空中に浮かぶ島、エレヴ。
そこはあまりに平和で、あまりに穏やかで、あまりに静かで……
あるべきだった。

邪悪の復活の兆し。
戦渦の予感と、忍び寄る陰謀。
そのさ中、本来『いるべきではない』彼らと、そして私は、
次々と襲い掛かる危機を幾度となく乗り越えてきた。

……しかし。

『その異変』はあまりにも突然で、あまりにも不可解であった。
少なくとも、私が騎士としてここに降り立ってから今までの間、
全く起こり得なかった、理解を超えた事態。

『彼ら』の反応は様々であったが、それを見比べるより先に、
私は思わず一番近くにいた彼に言葉を投げかけていた。






ああ、一体誰が予測できただろうか。




まさか、女王が突然……





巨大化するだなんて。


一体何故?誰が何のために?
交錯する思惑。深まる謎。
黙するもの、笑うもの、変わらぬもの。


そして明かされる真実――

そのすべてを、私は目の当たりにすることとなる。



※画像クリックで壁紙レベルの大きさまで巨大化します


以下、補足兼制作裏話的な。

まず、この「私」って誰?ってなりそうなのですが、ただの一般騎士です。
任務を終えてエレヴに来たら、女王が巨大化していました。
もう少し突っ込んで言うと、以前発行した同人誌、シグナス騎士団アンソロジーにて
自分の原稿に登場させた見習い騎士と同一人物です。
←若かりし日の騎士子さん(アンソロより)
※髪伸びすぎというツッコミは却下いたします。
当初はアンソロの本自体をパロって偽同人誌企画みたいな構成にしようと思っていたのですが
絵を完成させてしまったら満足してしまった感があったためお流れになりました。
バックストーリーや騎士子さん登場はその名残です。
なんででかくなったのかとかどう収拾付けるのかとか構想はあるにはありますが
特に形にする予定は無いので、各キャラの表情や態度から反応を読み取りつつ
一発ネタとしてお受け取りくださいませ。

制作期間は3週間くらいです。
メカニック実装とか正月キャンペーンとかまるっと犠牲にして取り掛かったので
その分目を留めていただければ冥利に尽きます。


ここまで見てくださってありがとうございました。
引き続き、シグネットをお楽しみくださいませ。


イラスト・文章制作:マノハ 使用ツール:SAI、PhotoShop



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