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今までの饒舌を恥じるかのように不意に美冬は口を噤んだ。
焚き火の灯りに照らされていても頬が紅潮しているのが見て取れる。
「その、すまない。私は、こういうふうに話すことに慣れていなくて……」
捲りたてる彼女の必死な形相に龍斗は思わず吹き出しかけ、それを誤魔化すために立ち上がった。
正座したままの美冬は不審そうに振り返ろうとしたが、いきなり背後から回された手が胸に触れ、
ビクリと震え上がった。「あの、龍斗どの、あれは例えで・・・・・・」
「美冬、毛饅頭というものを聞いたことがあるか?」耳元で囁かれ、美冬は当惑する。
「さあ、私は世事に疎くて……」
龍斗の手がゆっくりと胸から下腹部に降りていく。「美冬の臍の下三寸にあるものだ」
「・・・・・・ッ!こんな時に左様な戯言を……」怒鳴りながら振り向こうとした彼女の体が強く抱きし
められる。
「こんな時だからだ。明日はどうなるか判らない、俺達には今しかないから」
美冬の体から力が抜ける。固く合わさった襟から龍斗の手が差し入れられ、着物が内側から緩めら
れていく。剥き出しになった肩を這う唇の感触に美冬は息を呑んだ。帯が解かれ、着物の前がはだ
けられる。裾を割って入ってきた手が彼女の腿をくすぐる。

緊張で硬くなった腿の間に滑り込んだ指がそこに触れた時、美冬は思わず、膝立ちになっていた。
長襦袢越しに背中で感じる龍斗の体は熱く、逞しい。龍斗の掌は美冬の下腹部に吸い付くように置
かれ、指先だけが蠢いている。もう一方の手は確かめるように美冬の体中を撫で上げる。
鍛えられた彼女の体は無駄なく削げ落とされている。
汗で湿った長襦袢を脱がせると、ほんのりと朱に染まった背が露になった。
項から背骨に沿って舌を這わせると、美冬が咽喉の奥から小さな声を上げた。
掌に収まる乳房は未熟な果実のようだった。体の奥に一本芯
の通ったような硬さがある。紛れもない生娘の身体だった。幾度か身体を重ねればこの肌もしっと
りと柔らかくなるだろうが、彼らには時間がなかった。
龍斗は焦燥感に駆られながら、美冬の全てを知ろうとした。指が彼女の奥を探る。
美冬が顔を仰け反らせ、身を震わせた。膝が開き、腰が落ちる。
龍斗は彼女の肩を軽く押し、両手を突かせた。
唯一残っていた腰巻を捲り上げると、充分に潤ったそこを指で広げ、美冬を貫いた。
咽喉の奥で悲鳴を押し殺す彼女の気丈さに愛しさと憐憫の混ざった思いが込み上げる。
「美冬、堪えなくてもいいんだぞ」龍斗の言葉に彼女は頷き、荒い息を吐いた。
龍斗はゆっくりと動きながら、彼女の乳房を掬い上げ、手の中で転がせる。
美冬は彼の動きに身を委ねていた。
頬は熱く、喘いでも喘いでも、空気が肺に届かないような息苦しさを感じ
ていた。痛みと異物感よりも今まで感じたことのない自分自身の内部の器官の働きに驚く。
龍斗を締め付け、より奥にと導こうとする。
「あんっ!」耐え切れずに美冬の唇が開かれ、鼻にかかった声が漏れる。声は止まらなかった。
美冬の身体が細かく痙攣を始めたのを認め、龍斗は小刻みに腰を動かした。
美冬の中に熱い液体が注ぎこまれ、彼らは全身の力を抜いた。龍斗は手早く懐紙で後始末をすると、
美冬を抱き起こした。潤んだ瞳が彼を見上げ、口元には微笑が浮かんでいる。
「お前が、好きだ」彼女の言葉に龍斗は満足そうに頷いた。