同人イベント用コインシリンダーを作る

ver. 0（2018/10/27）

本格的に作る前に、DMM.makeの使い方を知りたいということでシンプルに500円だけのコインシリンダーを作成。

ポリゴン分割数をミスっていて、カクカクした柱になってる。ギリシャ感。材質は「ナイロン　ナチュラル（磨き）」

3Dモデルの作成にはTinkercadを使用。この後もTinkercadを使っている。

• モデルデータ

底に蓋があって、下からコインを詰められる設計。だったが、ある程度コインを入れるとバネ圧で閉まらなくなるため、結局上からコインを詰めることになる・・・。

ver. 1（2018/11/27）

実際の要件に合わせた設計で作成。

なぜか底を蓋にするという設計をやめなかった上、ネジ山を切った蓋にしてしまった。（おそらく）そのせいで造形時に「磨き」を選択できなくなった。

材質は「ナイロン　ナチュラル」。磨きがないので、ケバケバした感じの肌触りになった。紙やすりで磨いたがあまり変わらず・・・。

上部にストラップホールを開ける設計にはなっていたが、穴が小さすぎたため金具をねじ込んでいる。

ネジ山を切る設計のは失敗だった。モデル作成が面倒くさい上、無駄に造形精度が要求され（おそらく「磨き」が選択できなかったのもそのせい）、あげくうまく締まらなくて結局紙やすりで削って調整した（それでも完全に締まり切ってない状態・・・）。

• モデルデータ

冬コミで使ってみたところ、いろいろ知見が得られた。

• 棒金2本突っ込んでるので重い。片手だけで持つのはしんどい。
• 首から下げてると片手とお腹で押さえる感じでコインの取り出しができる。
• しばらく使ってたら金具が抜け落ちた。モデル自体に穴を開けたほうがいい。
• 上部に尖った箇所があって、コイン取り出しのときに指が痛くなる。

ver. 2（2019/04/11）

現在のバージョン。ver. 1の不満点をいくつか潰した。

• ネジ蓋を廃止。上から詰める設計に。この結果部品点数が減った。
• ストラップホールを広げた。
• 上部の尖った箇所をある程度丸めた（まだ尖った箇所はあるが・・・）。
• 肉抜きして造形価格を下げた。ついでにコイン残量が見れるようになった（縮みきったバネも見えてちょっとこわい）。

例大祭で使ってみたところ、割といい感じだった。