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龍麻がそこへ辿り着いたとき、触手プレイは宴もたけなわだった。
先っぽが男性器の形をした典型的な触手がウネウネと女性陣の肢体にからみついている。
衣服はだいぶ最初の方でに破り捨てられたらしく、あちこちにかつて服であったろう生地が散乱していた。
また、女性陣は例外無く上の口と下の口2つも触手に占領されており、ほとんどの者は既に精神が
おかしくなったのか、虚ろな瞳でエヘラエヘラと笑いながら快楽に身を投じていた。
龍麻は、誰かまだマトモでいられる娘は残っていないかと周りを見渡した。
葵と目があった。生気が残ってるように見えた気がした。
「うふふ、大人のふりかけー! くけけけけー!」
気がしただけだったっぽい。
「ねぇそこのお兄さぁん、大人のふりかけに精液が含まれていないのっておかしいと思わない?」
思わないから蹴っておいた。
「ちくしょう、誰か! 誰か正気を保ってる子はいないのか!?」
思わず叫んだ。足元では葵がエヘラエヘラと笑っている。
「……様……龍……」
聞き覚えのある声が聞こえた。雛乃だ、雛乃に違いない。マイハニーはいずこに?
見つけた! あそこだ!
「龍麻様……たすけて……!」
嗚呼、なんてことだろうか! 雛乃はまだ無事だった! 触手に一触れたりともされていない!
これが愛の力なんだねマイダーリン!

「龍麻様、雛乃は…雛乃は……」
雛乃に襲いかかろうとしていた触手を巫炎で焼き殺し、雛乃を確保する。
「雛乃…! 雛乃! 俺の愛しい雛乃!」
背後から他の女性陣の喘ぎ声が聞こえたりするが気にしない。
今は雛乃のことしか考えられない!!
龍麻は思いっきり雛乃を抱きしめると、そのまま地面に押し倒した。
「きゃっ!」
「雛乃…君が欲しい。俺だけのモノにしたいんだ…!」
雛乃は龍麻の目をしばらく見つめると、わずかにコクンと頷いた。
「雛乃ぉぉぉぉぉ!!」
「いやん☆」
龍麻は触手に負けてなるものかと雛乃の制服を引き裂いた。
その荒々しさが雛乃の生来持つ従順さを目覚めさせる。
「龍麻様…いえ、ご主人様! 雛乃は身も心もご主人様のモノです!
 どうかご主人様の思うが侭にしてください!」
そして今、ここに、空前絶後古今東西前代未聞の素敵なカップルが誕生したのだった!





雪乃は静かにノートを閉じた。
「ネエさんワケわかんないわよ!」

自分の中の「健気で優しくて芯の強い妹像」がこれ以上崩されてはたまらないと、
もう2度と雛乃のノートは見るまいと誓う雪乃だったが、妙に気になって結局見てしまうのだった。