ブゥゥゥンという虫の羽音にも似た機械音だけが、乱れた呼吸に混じり、 薄暗い部屋の中で唯一規則正しく鳴り響いていた。 ほとんど毎日瞬間移動という厄介な技を使い、嫌になるほど 顔を見せていた男が何故か突然ぱったりと現われなくなってから、 およそ一週間が過ぎた。最初はやっと静かになったなどと喜ぶ 余裕のあったベジータも、さすがに音信不通の状態が一週間も 続けば心配にはなるのだが、案の定持ち前の性格が災いし、 男の様子を見に行くという選択肢は、さして脳裏に留まることもないまま 捨て去られてしまったのだった。 そうして心を無理矢理抑えこむことはできても、男の熱を求める 身体までは制御できなかった。以前よりも苛立ちや不注意が増え、 トレーニング中の怪我も増えた。何よりも、刺激を求めてジクジクと疼く 中芯がうっとうしくて仕方なかった。 「くそっ・・・。」 冷水を浴びても一向に治まる気配すら見せない全身を覆う熱気に 小さく悪態をついたベジータは、シーツの中で丸まると忌々しげに浅ましい 己の身体へと指を這わせていった。いつも施されていたしつこいほどの愛撫を なぞり、息までも快楽に染めていく。既にぷっくりと立ち上がっていた乳首を 摘みグリグリと擦る。いる筈のない男の声が、ベジータの鼓膜を震わせた。 「ハ、ァ・・・・カカロ・・・ットぉ。」 「ベジータ・・・どうしてほしい?上手くお強請りできたらご褒美やってもいいぜ。」 「んっ、あぁ・・・・・も、っとほしっ・・・カカロ、ット!」 「ハハ・・・・すげぇ可愛いよ、ベジータ。グチャグチャにしてぇ。」 男の言葉をきちんと理解せぬまま、ガクガクと頭を縦に振る。胸の突起を 撫でていた指は、いつの間にか反り返った陰茎を扱いていた。裏筋を親指の 腹で撫で、滲み出た粘着質の液体を秘所に塗りつける。恐る恐る人差し指を 入れてみると、大した痛みもなくすんなりと後孔に飲みこまれていった。 「はぅっ・・・や、だ・・・・おまえがっ、あん・・・い、い。」 「まだダメだ。気持ちよくしてやるからワガママ言うなって。」 サイドボードにしまわれていた張り形をべっとりと濡れた手で掴み、先端を ぺろりと舐める。秘所を指で押し広げ、ひどくゆっくりと淫具を食ませる。 スイッチを入れると途端に唸りをあげるそれが、鳥肌が立つほどの強烈な 快感を与えた。 「ひっ、やぁぁぁ!・・ア、ア、ぬい、てっ・・・カカロ・・ト!」 「何で抜いてほしいんだ?すげぇ善がってるじゃねぇか。 ・・・なぁ、オレのとこれ、どっちが気持ちイイ?」 「あぁ、ハッ・・・お、まえにっ・・んやっ、きま、てっ。」 突然男の笑い声とともに嗅ぎなれた暖かな臭いが鼻腔をくすぐり、朦朧とした 意識の中で怖々と瞼を開いたベジータの眼前には、いつの間にか金色の光を 放つ男が下卑た笑いを浮かべながらのしかかっていた。記憶の中の男と寸分 たがわぬ姿に、ベジータの口角がふっと上がる。 「カカロ・・・・・ット。」 幻影か実体かすら分からぬ男の首筋に腕を廻し、涙でグチャグチャになった 顔を彼の肩に押しつけ、ベジータはなおも己が身を襲う快楽に酔いしれていた。 |
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えぇっと、アダン様からいただいたとっても素敵なイラストの挿入文のつもりでした(死)
あんな萌え萌えイラストをこんなショボイSSSで穢してしまってすみませ・・・っ!
ただ折角イラストをいただいたので、お返しはそれに沿った物にしようと思っただけで、
何の他意もないんです!!別にカカを亡き者にしたかった訳では・・・! |