強殖組織は元々どのような生命体だったか:
- 強殖性が強い生物を降臨者が見出した
- 降臨者の星で自然に発生していた強殖生物を利用して改良した
→ 強殖組織の開発経緯
- 生物的宇宙船による外惑星への進出には、まず強殖生物からユニットを作り、宇宙船を制御する必要がある
- 外惑星での強殖生物発見
- 生物的宇宙船開発より前に鉱物的宇宙船を制作していたら、外惑星での強殖生物発見が可能
- 外惑星のことであれば、自惑星で危険な強殖生物による文明破壊の危険が少なく、降臨者自身が危険にさらされない
- 強殖生物がいる惑星の生態
- 天敵の出現も不可能なほどの増殖速度である場合、その星では強殖生物しかいなくなる
- 自分以外の生物を食いつくした後、強殖生物が自分を食い合い自滅、あるいは長期の休眠状態に至る
- 運良く強殖生物の影響がやや少ない区域があった場合、強殖生物による淘汰圧によって進化が推し進められ、高い知性が現れる可能性がある
- 高い知性体が生まれるなら、強殖生物を統制し、さらにはそれを利用することを考える可能性もある(強殖生物に対する完全な天敵の出現)
- 強殖生物が可能な生態的地位
- 捕食者として天敵もなく頂点にある場合、増殖し続け生態系を支配する
- 寄生生物として発達した場合、宿主を食い尽くすことなく居続ける場合もあるが、寄生のみでは強殖性があまり発達しない可能性がある
- あらゆる多細胞生物に高い寄生性を発揮でき、宿主を渡り歩けるような環境では、とりつく際に有利となる強殖性が失われにくい
- 陸海空全ての生物にとりつく場合、生物の多様性=強殖性の維持が成り立てば、多様性を保つべく宿主の強化を図る場合もある(寄生から共生への変化)
- 宿主を強化しすぎると、進化も起こりにくく返って多様性を失う場合もあり、強化のバランスも必要になる可能性がある
- 強殖生物による生態系バランスの維持
- 強化された宿主が食われないと、一方的に増え続ける可能性があり、このバランスを取るためにあえて補食される隙を生じさせる可能性がある
- 強殖性を失わず、共生的役割を果たしかつ強化のバランスを取るには、宿主の肉体的負荷(活性を上げすぎて老化を早める)などにより、補食される率を上げる
- 強殖生物自体は、補食されても宿主が変わるだけ
- 生態系ピラミッドの上位にある生物への影響
- 補食側は、強殖生物の寄生している餌を食べ続けるため、強殖生物が徐々に体内へ蓄積されていく
- 適量なら共生状態を保つ強殖生物は、一定量を超えると病的寄生性となり、宿主の栄養を短期間で吸い尽くす可能性がある
- 強殖生物の量的影響により、生態系上位の補食側が一方的に強化されることなく、バランスが保てる
- 強殖生物が強力や宿主を失うことで、生態的地位が低い生物への移行が進み、そこからまた徐々に生態的地位の高い生物へと渡り歩くことを繰り返す
- このバランスによっては、生態的進化が早く進み、多様性がより保たれる可能性がある
- このような環境では、ユニットの強殖生物のような不老化は発生しにくく、降臨者が改良して生み出された機能である可能性が高い
※理想としては、このような強殖生物の生態的役割となるが、可能性としてどうなのかはさらに検証の必要がある。