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ホシ計画第249回「箱」


参加者のお名前 採点

☆グラフ

ほしつるさん 77 ☆☆☆☆
プヨさん 77 ☆☆☆☆
にゅる兄さん 93 ☆☆☆☆+
つぼさん 98 ☆☆☆☆+
風花笠奈さん 83 ☆☆☆☆
Dさん 62 ☆☆☆+
   
合計点

490

 
最高点 98 ☆☆☆☆+
おすすめ度(平均点) 82 ☆☆☆☆



投票参加者 6名。

82 ポイント  に決定!

チカちか星賞は、 1ポイント差で

風花笠奈さん  

まろゲット!

です。

おめでとうございます。

 

採点理由


ほしつるさん

77点

『生活に困ったらこれを売りなさい』と渡された骨董品にロクなものはありませんが,『いざとなったら開けなさい』って話はオチが難しい。ボクだったらどうするかなあ。最後まで開けずに死んでいくかなあ。さっさと開けて終わっちゃうかなあ。いろいろ考えてしまいます。『女性と夢は追っかけているうちが花』



プヨさん

77点

「地球から来た男」にも似たような話がありましたね〜
あの話もこの話もとても好きな話です。
それにこの箱はみんなが持っていそうですね。



にゅる兄さん

93点

『妄想銀行』の「鍵」と似た感じ。「鍵」ほど評価されていない気がする。「たちどころに問題を解決してくれる」のと、「天国に案内することになっていた」のとは、どうつながるのか…? この箱を開けた時点が、寿命(死)という意味なのだろうか?

 欲や好奇心などの煩悩が消え去り、悟りの境地に至ったときが、開けるタイミングかな? 『処刑』の銀の玉っぽくもある…。箱を移動させるときなど、うっかり手をすべらせたりして、「ぱかっ」と開きそうでこわい。ヒモでくくっとくとかするかなw。



つぼさん

98点

この箱をすべての人が持っていれば今の世の中は変わるでしょうか。
もしかしたら,形は違っていても誰もが箱を手にしているのかもしれません。
ただ,その開ける理由があまりにも簡単になりすぎているのか?



風花笠奈さん

83点

すごくおくが深い話。なんていうかヤラレタ
箱の中から「天使」が主人公の人生を見てたんでしょうね。
最近問題になってるいじめ問題で死にそうになった子供なら即効明けるでしょうね。そして結果はやっぱりジ・エンド。



Dさん

62点

出だしがクール。力強くて、鮮烈。
「その男は一つの箱を所有していた。ごく小さな箱だった。」

僕は最初この一行を読んだ時、これはきっとオチを考えずに最初のフレーズだけを手がかりに書かれたのだろう、とさえ思った。主人公が少年時代の消え行く思い出を語る形で物語は始まるが、あの星新一の文章にしては手探りで五里霧中な感じ。これはどうなるんだ、と思いきや、箱の秘密を握る不思議な少年が出てきた途端にぐんと勢いを増し、そのまま主人公と読み手を謎の箱に魅了させたまま最後のシーンまで突き進む。出口の無い迷路に迷い込んだような、ねじ伏せられるような展開が星新一らしく、なんともいえず、いい。
しかしオチに至ると不思議な少年の正体をからませて綺麗に週収束していくものの、ちょっと弱いかな、と思ってしまう。
だがそこは星新一、油断していると最後の数行に足元をすくわれる。もう一度始めから読み返してみて、やられたと気づく。流石、の一言。

人間の全ての悩みを相対化させる、自分にしか見えない魔法の箱…それは「死」そのものだったのだ。小さな箱は誰の中にも存在し、静かに私達に語りかけている。開け所を間違うなよ、と。




近況など


ほしつるさん

週末は,今年最後の東京遠征に行ってました。絶対有名人が見に行ってるはずのライブなので,目を皿のようにしてキョロキョロしてましたが結局誰も見つけられず。と思ったら終演後出口のところで音楽評論家の湯川れい子女史を発見。メチャクチャいい席だったのに,隣が空席だったのはなぜ?そんなにボクの隣はイヤかな?



プヨさん

ああ、、あと丁度二週間だ。。



にゅる兄さん

 携帯電話の電波を、妨害する装置ってのがあるんだね。半径3〜5メートル内を圏外にできるという。(微弱電波じゃないヤツは免許がいるそうなので要注意)

 ほえかかる犬を傷つけずに退散させる、超音波放射器というのもある。しかし、迷惑携帯も、犬の無駄ぼえも、しつけでなんとかするのが一番なんだけどねぇ。



つぼさん

あまりにも正論すぎることを大上段に振りかざして
正義の代弁者ぶるのは簡単だろうけど
何とかしたいと願いながら,何からはじめればいいのか,
常に悩みながらがんばっている人を見てよね。
ブームが去れば忘れてしまうだろうのに…。



風花笠奈さん

「性別が、ない!」という4コマ単行本を読んでます。
内容は半陰陽(フタナリ)と診断された作者が女性から男性の方にシフトチェンジするエッセイです。
あと、「動物のおしゃべり」という4コマもいいですねー。主人公の少女はすべての動物と会話ができ、擬人化して見えるというほのぼの作品。
どっちもおすすめ。



Dさん

初めまして、Dと申します。
大阪在住の19歳で、星新一は小学生の頃から大好きでした。
今回からこのホシ計画に参加させてもらいたく思い感想を書かせていただきました。なにぶん大学浪人してるものでこれからの予定はわかりませんが、ちょくちょく感想を送れたらと思っています。よろしくお願いいたします。






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