################################################## わたしの名前はリンゴ。 こないだミシロタウンに越してきたばかりの女の子。 ひょんなことからご近所さんに、ミズゴロウ♀のフォゲミナをもらって、 ホウエンを旅することになったんだ。 だけどミズゴロウは、絶対に戦闘に出たくない、なんて言ってる。 どうしよう…。 悩みながら101番道路を歩いていると…。 「ちょいとそこ行くかわいらしいお嬢さん」 かわいらしいだって。 あんただ〜れ? 「あ〜ん  知らないのかい?  最強と呼ばれるポケモンのことを  欲しくはないかい? 最強のポケモンを」 わたしトレーナーになったばかりで詳しく知らないんだ、ポケモンのこと。 「しめしめ、それならこっちに来てごらん  ほ〜らこれだ、見てくれ  ふとくてたくましい、俺のビッグマグナムだぜっ(バーン)」 へえ、あなたマグナムって言うのね。 ちょうど一緒に戦ってくれるパートナーを探してたところなの。 マグナム「え? モンスターボールを取り出して?  ちょっと待って、捕獲ってそれはまずいやめっ――」 いいところに出会ったマグナムを戦闘員として捕獲。 彼が何を言ってるのか分からないけど、 最強のポケモンって言うんだから心強いね。 ニックネームはマグナムにしたよ。 わたしはリンゴ、これからよろしくねマグナム。 ということでママ、いってきます。 104番道路 ふたごちゃん「あたしたちとたたかいたいなら、ポケモンを2ひきつれてくるです!」 マグナム「よーじょっ! よーじょっ!」 戦えないっつってんでしょ。 そう、ホウエン地方では、ダブルバトルを望むトレーナーがいる。 ミズゴロウは戦闘に出たくないと言ってボックスにこもってるから、 もう一人、マグナムの相方をつとめるポケモンを捕まえたい。 トウカのもり 「ぼくのピーナッツだよ」 彼が何を言ってるのか分からないけど、 ニックネームはラッカセイにしたよ。これからよろしくねラッカセイ。 続いて116番道路でツチニン♀を捕獲、NNはナズナ。 彼女も戦うのは嫌いみたい。 スバメにつつかれるとまたたくまにマグナムのHPが減るから、どこかでレベル上げしないと。 でもあれ? 最強のポケモンにレベル上げって必要なの? マグナム「この力を使うのも、ふっ、久しぶりだからな…  ウォーミングアップをしとかないと制御できなくなりそうだぜっ」 ……ふ〜ん。 103番道路でポチエナとたくさん戦って、攻撃のきそポイントを貯める。 きそポイントは今後振りなおす可能性もあるけど、 いずれにせよ攻撃だけはMAXにしておきたいしね。 ユウキ「父さん大変だよ!  リンゴは103番道路のポチエナを絶滅させる気だよ!」 ################################################## ケムッソ1体で殿堂入りを目指すこだわりプレイ ・ケムッソ1体のみを使って殿堂入りを目指す ・ポケモンチェンジは禁止、秘伝要員がバトルに顔を出した瞬間にリセット ・ダブルバトルに限って、相方に「かたくなる」だけのカラサリスを使える ・使用ROMはエメラルド マグナム(ケムッソ♂)なまいき りんぷん Lv2 H14 こ7 ぼ6 コ6 ボ6 す5 たいあたり・いとをはく ラッカセイ(カラサリス♂)なまいき だっぴ Lv5 H21 こ9 ぼ11 コ9 ボ8 す6 かたくなる ################################################## 環境に多大な影響を与えた後、カナズミジムリーダーツツジに挑戦。 相手はレベル10代前半の岩タイプ3体。 マグナムLv22 H59 こ42 ぼ27 コ16 ボ26 す16 オレンのみ 緒戦 このレベル差でもイシツブテの「がんせきふうじ」でHPをごっそり持っていかれる。 「いいキズぐすり」で回復すれば間に合うけど…、マグナムって本当に強いポケモンなのかな? マグナム「相性が…じゃなくてその、て、手加減してやってるのさっ…!」 3回戦 手加減「たいあたり」じゃラチが明かないから、 新しく覚えた「どくばり」を撃ち込む持久戦に。 ノズパスの「がんせきふうじ」の猛攻に「いいキズぐすり」を切らしてちゃったけど、 その後は「かたくなる」や「たいあたり」しかしてこず、 ノズパスは毒のダメージがたまって倒れ、からくも勝利。 ストーンバッジをゲット。 使用アイテム(いいキズぐすり×7) ツチニンに「いあいぎり」を覚えさせて、アイテム回収。 トウカのもりで「ちいさなキノコ」を拾ったら、ラッカセイが「ぼくが持つ」と言い出す。 ポケナビをもらったので、今まで戦った人と登録し合おうと思ったら、 お隣さんのユウキくんにしつこく電話番号聞かれる。 しょうがないなぁ、じゃ教えてあげる、うちのパパの番号。 おじいちゃんとムロタウンまでクルージング、とそこへパパから電話。 だいじょぶ、おじいちゃんだから安心して。 ################################################## ムロタウンでもらった「シルクのスカーフ」はマグナムにぴったり。 ムロジムではトレーナーとの不意のタッグバトルが怖いので、 ラッカセイとツチニンをボックスに預けとく。 こうすると、タッグバトルではなく、シングルバトルの二連戦をやってもらえる。 ムロジムリーダートウキに挑戦。 相手は格闘タイプ3匹、レベルは10代後半。 マグナムLv25 H66 こ48 ぼ31 コ17 ボ28 す18 シルクのスカーフ 緒戦 アサナンの残した「リフレクター」に守られつつ「ビルドアップ」を3回積んだマクノシタにつぶされたり、 追い詰められたマクノシタの「きしかいせい」がきゅうしょにヒットしたりして負ける。 マグナム「リンゴさんあのこれまじ痛いんですけど」 だいじょぶだいじょぶ、マグナムは最強のポケモンだもんね。 マグナム「…う、うん、そうさ」 2回戦 「ビルドアップ」は こうげき と ぼうぎょ を同時に上げる。 序盤は「たいあたり」を軽く当てていって、積んできたら「どくばり」を撃つ作戦でいく。 「ビルドアップ」2回積まれるも、毒のダメージに「たいあたり」でダメ押しして勝利。 ナックルバッジをゲット。 使用アイテム(いいキズぐすり×6) トウキ「う〜ん、予想していたよりキミはビッグウェーブ!」 マグナム「ビッグウェーブ? ノー! ビッグマグナム!」 おまえらうるせーよ。 いしのどうくつのダイゴさんにお手紙届ける。 その途中、野生のココドラに大苦戦、毒無効、「たいあたり」四半減でダメージが通らない。 特性「りんぷん」のおかげで「どろかけ」の命中率低下を受けないのが救い。 ダイゴ「キミのポケモンなかなか……うっ、えーと  あ、そうだ、お互いポケナビに登録しないかい?」 マグナム「今なんで話題そらした!?」 道中のイベントやトレーナーを片付けながらキンセツシティ到着。 トレーナーとの戦闘で不意にココドラが出てきてはあせる。 うわずった声で「全然平気」とのたまうマグナム。 ################################################## ジムの前にいるミツルくんをどかして、キンセツジムリーダーテッセンに挑戦。 相手は20代前半の電気4匹、うちはがねタイプ1匹。 マグナムLv37 H88 こ73 ぼ37 コ30 ボ39 す28 シルクのスカーフ 緒戦 「じばく」に注意ビリリダマ。 レアコイルでは回復の応酬。 ダメージがなかなか通らず、「でんげきは」の連射に回復薬を湯水のように使わされる。 なにより「どくばり」が効かない。 さらに向こうは「でんじは」や「ちょうおんぱ」を絡めてくるからのだから分が悪い。 こんらんを回復できるアイテムは今のところ入手できてないし…。 「たいあたり」の命中率95という微妙な数値に何度か涙を飲む。 マグナム「はがねキライ…はがねキライ…」 最強のポケモンなんでしょ? ピシっとしなさい。 一旦トウカにもどってお花屋さんにいる女の子にお願い、 「キーのみ」をおすそ分けしてもらう。 4回戦 ラクライに「どくばり」を放ち、わざと「いいキズぐすり」を使わせる。 こうしておくと次のレアコイルでは1回しか使ってこない。 レアコイルに「いとをはく」を2回放って先制する。 これで後攻の「ちょうおんぱ」を受けても、次のターンに「キーのみ」で回復すれば自滅しない。 「でんげきは」を「サイコソーダ」で抑えつつ「たいあたり」の連発で勝利。 ダイナモバッジゲット。 (サイコソーダ×17 クラボのみ×19 キーのみ×3) ここでマグナムはがんばリボンゲット、 ミズゴロウをボックスから復帰して「いわくだき」を覚えさせ、 ラッカセイは「これだこれこれ」と言って「きんのたま」をせしめる。 久しぶりにおじいちゃんと船に乗っていしのどうくつに行ったら、 ココドラともだいぶ戦えるようになってる。マグナムすごい。 あとかざんばい集めやら、りゅうせいのたきの下見やら、マグマ団いじめやら。 ################################################## 温泉入ろう入ろうとうるさいマグナムを引きずってフエンジムリーダーアスナに挑戦。 炎タイプが4匹、25前後と、コータスだけLv29。 マグナムLv46 H119 こ84 ぼ55 コ31 ボ50 す36 シルクのスカーフ 緒戦 バグーダの初発「オーバーヒート」はHP満タンからならギリギリで耐えられる。 「オーバーヒート」は、放つたびに とくこう ががくっと下がるので、 初手で「にほんばれ」さえ来なければなんとかなる。 「メロメロ」は以前作ってもらった「あかいビードロ」で回復できる。 しかし、コータスの初発「オーバーヒート」の火力にマグナムはHP満タンでも耐えられない。 マグナム「おっぱい! おっぱい!」 近くの漢方薬店で「ちからのねっこ」を買い、 さらにいろんな意味で熱くなってるマグナムの頭を冷やすためにレベル上げ。 マグナムLv50 H128 こ91 ぼ59 コ34 ボ55 す38 シルクのスカーフ 6回戦、今度こそ コータスの初発「オーバーヒート」を121ダメージで受け、薄皮一枚つながる。 しかしコータスは「しろいハーブ」で1回だけ能力回復してくるからまだ油断できない。 「ちからのねっこ」で回復させ、「オーバーヒート」で110ダメージを受ける。 その後「にほんばれ」からもう一度「オーバーヒート」を繰り出してくるも、 マグナムは黄色で耐え、「たいあたり」でKO。ギリギリの戦いだった。 特防↑の性格がいきたかしら。ヒートバッジをゲット。 (いいキズぐすり×1 サイコゾーダ×3 ちからのねっこ×6 あかいビードロ) よりみちがてら、トレーナーヒルに挑戦。 即座に敗退。…忘れよう。 おじいちゃんと最後のクルージング。 今までありがとうおじいちゃん。 ################################################## パパあらためトウカジムリーダーセンリに挑戦。 相手はノーマルタイプ4匹、レベル30前後。 マグナムLv52 H133 こ94 ぼ61 コ35 ボ56 す40 シルクのスカーフ 緒戦 パッチールは「フラフラダンス」を使うけど、「きいろビードロ」があるから問題無い。 ヤルキモノとの火力勝負はこちらの勝ち。 マッスグマに初手で「はらだいこ」を使われると、 マグナムの後攻「たいあたり」ではダメージが1/2に届かないため、つまり成功されてしまう。 こうげきMAXからの「からげんき」「きりさく」、ともに1回は耐えられるが、攻撃できるスキが無くなる。 いかがわしいポケモン(マグナムのことだ)と一緒に旅してるわたしに、パパが本気で怒ってる…。 5回戦 パッチールはひたすら「フラフラダンス」をくりかえす。 マッスグマは運良く「はらだいこ」を繰り出さなかった。 ケッキングの「カウンター」をよけるためになまけターンに攻撃し勝利。 バランスバッジありがとうパパ。 (サイコソーダ×1 ちからのねっこ×4 きいろビードロ あおいビードロ) センリ「まさか…まさかマグナムに負けるとは…  …わかった! 約束は約束だ! リンゴとの交際を認めよう  ジムリーダーとしてはうれしい…  だが親としては言いようがないくらい腹立たしい気持ちだ…!」 パパ…いったい何の話をしてるの? 「なみのり」のわざマシンをもらったのでミズゴロウに覚えさせる。 ストーリーを進める前に「なみのり」を使った再探索。 119番道路で「そらをとぶ」要員トロピウス♀を捕獲、NNはナタデココ。 うん、バトルはしたくないのね。だいじょぶ分かってるよ。 気象研究所でツチニンとはひとまずお別れ、今までありがとね。 ついでにアクア団いじめる。 インタビュアーマリとダイとのダブルバトルで、初めてラッカセイを突破される。 ミズゴロウとトロピウスをPCにあずけ再挑戦。 ################################################## ダイゴ「ん? リンゴちゃんか、久しぶりだね」 あらこんにちは、ダイゴさん。 マグナム「ダイゴのやつ、リンゴに馴れ馴れしくしやがって…」 ダイゴさんにデボンスコープをもらって、ヒワマキジムリーダーナギに挑戦。 飛行タイプ5匹、レベル30前後 マグナムLv62 H156 こ111 ぼ72 コ40 ボ66 す46 シルクのスカーフ 緒戦 チルットに「ほろびのうた」を使われると打つ手がなくなる。 チルタリスはすぐに「りゅうのまい」を積みはじめる。 これを3回以上積んでからの「つばめがえし」は、マグナムに1/2超のダメージ。 マグナム「食われるもうやだ俺うち帰るひぎゃぁああぁあっ!」 食べられても回復してあげるから、マグナムがんばってっ(ガッツ)。 7回戦 トロピウスがひたすら「こうごうせい」したがる。 ペリッパーには「いとをはく」1回で先制して、 「ちょうおんぱ」を次に残さないようにする。 そしてチルタリスにはなんとしてでも毒を撃ち込んでおく。 「りゅうのまい」3回からの「つばめがえし」で 身動きがとれなくなっても、やがて毒がまわって倒せる。 エアームドとの長期戦を乗り切ればフェザーバッジゲット。 (ちからのねっこ×8 きいろビードロ) 123番道路の秘伝技無しに行けない場所によけられないタッグバトル。 ラッカセイはレベル差もあり一撃で落とされる。 何度戦っても必ずラッカセイが狙われる。弱いものいじめよくないよ。 なんて言っても始まらない、さあどうしよう、戦わないという選択肢もあるけど、アイテムは回収したいし。 ここは「マグナムとラッカセイ以外を野性ポケモンとの戦闘でひんしにしておく」 という方法で非戦闘員の登場を回避する。 ミズゴロウ・トロピウス「戦ってないけど…たしかに戦ってないけど…でもこれって…! ごぼっ…」 アクア団、マグマ団の両基地を襲撃。 ポチエナ系統の「ほえる」が怖い。 ################################################## 海を渡りトクサネシティ到着。 マグナム以外をボックスにあずけ、タッグ戦を回避しつつジムトレーナー戦をすます。 ラッカセイを連れて、トクサネジムリーダーフウとランに挑戦。 40代前半エスパー4体とのダブルバトル。 マグナムLv72 H180 こ128 ぼ83 コ46 ボ75 す54 シルクのスカーフ ラッカセイLv22 H59 こ26 ぼ33 コ23 ボ20 す15 きんのたま 緒戦 トクサネシティの男の子から「おうじゃのしるし」をもらってるけど、 マグナムの絶望的な すばやさ じゃ先手を取れないから、「シルクのスカーフ」を持たせる。 ラッカセイは1ターン目で必ずネイティオの「サイコキネシス」に落とされる。 タイミングはよく分からないけど、ネイティオはソルロックにチェンジしてくることがある。 ネンドールは「じしん」を連射するけどだいじょぶ。 といっても「げんしのちから」によるパワーアップは怖い。 とくせい「りんぷん」は、こちらに影響を及ぼす追加効果は防げるんだけど、 相手の能力が上がる追加効果は防ぐことが出来ない。 ソルロックには「たいあたり」ではほとんどダメージが通らない。 「にほんばれ」+「かえんほうしゃ」は、ネンドールの攻撃と合わせて1/2超のダメージ。 ルナトーンは「めいそう」を積んでくるから、早めに何とかしたい。 火力の低いネンドールを居座らせれば、多少楽になる。 実質、マグナムの苦手なタイプ詰め合わせとの二対一のバトル、ひたすら負ける。 エスパーに虫が挑んでるのに、最強のポケモンが聞いてあきれる。 マグナム「リンゴ、あの実は俺、最強のポケモンじゃなくて…その、だましててごめんなさい」 うん…、もう知ってるからそれ。 10回戦 ネイティオを毒と「たいあたり」で落とす。 ソルロックの「にほんばれ」+「かえんほうしゃ」を回復でおさえつつ、 「にほんばれ」を繰り出すスキをぬうように毒を撃ち込む。 ソルロックが毒でもがいている間に、ネンドールにも 「たいあたり」でダメージを加えて、「すごいキズぐすり」を使わせる。 こちらの回復薬には余裕があり、 相手はソルロックとネンドールで「すごいキズぐすり」を合計2回使用している。 このあとルナトーンに毒を撃ちこめればこの勝負いける。 と思ったら、フウランは再びソルロックに「すごいキズぐすり」を使用。 …あれー? 調べてみると、フウランは「すごいキズぐすり」を4回まで使うらしい…。 すかさずネンドールに毒を撃ち込む。 次のルナトーンが「めいそう」を積んでいる間に毒を撃ちこんでも、 先に毒を受けているネンドールの方に最後の「すごいキズぐすり」を使ってくるかも、という作戦。 ルナトーンの「めいそう」3回からの「サイコキネシス」で 一気に赤ゾーンまでもっていかれ、身動きが出来なくなるが、 フウランは「すごいキズぐすり」を案の定ネンドールの方に使用し、ルナトーンは毒で落ちる。 PP切れで「ひかりのかべ」を張ることしか出来なくなったネンドールは、もはや飛んで火にいる夏の虫。 毒と「たいあたり」でネンドールを落とし、マインドバッジゲット。 (ミックスオレ×2 すごいキズぐすり×30 フエンせんべい×1) ################################################## ダイゴさんと共闘して、宇宙開発を阻むマグマ団を討伐。 対するはホムラとマツブサ、レベル40前後を6体、あく、どく、ほのお等。 マルチバトルということで使用するポケモンを3体まで選択するわけだけど、 もちろんわたしが選択するのはマグナムだけ。 マグナムを見てあきれ顔のダイゴさんは、40代前半のはがね3体。 マグナムLv73 H183 こ130 ぼ84 コ47 ボ77 す54 シルクのスカーフ マグナム、ダイゴさんのメタングともに「いばる」を受けるも、 すかさず「きいろビードロ」で解いてあげる。 「ドわすれ」を積んだバグーダを倒すのがマグナムの役。 終盤、クロバットとゴルバットが同時に登場し、マグナムに集中攻撃を浴びせる。 マグナムが相手の攻撃を引き付けているその間に、メタングの「サイコキネシス」が威力を発揮する。 見事な連携プレイで勝利、と言えば聞こえはいいけど…。 マグナム「まぁ、10割方俺の活躍だったな!」 結局のところ始終ダイゴさんに頼った一戦だった。強いのねダイゴさん。 (すごいキズぐすり×3 きいろビードロ) その後「ダイビング」をミズゴロウに覚えさせ、海洋探索。 ################################################## 超古代ポケモンを見物したあと、ルネジムリーダーアダンに挑戦。 40代の水タイプが5体。 マグナムLv75 H187 こ134 ぼ86 コ48 ボ79 す55 かいがらのすず 緒戦 全体的に攻撃力はそれほどでもない。 ただキングドラは「かげぶんしん」を積んで、 追い込まれると「ねむる」+「カゴのみ」で回復するっていう耐久型。 これじゃ毒も効かない…。 もたもたしてると「かげぶんしん」をどんどこ積まれて、「たいあたり」がかすりもしなくなっちゃう。 3回戦 「かいがらのすず」に代えて、「シルクのスカーフ」を持たせる。 それでもキングドラはマグナムの「たいあたり」を5発当ててやっと倒せる、といったあたりだと思う。 そしてキングドラが「ねむる」を使うのは体力が黄色ゾーン以下になったとき。 つまり「ねむる」を使用してこない範囲からは、仮にきゅうしょに当てたとしても落とせない、ということ。 そこで、「すごいキズぐすり」を大量投入して長期戦に持ち込む。 「れいとうビーム」「みずのはどう」、さらに「ねむる」をPP切れさせていく。 「かげぶんしん」連発状態で、毒を撃ちこみ、勝利。 そんなかなり強引な戦法でレインバッジをゲット。 (すごいキズぐすり×14 ヒメリのみ×1 きいろビードロ あかいビードロ) ################################################## 「たきのぼり」でアイテム回収後、チャンピオンロード突入。 いつかお世話してあげたミツルくんと戦闘。 40代前半5体、タイプいろいろ。 マグナムLv76 H190 こ135 ぼ87 コ49 ボ80 す56 かいがらのすず 緒戦 チルタリスに「りゅうのまい」を積まれるとまずい。 エネコロロは「あまえる」「うたう」「メロメロボディ」でまどわしてくる。 特に「あまえる」を受けると後がつらい。 レアコイルは「いやなおと」+「ちょうおんぱ」コンボを使う。 ただ、残りのポケモンの攻撃技はみんな特殊系だから、「いやなおと」は後にひびかない。 ロゼリアは「やどりぎのタネ」を使う。 サーナイトは「めいそう」とともに「かげぶんしん」を詰んでくるので、 やどりぎが残っているときびしい。 5回戦 チェンジ出来ない分、やどりぎと能力低下は脅威、一気に押し切りたい。 「シルクのスカーフ」にチェンジ。 チルタリスは「たいあたり」で5発だけど、「シルクのスカーフ」を持たせると4発になる。 エネコロロも「たいあたり」3発で一気に。 レアコイルには「いとをはく」を1回放ち先制する。 体力に余裕を持った状態でレアコイルを倒し、 ロゼリアには「やどりぎのタネ」を放つ暇を与えず、「たいあたり」2発で倒す。 サーナイトは「どくばり」でダメージを調整して回復薬を使わせず、「たいあたり」でとどめ。 (すごいキズぐすり×5 きいろビードロ) ################################################## チャンピオンロードを抜けると、いよいよそこはトレーナーの頂点を決するポケモンリーグ。 マグナム「まじ怖いっす」 ここまで曲りなりにも最強のポケモンとして振舞ってきたマグナムを、 しかし今回は本気でサポートしていく。 マグナムLv77 H192 こ137 ぼ88 コ49 ボ81 す57 シルクのスカーフ 1人目の四天王、カゲツに挑戦。 悪タイプ5体、40代後半。 緒戦 先鋒グラエナは「いかく」、さらに初手必ず「すなかけ」でこちらの戦力をけずってくる。 アブソルは「いわなだれ」「つばめがえし」「つるぎのまい」持ち。 ダーテングは「かげぶんしん」、シザリガーは「つるぎのまい」。 全体的に能力変化を利用してくる戦法といったところかな。 5回戦 初手「エフェクトガード」で先鋒グラエナの「すなかけ」をおさえ「プラスパワー」×4を積む。 次のアブソルで「ディフェンダー」×2を積む。 「つるぎのまい」1回からの「いわなだれ」ならこれで耐えられる。 ダーテングは「かげぶんしん」+「いばる」コンボで攻めてくる。 「いちゃもん」をつけられても、「いばる」を何回も受けた「どくばり」は強い。 「いばる」のこうげき上昇のおかげで、あとは楽々勝利。 (すごいキズぐすり×6 かいふくのくすり×1 プラスパワー×4 ディフェンダー×2 エフェクトガード×2) 2人目の四天王、フヨウに挑戦。 ゴーストタイプ5体、40代後半。 緒戦 頼れるのは「どくばり」、その3割の毒効果。 先鋒のサマヨールは「のろい」を放ってくることがある。 これをもらうと、回復に追われて後が大変。 6回戦 効果的なもちものが無いから、気休めに「きよめのおふだ」を持たせてみる。 「たいあたり」が効かないから、ひたすら「どくばり」を撃つ。 先鋒サマヨールが毒で蝕まれている間に「プラスパワー」を積む。 先鋒サマヨールは回復後、2対目サマヨールにチェンジしてくる。 こっちのサマヨールは「いわなだれ」を使う。 ジュペッタと合わせて、フヨウの持つポケモンの中では火力が高い。 とにかく「どくばり」を連射して勝利。 (すごいキズぐすり×11 フエンせんべい×1 かいふくのくすり×3  ヒメリのみ×2 プラスパワー×6 ディフェンダー×2) 3人目の四天王、プリムに挑戦。 氷タイプ5体、50代前半。 フヨウ戦でレベルが上がりマグナムLv78。 マグナムLv78 H194 こ139 ぼ90 コ50 ボ82 す58 シルクのスカーフ 緒戦 もちものを「シルクのスカーフ」にチェンジ。 トドグラー2体には「いとをはく」1回、他は2回放てば先制できる。 2体目オニゴーリの「だいばくはつ」には、体力満タンでも耐えられない。 マグナム「オトナの色気にメロメロだぜぇ…」 ぽっぺんぽっぺん(あかいビードロ) 6回戦 先鋒トドグラーで「プラスパワー」×5、「スピーダー」×2、 「クリティカッター」を積み、一気に勝ち抜く。 恐れていた2体目オニゴーリの「だいばくはつ」も使用されず。 トドゼルガは「たいあたり」をきゅうしょに当てて一撃。 (すごいキズぐすり×6 プラスパワー×5 ディフェンダー×1 スピーダー×2  クリティカッター×1 あかいビードロ) 最後の四天王、ゲンジに挑戦。 ドラゴンタイプ5体、50代前半。 敗北幾多 チルタリスの「りゅうのまい」からの「つばめがえし」のダメージが半端ではない。 またそれを越えても、ボーマンダの「かえんほうしゃ」が一気に黄色ゾーンまで突き刺さり、 攻撃できるスキが無い。 そして、とくぼうを上げるアイテムはホウエン地方に存在せず、これをふせぐ手段が無い。 何度挑んでも、ボーマンダを抜くことが出来ない。 ……。 ################################################## ここまでなのかな…。 ようやくここまで来たのに、がんばってきたのに、 分かってた、マグナムじゃ所詮でんどういりなんて、できない…。 タイプ相性不利の壁をのりこえて、多くのジムを破ってきたマグナムの、 けど、これが限界。 わたしは、マグナムは、ここまでなんだっていう壁が、そこに見える。 くやしい。くやしいと、渾身の力で壁を叩くけれど、叩いた手の痛みは、その存在を証拠立てるだけだった。 強い絶望感に打ちひしがれる。 ああ…パパ…リンゴだめだったよ…。 マグナム「待ってくれリンゴ  本当にここであきらめるつもりなのか!?  それじゃあ今まで俺たちががんばってきたのは、一体なんのためだったんだよ  俺の力は、まだ、もう少し足りないだけなんだ  かえんほうしゃが確2…? だから、だからどうしたっていうんだっ!  弱いからってポケモンを切り捨てる、お前はそんなやつだったのか? リンゴ!」 ……。 マグナム「違うだろ? 俺の下らないウソに付き合って、ここまで一緒に戦ってくれたじゃないか!  俺はまだやれる! まだ戦えるぞ! ふざけんじゃねえ!  リンゴ! お前ここであきらめやがったら、おっぱいもむぞ!  もみしだいてやるぞリンゴ! それでもいいのか!?」 マグナムに見えないよう、涙を拭う。 そうだね。マグナムのレベルは今まで、最低限のレベル上げだけでどんどん上がってきた。 けどここはポケモンリーグ、マグナム一人で挑むには今まで以上の困難を覚悟しなきゃいけなかったんだ。 決心する。覚悟して、度胸をすえる。まだ出来る努力があるなら、負けじゃない。 マグナム「よーし、もむからな…ってあれ?」 マグナムは最強じゃない。 でもそれは、まだ強くなれる、ということに他ならない。 だから、ホウエン中をまわり、武者修行をする。 マグナムLv95 H235 こ168 ぼ108 コ60 ボ99 す70 そして、きのみやマックスアップ等を使って、きそポイントの調整をする。 こうげきMAX ブロムヘキシン×10 キトサン×10 マックスアップ×6 マグナムLv95 H230 こ168 ぼ122 コ53 ボ121 す52 すばやさを捨て、攻撃と耐久に特化させる。 すばやさが下がることで状態異常技の流しが出来ない場面が増えるけど、 それは「いとをはく」でフォローできるし、 中途半端なすばやさで先制できないよりも、より耐えて返す方がいいはず。 マグナムの場合、一番堅い きそポイントの振り方はこれではないけど、 振り直しも考えて、調整しやすい感じにしておく。 ついでに「きいろポロック」をたくさん作って、コンディションも整える。 けづやMAX たくましさMAX 他ぜんぶ±0 それと作戦。 今までのジム戦、リーグ戦で、 相手トレーナーが回復薬を使うタイミングについてある程度理解できてきた。 火力のひたすら低いマグナムと一緒に戦ったから分かったこと。 回復薬を使うトレーナーは、回復薬使用フラグを決まった数持っていて、 手持ちのポケモンがある一定数倒されたときに、このフラグを1つずつONにしていく。 またフラグのうち1つは、必ず最初からONになっている。 このフラグはそれぞれ回復薬1個に対応していて、トレーナーはフラグがONの数しか回復薬を使用しない。 たとえば、フラグがONの状態で、回復薬を使用させずに相手のポケモンを倒しつづけると、 それ以降のポケモンで、フラグがONの数だけ回復してくる可能性がある、ということ。 そして回復薬を使用するタイミングは、HPが1/4以下、おおよそ赤ゾーンのとき。 この仕組みを利用すると、対処しやすいポケモンにわざと回復薬を使用させて、 回復薬フラグをやっかいなポケモンに残さない、といった戦い方ができる。 また相手トレーナーは、場にいるこちらのポケモンに対して、 弱点をつける技を持っているポケモンの中から、優先度の高いポケモンを決まった順番に繰り出してくる。 これは結局、マグナム1人の戦場で、戦うポケモンの順番がほとんど変わらないということ。 チェンジのタイミングや、チェンジしてくるポケモンについてはよく分かんないけど。 そして再びサイユウシティ、ポケモンリーグへ。 今までともに旅をしてきたラッカセイ、ミズゴロウ、トロピウスとは、いったんここでお別れ。 マグナム「体力の回復はした? アイテムの買占めはできた? 勝負パンツはいた?」 準備OK! もう逃げない、絶対に。それじゃ行こうか、マグナム。 ################################################## 1人目の四天王、カゲツに再挑戦。 悪タイプ5体、40代後半。 初戦 グラエナから「すなかけ」1回を受けて倒す。 アブソルの「いわなだれ」を、強化マグナムなら3回耐えられる。 ダーテングにはまず「いとをはく」を放ち、先制する準備をする。 「いばる」を受けても、先制できているから次のターンでこんらんを回復すれば自滅しない。 シザリガーは「つるぎのまい」2回からの「かいりき」「からげんき」、ともに2回耐える。 「すなかけ」がひびいてたまに「たいあたり」を外すけど、こうげきが上昇したこのマグナム、止まらない。 (ミックスオレ×1 すごいキズぐすり×6 きいろビードロ) ################################################## 2人目の四天王、フヨウに再挑戦。 ゴーストタイプ5体、50前後。 2回戦 「のろい」に対して「きよめのおふだ」が効かないみたいだから、「のんきのおこう」を持たせてみる。 強化マグナムはすばやさが下がっているとはいえ、サマヨールになら先制できる。 先鋒サマヨールの「まもる」連発の隙間から毒を撃ち込む。 体力を半分以下にしてしまえば、「のろい」を使うことは出来ないはず。 2体目サマヨールの「いわなだれ」、しかし強化マグナムに対しダメージは微々。 次のジュペッタを倒すとき、「おんねん」で「どくばり」のPPが0に。 「ヒメリのみ」を食べさせつつ、「どくばり」を撃っていき勝利。 全体的に毒の打ち込み成功が早くて助かった。 いつもこうならいいのに…。 (すごいキズぐすり×6 フエンせんべい×1 ヒメリのみ×5 きいろビードロ) ################################################## 3人目の四天王、プリムに再挑戦。 氷タイプ5体、50代前半。 初戦 「シルクのスカーフ」にチェンジ。 始終「あられ」が降り注ぐ。 トドグラーは「たいあたり」4発、オニゴーリは3発で倒せる。 オニゴーリの「れいとうビーム」の威力はなおも侮れない。 2体目トドグラーの「ふぶき」の方がダメージは少ないくらい。 2体目オニゴーリに警戒して回復させると、案の定「だいばくはつ」を繰り出す。 以前のマグナムは体力満タンでも耐えられなかったこの攻撃だけど、 しかし強化マグナムは黄色ゾーンでこれを耐えちゃう。 トドゼルガには「たいあたり」がうまく急所に当たり、回復薬を使わせずに勝利。 (ミックスオレ×1 すごいキズぐすり×6 あかいビードロ) ################################################## 最後の四天王、ゲンジに再挑戦。 ドラゴンタイプ5体、50代前半。 初戦 「シルクのスカーフ」のままいく。 キングドラ以外、何かとマグナムの弱点を攻める技を持ってる。 コモルーの「まもる」は気にしない。 フライゴンの「かえんほうしゃ」を強化マグナムは3発耐えられる。 チルタリスが「りゅうのまい」2回からの「つばめがえし」、強化マグナムなら2発耐えられる。 そして以前マグナムが泣きを見たボーマンダの「かえんほうしゃ」、 しかし強化マグナムはぎりぎり2発耐えてみせる。 ここからは、「いかく」で「たいあたり」の火力が下がるから、毒針戦法で攻める。 キングドラは「りゅうのまい」3回からの「のしかかり」をするけど、強化マグナムにはなんでもないぜ。 毒を撃ち込み、「たいあたり」でダメ押し、勝利。 (すごいキズぐすり×12) ################################################## ホウエン地方ポケモンリーグチャンピオンミクリに挑戦。 水タイプ6体、50代後半。 マグナムLv96 H232 こ170 ぼ124 コ53 ボ122 す52 シルクのスカーフ 緒戦 ホエルオーの残す「あまごい」からのドククラゲの「ハイドロポンプ」は高火力、 でもギリギリ2発耐えられる。 ルンパッパは「かげぶんしん」+「やどりぎのタネ」コンボを使う。 倒せてもやどりぎが残るとあとが続かない。 ギャラドスの「りゅうのまい」からの「はかいこうせん」が脅威。 「りゅうのまい」2回なら耐えられるけど、3回以上積まれると体力満タンでも耐えられない。 このルンパッパとギャラドスが山場。 あと「かいふくのくすり」を合計4回も使ってくる。 18回戦 「やどりぎのタネ」をなんとか回避したくて、「のんきのおこう」を持たせる。 ルンパッパには命中率と毒のダメージを考えて「どくばり」を放つ。 今回は「なみのり」連発な気分だったのか、「やどりぎのタネ」を受けずに倒せた。 そしてギャラドスが早速「りゅうのまい」を積みはじめる。 毒を打ち込んだあと、「いとをはく」も交えて慎重に体力を調整する。 とどめに「たいあたり」と毒のダメージを重ね、回復させずに倒す。 最後のミロカロス、「なみのり」を きゅうしょにあてまくるが、余裕をもって回復して耐える。 毒を撃ち込み、勝利。 (ミックスオレ×2 すごいキズぐすり×10 かいふくのくすり×14 ヒメリのみ×1) 初めて出会ったときマグナムがついたウソ、 でもわたしは思う、あれは希望だったんじゃないかって。 強いポケモンになりたい。という切なる願い。 そして今、マグナムが一人、でんどういりの画面に記録される…。 とうとう、 マグナムはとうとうチャンピオンなったのだ! それもあれだけ買い込んだ能力アップアイテム(プラスパワー等)を一切使わずに。 わたしは思う、マグナムはウソをくつがえして、希望を現実に変えてしまったんだ。 すごいよマグナム! ほんとうに、ほんとうにおめでとう! マグナム(言えない、「俺のビッグマグナム」って言ってみたかっただけだなんて  純真すぎるリンゴには言えないっ…) ……。 家に帰ると、ふだんなかなか家に帰ってこないパパがママとお話してる。 ママ「ふだんなかなか家に帰ってこない娘は誰かしら」 …ただいまママ。「おまもりこばん」くれるの? ありがとう。 パパ「久しぶりに顔見たらどこかたくましくなった」 たくましいのはマグナムだけで結構です…。 マグナム「ほら見てカッチンコッチンだぜ、いろんな意味で」 全員「あっはっはっはっはっは」 マグナムと二人で101番道路を歩く。 マグナム、わたしたち、これからもずっと一緒だよ。 だってわたしたちは――。 「ぴーっ」 ふと、野生のケムッソに出会うと、何か懐かしい感じがした。 ################################################## ケムッソ1体で殿堂入りを目指すこだわりプレイ ・ケムッソ1体のみを使って殿堂入りを目指す ・ポケモンチェンジは禁止、秘伝要員がバトルに顔を出した瞬間にリセット ・ダブルバトルに限って、相方に「かたくなる」だけのカラサリスを使える ・使用ROMはエメラルド 成功 ################################################## ################################################## りゅうせいのたき・深部 マグナム「俺は…なんて無力なんだ…」 そのケムッソは身悶え、そして声を殺して泣いた。 大粒の涙がポロポロと絶え間なく彼の瞳からこぼれおちる。 彼は、少女に騙ったおのれの、これが最後と悟った。 わたしとマグナムの目の前にいる男、元チャンピオンダイゴさん。 レベル70代後半のはがね、いわ等のポケモンを6体使用する。 マグナムとダイゴさんとの戦闘、計205戦、すべて敗北。 鋼鉄の鎧をまとうポケモンたちに、マグナムの「たいあたり」はことごとくはね返された。 そればかりか、弱点を的確にねらってくる攻撃に、マグナムの身体はいとも簡単に引き裂かれた。 マグナム「…リンゴ、失望しただろ?  俺は全然、強いポケモンなんかじゃない  はじめからウソだったんだ…  こんな俺だって誰かに必要とされたかった  人もポケモンも、誰かに愛されずには生きていけないんだ  こんな俺だって小さいころは  人間の役に立つポケモンになるのが夢だったんだぜ……?」 そんなことない……。 だってわたしたちは――。 マグナム「でも俺はケムッソだっ  この世界で2番目に能力の低いポケモンだ  もうレベルの差でごまかすこともできない  俺の頭の中は、可愛い女の子を騙して  スキあらば襲おうとか、そんなことばっかりなんだよ  ウソと知っててうなずいてくれる優しいリンゴに  俺はすりよってただけなんだよ  情けねえなぁ、醜いなぁ、最低だなぁ、でもそれが俺なんだ  リンゴに何もしてあげられない…  戦えるわけが無いっ!」 マグナムの岩をも引き裂かん なきごえが鍾乳洞にこだまする。 ダイゴ「…強さっていうのはね、あらゆる戦術を駆使して戦うことが出来るっていうことだ  一つの戦術にこだわれば、いずれは必ず、誰かに敗れる  キミがそのケムッソに入れ込んでいるようにね  さあ、そんなポケモンとは別れて、ぼくと一緒に来るんだリンゴちゃん!  いしのどうくつで始めて会った時からぼくはキミを――」 ダイゴさんをにらみつける。 ウソと知ってて、ささいなウソをあげつらって、 わたしはマグナムを追い詰めた。 自分の理想を押し付けた。 わたしは悪いトレーナーかも知れない。 マグナム…。 でもあなたは無力なんかじゃない。 ケムッソが戦えないって、誰が決めたのよ。 わたしは知ってる。 あなたの力は微力かもしれないけど、無力じゃない。 マグナム「……」 そっとマグナムを抱きよせる。 ……震えてる。 怖かったのねずっと、見捨てられることが。 ウソをつくことで、勝ち続けることで、弱い自分を守っていたのね。 でももういいのよ。 わたしはマグナム、あなたが好き。 強さは、能力が高いとか、技をたくさん覚えるとかじゃない。 ただひたむきに立ち向かい、ウソさえ希望に変えてしまう、 その心の強さを持ってるあなたが、わたしは好き。 ねえ、それが、ビッグマグナムなんでしょ? だからもう一度立ちなさい。 何度でも、何度でも立ち上がりなさいっ。 最強じゃなくたっていい。 この困難に立ち向かって、ウソを最後までつきとおしなさい! マグナム「リンゴは…俺を…ひっぐ…、  胸が…あたってるんだぜ…」 シュゾクチがいくつだか、そんなの知らない。 タイプの相性なんて、どうでもいい。 進化するとかしないとか、関係ないっ。 ただマグナムが、マグナムでいるために、 あなたは戦わなきゃいけないのよ! マグナムお願い、立って、立ち上がってよ!! マグナム「リンゴ…分かったぜ」 …マグナム! マグナム「ぐ、うおぉ…ぉあぁ…そう…さぁ…  ふとくて…たくましい…俺の…ビッグマグナムだぜっ!」 マグナムが動かない身体を引きずって、戦闘態勢に入る。 ダイゴさんもそれに反応する。 マグナム「なめんてんじゃねえぞおらぁ!!」 マグナムはなおもガクガクと震えてる。 それでもわたしは信じてるよ、マグナムを。 だってわたしたちは――。 ラッカセイ「がんばれマグナム!」 ボロボロ泣きながらマグナムが「たいあたり」を繰り出します。 ミズゴロウ「自分自身のために!」 血反吐を吐きながらマグナムが「どくばり」を繰り出します。 ツチニン「マグナム行きなさい!」 おしっこを漏らしながらマグナムが「いとをはく」を繰り出します。 トロピウス「すべてのポケモンのために!」 ズタズタのマグナムが死にもの狂いで猛攻をかけます。 すべてのPPが0になり、マグナムは繰り出せる技を失いました。 マグナムが最後の力をふりしぼり、絶技を繰り出します。 ビッグマグナム「ぬぅうぅぉぉおおぉおおっっ!!」 それは、希望を最後まであきらめなかった者にだけ宿る、最後の武器。 ダイゴ「な、なんだこの技は…!  この威力は一体…、はがねタイプに、等倍ダメージだとぉ!?」 命中率100%、タイプ相性無効のダメージを敵に与え、 その絶大な効果と引きかえに使用者の身体を大きくむしばむ。 ビッグマグナム「フェルツヴァイフラー!!」 絶技・フェルツヴァイフラー ケムッソ族の繰り出すことのできる最強の技。 ダイゴ「バカな! 身を滅ぼすぞ!!」 威力50。 通称「わるあがき」。 206回戦 元チャンピオン、ダイゴさんへの挑戦。 はがね、いわ等6体、レベル70代後半。圧倒的不利。 こうげきMAX−ネコブのみ×8 マックスアップ×10 キトサン×4 ブロムヘキシン×(10+10) マグナムLv100H253 こ157 ぼ153 コ56 ボ111 す54 たべのこし 緒戦の結果を分析して、ダイゴさんを倒すためだけにギリギリまで きそポイントを調整。 攻撃力を捨ててでも耐久力を上げた。 これで、アーマルドの「げんしのちから」と メタグロスの「コメットパンチ」以外の攻撃を、2発以上耐えられる。 2発以上ということは、回復しつつ動けるし、 たとえ きゅうしょにあたっても満タンからなら耐えられるということ。 そしてすべての技のPPが0の状態で、戦闘開始。 エアームドの「つばめがえし」は2発まで耐えられる。 渾身の「わるあがき」でひたすら攻撃し続ける。 ネンドールは「リフレクター」を張りつつ「げんしのちから」を繰り出す。 ダメージはそれほどでもないけど、油断せずに攻撃を積み重ねていく。 ユレイドルは「ねをはる」で耐えてくる。 ここで「ヒメリのみ」を使い「どくばり」を復活させ、毒を撃ち込む戦法に切り替える。 「ねをはる」の回復力より「どくばり」のダメージの方が大きい。 ユレイドルが「げんしのちから」で能力上昇を2回成功させる。 「ギガドレイン」のダメージ・回復力が大きくなるが、PPが少ないからまだ乗り切れる。 ユレイドルがPP切れで「ねをはる」連発状態になったら、「モンスターボール」を投げる。 トレーナー戦で「モンスターボール」を投げたときのターン消費を利用して、 次のアーマルド戦でも使う「どくばり」の残りPPを調節する作戦。 アーマルドが出てきた最初のターンで毒の撃ち込みを成功させられると楽なんだけど、 成功率30%は頼りなく、今回はあえなく失敗。 1/2超ダメージというすさまじい威力の「げんしのちから」を回復で流し、PP切れさせる。 毒の撃ち込みが成功したあとは慎重に回復させていたのが功を奏し、 「つばめがえし」のきゅうしょヒットのダメージを満タンから赤ゾーンで持ちこたえる。 ボスゴドラは特殊技が豊富だけど火力が低い。 アマールド戦から持ち越しの「どくばり」の残りPP2を処理して「わるあがき」を繰り出す。 マグナムのメインウェポン「たいあたり」はボスゴドラ系統に4半減されたけれど、 この「わるあがき」ならダメージが通る。 今までの旅で散々苦しませてくれた彼らに、ここで一矢報いられる。 ダイゴ「くっ、戦えているじゃないか、たかがケムッソが!」 そしてラスト、メタグロス。 ダイゴさんはここまでに「かいふくのくすり」を4つ使用していて、残りは無い。 脅威の攻撃力から放つ「コメットパンチ」をマグナムは1発しか耐えられない。 そしてそれを、1発だけ耐えることができる。 加えて今のマグナムなら、さらに こうげき が1回上昇した「コメットパンチ」もギリギリで耐えられる。 次に威力が高いのは「サイコキネシス」だけど、ここで問題が発生。 当初2発耐えられると思っていた「サイコキネシス」を、 マグナムは乱数域で1発しか耐えられないことがあると発覚。 言い訳できない、調整不足。 そもそも200回以上戦っていて、メタグロスまでたどり着けた戦いは数えるほどしかなかった。 しかしあきらめずに回復で流していく。 「コメットパンチ」と同じように、きゅうしょに当たりさえしなければ耐えられるのだから。 メタグロスのメインウェポン「コメットパンチ」「サイコキネシス」をPP切れさせたら反撃開始。 「シャドーボール」「じしん」でなおも抵抗を続けるメタグロスに、そして、 ポケモンたちの背負ったすべての絶望に、この世界のすべての理に、「わるあがき」をする。 ダイゴ「そんなっ!  ぼくがいちばん、つよいはずじゃ……ぐわぁああっ!!」 マグナムの怒りも悲しみも、燃やし尽くして。 最後の一撃。 マグナム「うおおぉぉおお!  リンゴぉおおぉおっ結婚してくれぇぇええ!!」 ええぇぇえぇえっっ!? ムぅぅうぅリぃぃいぃい!! 使用アイテム(ミックスオレ×5 すごいキズぐすり×42 かいふくのくすり×20  ヒメリのみ×3 モンスターボール×3 きいろビードロ) だってわたしたちは…… りゅうせいのたき・深部 元チャンピオン、ダイゴさんとの戦闘 ……勝利 パートナーだから。 おわり ##################################################