もうすぐ日が暮れる。
         その前に少し、散歩でもしようか?













 「歩くよりも飛んだ方が早いんじゃないか・・・?」
 「駄目。飛ぶの禁止」


 「何で?」
 「何でって、・・たまには歩るかねぇと足腰が弱まっちまうだろ?」


 「・・・・」
 「修行だと思えばいいんだよ」


 「重い」
 「お前なぁ・・・じゃぁ、こうすっか」


 「・・??」
 「電信柱ごとにジャンケンして、負けた方が次の電信柱まで荷物を持つ事」


 「おぅ、ならそこの電信柱でジャンケンだな」
 「負けねぇぞ?」






















 「おめぇ・・・異常にジャンケン強くねぇ?」
 「なんたって俺様は王子だからな」


 「関係ネェ」
 「お前が弱いんだろ?」


 「うー・・・・」
 「言い出しっぺはお前だからな」


 「わかってるよ」
 「だったら頑張って持て」


 「はいはい」
 「・・おっ、次が見えたぜ」


 「何っ!?次こそはオラが勝つからな!」
 「・・・・あんなに走れる程体力あるなら最後まで持ってればいいのに」





















 「また負けた・・・・」
 「ざまぁみろ」


 「これで何回目?」
 「13回目」


 「げぇ!?・・ベジータ・・・おめぇ、なんかしてない?」
 「・・どういう意味だカカロット」


 「ずるとか」
 「するわけネェダロ!!どうやってジャンケンでズルすんだよ!?」


 「わぁっ!ちょ、悪かったって!そんなに怒んなよ〜」
 「・・・・・・くそったれ」


 「でもホント、何で勝てねぇのかなぁ〜?」
 「さぁな」


 「おっ、次の電信柱」
 「・・・おい、ちゃんと持てよ、卵が落ちる」






















 「だーぁ!!絶対おかしい!!何で負けんだよぉ〜」
 「馬鹿だから」


 「余計なお世話だっつうの!」
 「でも、当たってるだろ?馬鹿で、能天気」


 「言い返せない!!」
 「そうですか」


 「・・・・・・・・・・・」
 「拗ねるな、黙るな、キモチワルイ」


 「っ、ベジ〜タァ〜!そういう事言う!?もっと何かないの他に!?」
 「スキ」


 「・・・・・・・・・・・・・・へっ?」
 「だから、スキっつったんだよ」


 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ//////!!!!!?!!?」
 「・・ほら、次の電信柱だ。これで最後にするぞ、いいな?」


 「・・・・・・・・・////(こくん)」
 「よし」





















 「っやっり〜!!やっと勝った!最後の最後で」
 「・・・・おい、バカロット」


 「オラの勝ち!」
 「おいっ!人の話し聞きやがれ!」


 「え?・・なぁに?ベジータ・・・・・」
 「今のは、・・今のは思いっきり『後だし』だっただろう!?」


 「そ、そんな事ねぇよ!オラの勝ち、ベジータの負け」
 「っ!!何だと!!?」


 「・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・」


 「・・・・・おめぇって、ホント直ぐ反応するよね。負けとか、弱いとか」
 「ふん、悪いか?」


 「いや、別に悪くねぇけど・・・・・」
 「何だ、どもるな」


 「すっげぇ可愛い」
 「〜っ////!!!?!」


 「へへぇ〜ん!さっきのお返しv」
 「きっ、汚いぞカカロット!!」






















 「・・・・・・・・重い」
 「重いっつっても、ベジータが負けたんだから」


 「あれはズルだ!」
 「あー、はいはい、でも負けは負けだから最後まで持てよ?」


 「・・・・・・」
 「だって、殆どオラが持ってやったじゃないか。後ほんの少しだぜ?」


 「殆どって、お前が言い出したんだろうが」
 「そうだけど。でも、おめぇがこれで最後だって言ったんだからな」


 「・・・・ちっ」
 「・・・・・・あっ!ベジータ見ろよ!すっげぇ空綺麗」


 「・・・・・・」
 「・・たまにはさ、こんなのもよくね?」


 「・・・・・・・・そうだな」
 「ほんとかっ!?じゃぁ、これからもこうしような!」


 「あぁ、・・・・・ジャンケンはもうしないからな」
 「わかってるよ、ほら、半分貸して。持ってやる」


 「当たり前だバカロット!この後だし野郎!!」
 「もー、わかったから」






私が書いて書いてとやかましく騒いだ絵が、まだできていないお詫びにと、 アダン様がこんな可愛らしいSSを下さいました!!! な、何て心優しいお方なんでしょう・・・!私は世界で一番幸せな変態です!!(お黙りなさい)
ああ、もう卵を持っている王子なんて萌え苦しみます!!それに後だししてしまうセコイ 悟空さなんて・・・!かーわーいーいーvvこの萌えをどう表現すればいいんでしょうね!! 本当にこのような恐ろしく可愛らしいSSと、転載許可をありがとうございました!!! 愛してます、アダン様!!(嫌です)