にゅる兄さん

66点

　これはオモシロイ。大下さんは、ベルが押されてから門を開けるまでのタイムラグの間に、いそいそとトリックをセットしてたんだろうね。

　今の時代だと、この話の松井君や林君、一つ前の話の野村くんは、たとえ相手が知っている人でも、ほいほいくっ付いて行ってはいけないかな。

にゅる兄さん

　奇妙なメロディが聞こえる住宅街がある。まるで遊園地で流されているような、楽しげで浮き立つ感じの…。もしくは列車内でアナウンスが始まるのを知らせるジングルみたいにも聞こえる。

　それはけっこう大きな音で、建物に反射するからだろう、流れてくる方向が定まらずつかみにくい。それをやっと突き止めた。しかし、どういう理由で延々と流されているのか不明なままだ。