前回の後、クレスとティナで会話するシーンを設けました GM:じゃあゲンブはダンディと別の部屋で酒でも交わし、リーピィは干草の上で寝転げる、そんな中二人は無言で隣り合って座っています ティナ:普段ならすぐに距離を取るのですが、動けず。 クレス:こちらも特に気にすることは無く思案にふけっています ティナ:「・・・・」 話しかけようとして、それをやめる。 その作業を何度も繰り返し ティナ:「・・・ク・・・ワイルドビートル・・っ」その作業を復帰って、恐る恐る呼びかけます クレス:「……何だ?」と、ティナの方を向きます ティナ:かつて呼びなれた名ではなく、コードネームで呼びかけたのは。 その資格を失ったと考えるから 本来はそもそも呼ぶべきではない。 ティナ:それでも、ついに呼びかけてしまった自分に驚きつつ 何とか繋げようとします クレス:「……どうした」 ティナ:「処断・・・するものだと思っていた。」 クレス:「…………」 ティナ:咄嗟に出たのは 本当に伝えたい事ではなく。 自らが楽に出せる言葉。 ティナ:その負担のなさを反映してか 声色はいつもの氷を纏ったものに戻っています。 ティナ:「かといって、レイジーコクーンやブラックタートルのように区切りをつけた訳でもない。」 クレス:「……何が言いたい」 ティナ:「眼中にない?」 クレス:「…………」ティナの問いには答えず沈黙します ティナ:「アマルデアの攻撃を受けて起き上がってから。あまりにも変わりすぎている。」 クレス:「…………」そのまま沈黙を続けます ティナ:「猪突や妄信が鳴りを潜めている所は評価するべきかもしれない。騒音も減ったと思われる」 クレス:「それが?」 ティナ:「でも、遠く・・・アマルデアが見えるようになった一方で、すぐ前を見ていない。」 クレス:「……前?」 ティナ:思いとは裏腹に、出てくるのは理屈 ティナ:「遠くの炎に目を取られすぎている。」 クレス:「…………」 ティナ:「それは、支部長として、好ましい状態とは言えないと思う」 クレス:「つまりは?」 ティナ:「つまり・・・」 考えるそぶり クレス:じっと、ティナの方を見ます ティナ:「・・・・」 ティナ:言葉が出ない クレス:「……何もいえないってことか 時間の無駄だったようだな」 クレス:そう言って席を立ちます ティナ:それを悔しそうに眺め、 クレスさんが一歩踏み出そうとした頃 ティナ:その腕をぎゅっと掴み、引き止めます ティナ:少しバランスを崩しつつ クレス:「?」 掴まれた腕を見て ティナ:「わ・・・・分からない・・」 クレス:「分からない?」 ティナ:さっきとは一変、震える声で ティナ:「分からない・・・これは、全く論理的じゃない」 ティナ:握った手に力を入れ、 目を伏せたまま ティナ:なんとか言葉を搾り出す ティナ:「でも」 ティナ:「心配になる・・・クレスの事が」 クレス:「……心配……ね」 ティナ:「怖くもある・・・。 それが、私のせいなら尚更。」 クレス:「……お前のせい?」 ティナ:原因の一端はありますからね! ティナ:こくり クレス:「あのダイナストカバルの妨害をしたことか?」 ティナ:こくり クレス:「…………」 クレス:息を少し吸い込み一呼吸置いてから手を払いのけて クレス:「私のせいなんてか……くだらねぇな」 クレス: 「私のせいなら尚更…か……くだらねぇな」 修正 ティナ:ぴくっと ティナ:「くだら・・ない?」 クレス:「その一件でお前が俺に対して責任を感じているのならお門違いもいいところだな」 ティナ:下らない と言われるとは思っていなかったので ずれたモノクルもそのままに、目を瞬かせながら止まってます クレス:「お前が事件の……いや、俺やファミィに対しての加害者にでもなったつもりだったのか?」 ティナ:「責任の一端はあると思って・・・いる」 クレス:「それは違うな」 クレス:「お前が感じているのは責任ではない ただ、単に自分が背負っている罪だ クレス:お前は救える命を自分で見殺しにしただけのこと クレス:それはお前だけの問題であって俺達に降りかかるものではない クレス:加害者側ではない」 ティナ:「・・・・・」フルフル ティナ:目を伏せたまま 身を震わせています ティナ:「そ・・・ん・・・な」 ティナ:「そんな事は分かっている・・・・っ 」 クレス:「お前がやっているのは 隣のやつが生き物を殺そうとしているのを黙って無視をしていたのと同じだ クレス:お前自体にはその非が無い お前は加害者ではない クレス:そこで一呼吸を置き、ティナの方を向きます クレス:ティナの方を睨み付け 修正 ティナ:睨み返しましょう クレス:加害者側に立っているのは……俺だ」 ティナ:「私は・・・好」 予想しなかった言葉を耳にして、言いかけた言葉を止めて クレス:「……俺はアイツにアマルデアの部隊に村の情報を教えた クレス:住んでいる人々、建物、そして村の地形……それこそ村中のいたるところを全てあいつ等に教えた クレス:…………これがどういうことか分かるか?」 ティナ:情報の重要さは身に染みるほど知っている。そして、その情報が引き起こした結果も 「・・・・」 目を見開いて クレス:「……そもそも何故焼き討ちなんてあいつ等は考えたと思う? クレス:宝玉を手に入れるためなら武力の方が早いし確実性がアル クレス:炎の中宝玉を片手に逃げられる可能性もあるんだ クレス:それでも確実性があると判断され 実行する価値が有ると判断された クレス:それは一体何故だ」 ティナ:「確かに、村の戦力などたかが知れている。ただ焼き討ちにして混乱を誘っても効果は薄い・・・」 クレス:「……つまりはそういうことだ」 ティナ:「何故?」 教えた理由 でしょうか ティナ:でしょうか じゃなくて です クレス:「……俺も馬鹿な子供だっただけだ 今のアークレンジャーと同じような立場だっただけだ」 ティナ:「・・・そう」 ティナ:「自己の罪の決着を求めている・・ということ」 復讐以上に、贖罪と クレス:「…………」その問いには答えずに クレス:「俺はなんとしてでもアマルデアを殺す そうしないと それだけは果たさないと俺は終われない」 クレス:「俺はなんとしてでもアマルデアを殺す」 に修正 ティナ:「そう。私の考えていた以上だった・・・という事」 瞑目しつつ クレス:「……少し喋りすぎたな」 ティナ:「よく分かった。」 ティナ:少し自嘲の色を込めて そう零します クレス:「お前は死者を減らすことは出来た……が、総数が増えることは無い クレス:逆に俺は死者の総数が増えるだけ 減ることは無い クレス:結果が同じだが過程や意味が違う クレス:つまりお前の責任なんていうのは筋違いということだ」 ティナ:# ちょっと訂正・・・です。 直近の二行の発言はなしで ティナ:「よく分かった。」 自嘲の色を半分に そう零す ティナ:「ごめん」 俯き クレス:「……何故謝る?」 ティナ:「クレスに察しろという方が無理があった。」 ティナ:普段ですらアレな感じなのに この状況で期待した事に対して クレス:「……何のことだ」 ティナ:モノクルを元に戻しつつ 「私は、 私のせいなら"尚更"と言った筈。 罪悪感は従の理由に過ぎない」 クレス:「だが、俺は言ったはずだが? お前のせいではないと」 ティナ:こくり 「それはもう聞いた。 でも、そのままでいて貰っては困る主な理由には、そんな事は関係ない。」 ティナ:「いつもそう。一つの事にすぐ猪突する。」 ふるふると怒りを沸き立たせながら クレス:「……俺はそうして生きてきたからな 今更変えることはできない」 ティナ:「3年前のクラン・ベルも 2年半前のヴァンスターも、一年前のラインも、ガルドも、ロダニアも・・!」 クレス:「…………」 ティナ:「そして皺寄せがいつも私に来ていた。いつもいつも、いつもいつも・・・!」 思わず水蒸気を氷結させ、礫に 攻撃態勢 クレス:「……それに関してはすまなかった」 クレス:ちょい上無しで クレス:「……何が言いたいんだ 話の脈略がないぞ 何をそんなに怒っている」 ティナ:「私は・・・」 ティナ:「クレスは、命を放り投げて、刺し違えてもアマルデアを倒す積もりだと把握した。」 クレス:「その通りだ」 ティナ:「でも、私は・・・好意を持った相手に斃れて欲しくない。自分勝手だと思う。 でも、そうとしか結論が出ない」 またずれたモノクルのまま 思わず目を伏せそうとするのを制して クレスさんを見上げます クレス:「……悪いな」 ティナ:「やめろ、とは言わない・・・・でも、小細工や計画なら慣れている。」 クレス:「…………だから何だというのだ」 ティナ:「・・周りを見るのは任せて欲しい」 クレス:「……お前は関係ないことだぞ」 クレス:「……お前には関係ないことだぞ」 ティナ:「そんな事は関係ない。」 クレス:「何故そんなことをする」 ティナ:「私の・・・やっと見つけたやりたい事だから。」 むす クレス:「やりたいこと?」 ティナ:こくり クレス:「…………」ティナを見つめます ティナ:泣きそうな瞳で見つめ返します クレス:「…………勝手にしろ」 ティナ:こくり 「勝手にさせてもらう。・・・ありがとう。」 少し赤くなりつつ下を向きます クレス:「……別に、礼を言われる筋合いはない」と言ってその場から立ち去りましょう ティナ:それを見送ります 以上 シーンプレイヤーが退場したのでシーンエンド!