理由が欲しいのです
俺がここにいてもいい理由
俺に意味を付加する理由
俺を俺と形成するもの
俺が他の誰でも無く
俺は俺である理由
戦う理由も生きる理由も
色んな物を俺は無くした
真っ白な世界に放り出された
俺をここから救いだせる人は
もう永遠に失われてしまった
空虚を塗り潰そうとしては
何かで埋めようとしては
誰かを代わりにしては




閉じた目蓋の上に
落とされる口付け




それはとても暖かくて柔らかくて
そして死にたくなるくらいに痛い



触れて
それから
唇が重なる
肌を暴かれる
俺は身を捩って
まるで甘える様に
指が俺のナカを弄る
喉の奥から擦れた嬌声
快楽で意味付けられる俺
死にたくなるくらいに痛い



与えられる対価の代償
お前ではないという罪


この痛みに耐えうる術を
誰かどうか教えて下さい




Zimkhanaのzig様からいただきました!!ありがとうございます!! 見た目やリズムの美しさもさることながら、この文章の静謐さ、清々しさはどうですか! そして王子は理由を外にしか求められないんですよ、なんて萌え!なんて可哀想! ハァハァ、本当にありがとうございました!!