同じ人類であっても、すでに体内において兵器の発現をしているゾアノイドでは、その形態や増幅値もかなり異なると考えられる。ゾアノイドの種類が多いため、獣化形態の方向性の違いなどから考えてみたい。
筋力増幅型の発現状態(グレゴール、ダーゼルブなど):
- 筋肉増幅以外の発現がないことから、人類と同様かそれ以上の戦闘効果が期待できる
※ただ、ユニットの解釈によっては、筋力に注力することで他の武器の発現がそれほどでもない可能性もあり、一概に言えないところでもある。筋力においては、獣化時で人類の10倍ともなっており、ユニットが筋力を増幅した場合どれほどの力となるのか、想像を絶する効果が期待できるかもしれない。
熱線砲を搭載したゾアノイドの場合(ヴァモア、ゼクトールなど):
- すでにスマッシャーが搭載されているため、それ以上の威力を発揮できるかで戦闘力が向上するかが決まる
※筋力と同様に、熱線砲でも細胞単位あたりの出力が問題となるため、ユニット装着による出力増加が見込めれば、相当の効果が望める可能性もある。ただ、エネルギー放出では、筋力のようなエネルギー変換とは違い、大分効率が落ちる可能性があり、筋力ほど増幅できるかは微妙なところがある。
- スマッシャーとの併用
※同じ武器の発現は、応用的に使う必要がある場合を覗いては単なる発現エネルギーの無駄に終わる場合がある。どうせなら、熱線砲の上にかぶせて増幅できるようにスマッシャーの発現部位を移動し、すさまじいエネルギー発生を可能とした方が良いようにも思われる。ただ、メタルの位置が近い場合は、メタルが熱破損を起こす限界以上の出力は制限される可能性もある。
翼を生やすゾアノイドの場合(ヴィカルルなど):
- 重力による浮遊効果と併用し、さらに高度な飛翔能力を得る
- 飛翔性を高めるために、翼部分の空気抵抗をより無くすというような効果がユニット装着で得られるかは微妙だが、必要な筋力の増幅で飛翔力が上がることは期待できる
- 重力器官との併用で通常は有り得ないような方向転換が可能になる
- トンボのような羽(エンザイム3やゼクトール)の場合、薄い羽をより丈夫なものにするのか、羽ばたきに必要な羽の付け根部分の筋力増幅のみにとどまる程度なのか、発現の方向性が見えにくい
ナメクジのようなゾアノイドの場合(名称不明):
- 粘性の体を持つことで、敵からのダメージを少なくする
※ユニットを装着した場合でも、この粘性をユニットの表面から出せるのかは謎である。単純に考えれば、ユニットは殖装者と結びつくことで発現することから、体表の粘性が発言すると推測されるが、これも確定的なことはわからない部分でもある。