトル・セプターに同じく検査を受けているところからです クレス:はーい GM:同じように記憶についてあれこれ聞かれて、一通りの検査は終わりました GM:セプター「ひっひっひ。異常ナシと。脳みそも頑丈にできてて良かったのう」 クレス:「……ふん、その点については感謝はしてるさDr」 GM:セプター「記憶が戻ったらぶっきらぼうになったのう。反抗期か?」 クレス:「俺にとってはあんたはただのネオ・ダイナストカバルに所属している博士に過ぎないだけだ」 GM:セプター「ワシにとっちゃ息子、孫のようなもんじゃよ。この手で生んだ怪人たちはな」 GM:セプター「そして我が最高傑作でもある! ひっひっひっひ!」 クレス:「……勝手にしろ」とっ、そっぽを向きます GM:セプター「ひっひっひ。それで、どーするんじゃ?」 クレス:「……どうするも何もやることは変わらん 俺は俺の道を進むだけだ」 GM:セプター「オルコット支部には残らんのか?」 クレス:「俺はもうダイナストカバルとは関係が無い 新しい支部長候補が来た ならばあそこに残る義理はもう無いさ」 GM:セプター「バーストローズのことか? あれに支部長させたら村ごと爆破されるぞ」笑いつつ クレス:「その時はクリスティナが面倒を見るだろうさ」 GM:セプター「ま、そうじゃな」 GM:セプター「それとな。お前さんに面会人がきとるぞ」 クレス:「面会人?」 GM:ドクトル・セプターが奥の扉に声をかけると扉が開き大首領が入ってきます クレス:「…………大首領」 GM:大首領「うむ。話は聞いたぞワイルドビートルよ」 クレス:「……その名は止めてくれ それを名乗っていいのはあいつだけだからよ」 GM:大首領「そうか――。出て行くのはかまわんが、最後にこの者たちに会ってやるがよい」 クレス:「……それくらいなら構わんさ」 GM:大首領が手振りするとわらわらとたくさんの人が入ってきます クレス:入ってきた人たちを確認します GM:男性が一人が進み出て「……ルーか?」とたずねます GM:ルーの村の人です クレス:「――ッ!?」 入ってきた人たちと声を掛けられたことに思わず息を呑みます GM:「おお、ルーだ」「無事だったんだなぁ」「すっかり怪人になって」と口々に懐かしみます クレス:「――大首領……これは」 GM:大首領「村の生き残りは全て我が組織が引き受けたのだ。記憶がないうちは黙っておくべきかと思っていたが」 GM:大首領「張本人であるアマルデアも倒れた今、彼らに隠しておくこともないかと思ってな」 クレス:「…………」 GM:男性「ルー、お前だけでも生きてて良かったよ。村の仲間の仇をとってくれたんだって?」 GM:男性「おかげでわしら、大首領様に守られながら隠れる必要もなくなった。ありがとうよ」 クレス:「……よしてくれ これは俺が勝手にやったことだ」 GM:男性「そうかそうか……何にしても良かった……ところで、これからどうするんだね?」 GM:男性「もし良ければ、わしらと一緒に来ないか?」 クレス:「……一緒に?」 GM:男性「村を再建するんだよ」 GM:大首領「これまではアマルデアの手が伸びる可能性を考慮して、彼らは我が組織がかくまっていた。        しかしもうその必要もないからな。以前よりそういう約束だったのだ」 クレス:「村を再建……イルコット村が元に戻る」 クレス:そこで一瞬村の景色がフラッシュバックします クレス:が、首を横に振って「……いや、俺は遠慮しておく」と応えます GM:男性「そうかい……」残念そうな顔をしますが GM:すぐに笑顔をつくって GM:男性「だが、どこにいてもお前は村の一員だ。いつでも帰ってきていいからな」 クレス:「……ああ、そうさせて貰うさ」 クレス:と、ぎこちない声で答えます GM:では、口々に別れを告げて村人たちは出て行きます クレス:「……最後に一つだけ応えて欲しい」と出て行く村人を呼び止めます GM:男性「なんだい?」 クレス:「……お前達は俺がアマルデアを倒した……村を焼け滅ぼした奴を殺したことを聞いた時どう思ったんだ?」 GM:男性「わしらは感謝しとるよ。村の者全員そうだ」 クレス:「それは村の仇が取れたことに関してか?」 GM:男性「わしらにそんな事を聞くということは、お前は納得してないのかね?」 クレス:「……いや、ただの確認さ」 GM:男性「この件に関しては複雑だ。全てきれいに終わって、ここから再出発だと心新たな気持ちでもあるが」 GM:男性「復讐の責任をお前一人に背負わせてしまったことには、なんとわびれば良いやら分からん」 GM:男性「だからわしらはせめてお前がもたらしてくれた結果を最良のものにしたいだけだよ」 GM:男性「これもただの自己満足かもしれないがなぁ」と笑い クレス:「いや、復讐は俺が勝手にやったことだ詫びはいらん……時間を取らせてすまなかったな」 GM:男性「ルー、お前はわしらにとっては間違いなくヒーローだよ。ありがとうな」 GM:と最後に告げて扉が閉まります クレス:と、扉を閉まったのを確認してから足の部分を強く叩きます クレス:(……何がヒーローだ!!アマルデアも!!村の奴等も!!俺はただの……復讐者に過ぎないというのに!!) クレス:と手を強く握り締め GM:セプター「ひっひ。さて、検診は終わりじゃ。この後はおぬしの自由じゃぞ」 クレス:「……ああ、もう行かせてもらうさ」 クレス:と、装備を取って退出します リーピィ:んじゃこのあたりで登場希望 GM:大首領「ルーよ。元気でな」その背中に声をかけて GM:部屋を出て扉を閉めると、目の前にリーピィが立っているのに気づきます リーピィ:「お兄ちゃん!」 クレス:「――ッ!?」とリーピィのこれに一瞬反応しますが無視をして先に進みます リーピィ:「待ってよぅ!お兄ちゃん!」 リーピィ:「お兄ちゃん、今日もうダイナストカバルを離れちゃうのぅ!?」追って走ります クレス:その声を聞いて立ち止まり クレス:「ああ、Drからも大首領からも許可は貰った 俺はもうダイナストカバルとは関係が無い」 リーピィ:「・・・・どうして私に黙ってたのぅ?」 クレス:「……知っていたらお前は止めようとすると分かっていたからだ」 リーピィ:「・・・・・・そうだよぅ。私は止めたい。でも、私が悲しいのはそのことじゃないよぅ」 リーピィ:「お兄ちゃんにはダイナストカバルにいて欲しかったけど・・・もしダイナストカバルを離れても リーピィ:大首領様も、クリスティナも、おじいちゃんも・・・みんな、お兄ちゃんの仲間だってことはかわらないから リーピィ:お兄ちゃんがどこにいても、私たちはつながってられるから、それは大丈夫だよぅ」 リーピィ:「でも、私はおにいちゃんだけじゃ心配だよぅ。・・・それに リーピィ:私は、お兄ちゃんのずっとそばにいたい」 リーピィ:「だから、前言ったよぅ。二人で世界を回ろうって」 リーピィ:「・・・お兄ちゃん。私も・・・お兄ちゃんと一緒に行くんだよぅ」 クレス:「……俺はこれから旅立つのは既に個人のことだ だがお前はまだダイナストカバルで、      オルコット村支部員としてやるべきことがあるはずだ だから連れて行くことは出来ない」 リーピィ:「私がリーピィだからダイナストカバルなの?」 リーピィ:「私にはそれがわからないよぅ。私がファミィでもリーピィでも」 リーピィ:「お兄ちゃんを大切な人だって思ってて、ほうっておけないって思ってて リーピィ:そばにいたいって思ってることは、かわらないよぅ」 クレス:「……今はもうそこは関係は無いさ」 リーピィ:「じゃあ大丈夫だよねぇ」 リーピィ:「私のしたいこと・・・だらだらすること、ぐーぐー寝ること、みんなで笑うこと・・・」 リーピィ:「色々あるけど、今は」 リーピィ:「何より、お兄ちゃんの傍にいたい」 リーピィ:「お兄ちゃんの辛いこと、悩んでること、少しずつでも、一緒に感じたい」 リーピィ:「私は、お兄ちゃんと一緒に生きたい」 リーピィ:「・・・きっと、みんなもわかってくれるよぅ」笑って クレス:「……ファミィ、俺の目的は変わってはいない。復讐は完遂する」 リーピィ:「・・・・・・それでも、だよぅ。私も決めた」 リーピィ:「お兄ちゃんが本当にそうしないと生きていけないのか・・・それを一緒に感じていこうと思ったよぅ」 クレス:「……俺が歩む道は決して平和じゃない お前が望むものとは対極にある」 リーピィ:「お兄ちゃんはそう考えてるでしょう?私だって覚悟してるよぅ」 リーピィ:「例えどんなに辛くたって・・・どんなに時間がかかったって、私はお兄ちゃんと一緒にいる」 リーピィ:「お兄ちゃんを救う・・・だなんてはいえない。でも、私はおにいちゃんの悲しみを、もっと知らなきゃならないよぅ」 リーピィ:「だから、私はお兄ちゃんと一緒に行く。今は、そう決めてるんだよぅ」 クレス:「…………」そのリーピィの返答を聞いてしばらく押し黙り クレス:「5分だ……5分だけ待つ」 リーピィ:「!」 クレス:「その間に済ませて来い」 リーピィ:「うん!お兄ちゃん!」 リーピィ:すぐに走り去り、武器やらアイテムを用意してきます リーピィ:ついでに書置き的なアレも リーピィ:あと時間があればファウスタ教授に「今までありがとうだよぅ!」とだけ言って去ろう リーピィ:という感じで5分で戻ってきました リーピィ:「じゅ、準備っ・・・完了、だよぅ!」何故か敬礼して クレス:「……はぁ、一つだけ言っておくぞ、ついて来るからには俺の決めた行動には一切口を挟むな」 リーピィ:「う、うん・・・・」 リーピィ:「でも、せっかくだからお話しするよぅ!」 リーピィ:「旅の途中、色々見たこと、思ったこと」 リーピィ:「昔のことも今のことも、これからのことも!」 リーピィ:「ね!お兄ちゃん!」笑って クレス:「……勝手にしろ、あれだけ守れれば後は好きにしていいさ」 クレス:と、そっぽを向きます リーピィ:「うん!好きにするよぅ!」 リーピィ:「私はおにいちゃんが大好きだから!好きにしてるんだよぅ!」 リーピィ:そういって、ルーの後ろに立ちましょう クレス:「?」と何で後ろに立ったのか疑問に思います リーピィ:「?」出発するんでしょ?と言いたげに リーピィ:「えへへ。こうしてると、なんだか昔を思い出すねぇ」 リーピィ:「危ないところを通る時、お兄ちゃんはいつも私の前に立って、守ってくれたよねぇ」 リーピィ:「ありがとう。お兄ちゃん。でも、今度からは私も、お兄ちゃんを守るからねぇ!」弓を整えて クレス:「……守るんだったら少しは子供っぽい部分を治しておけ」 リーピィ:「む、むぅ・・・が、がんばるよぅ・・・?」 GM:では、グランフェルデン支部を出て旅立つ二人を背景に GM:シーンを閉めましょうか クレス:了解です リーピィ:はーい 二人はダイナストカバルを巣立ち、旅立った その旅路がどんなものになるかは分からない けれど、二人でいれば何があっても大丈夫 さぁ、どこへ行こうか――? おしまい