――Darlin, please trick me!!――






太い血管を浮き立たせ、すっかり形を変えたいっそ醜悪とも呼べる赤黒い肉棒を、さも 美味そうにしゃぶる。時折カカロットを見上げるうっすらと細められた潤んだ碧眼も、絶妙な 力加減で亀頭を締めつけている桃色の唇も、今は見ることの叶わぬ鈴口を辿っている赤い 舌も、ベジータを構成しているすべてのものが、恐ろしいほど正確にカカロットの欲望を 煽っていく。
闇の中で自らの発する金色の光をまとったベジータの姿は、それだけでカカロットに吐精を 促すようなものなのだから、彼の意思に反して早くも性的限界が訪れてしまったことも、 当然と言えば当然ではあった。
「っく・・ベジー、タ。」
常ならば彼の名を口にしただけで、ベジータはカカロットを快楽の頂へと誘ってくれるのだが、 どうやら今日は少々不機嫌らしい。射精の寸前で唇を離された上に、鈴口から漏れる 白濁した液体を舌先で弄ぶベジータの姿に、カカロットは情けなくも唾を飲み込まなくては ならなかった。






「・・・・お菓子くれなきゃ悪戯するぞ。」
「・・・・・・へ?」
「今日はハロウィンだろう?こういうのも楽しいんじゃないか?」
「だからってこのタイミングはねぇだろ。」
「・・・さぁどうするんだ?大人しくお菓子を渡すのか、甘んじて悪戯を受けるのか。」
楽しそうに口角を上げた表情は、赤い舌先に乗った乳白色の液体のせいで必要以上に 艶かしい。こんな状況でそう言われれば、一人の男としてとるべき態度など一つしかない。
「・・・土下座するから悪戯して下さい!!」
ベジータの前では、宇宙最強という輝かしい肩書きでさえ、床の隅に追いやられた塵と さして変わらないのだ。慎ましく三つ指をついたままわずかに視線を上げてみれば、 満足そうに頷くベジータの背中に漆黒の羽が見えたような気がした。

0.5企画に乗っ取られ、ハロウィンのことなどすっかり忘れていたのですが、 何とかギリギリに思い出しまして、少々遅刻しながらも載せることができました。 かなりありがちネタで申し訳ない限りです;;