とっても綺麗な翡翠玉。見れば見るほど奥深くへと、緑の渦へと飲み込まれていく。 手に入らないと分かっているから、余計に欲しくなってしまうのね。






カカロットはキスをするときにも瞳を閉じない。何故なのかは知らないが、何となく負け ているような気がして、俺まで目を閉じることができなくなった。
「ふぁ・・・ん・・」
ただ、ぼやけた肌色の中で妙に鮮やかな、濁った緑色の穴が、怖かった。今にも何かが 飛び出してきて、俺まで緑色に変えてそのまま消え去ってしまいそうなんだ。俺とお前が 同じになれる筈もないのに。
まだら模様の俺はきっと、染まりきれなかった肉から徐々に、朽ちて腐って溶けてしまう。 お前はそんな、中途半端な俺が好きだって言うの?お前はそんな、中途半端な俺を見 たいって言うの?その綺麗な恐ろしい瞳で。
「何で・・・ぁっ、俺をずっと、見てるんだ?」
「お前が嫌だって言うんなら、もう見ねぇよ」
嘘つきね。俺がしたいことなんて、一度も叶えてくれたことない癖に。無意味な言葉を聞 かされるくらいなら、その唇まで食っちまえば良かった。
「大嫌いだ、緑色なんか」
「すげぇ腹減ってるときの顔してる」
「だって目なんかいらないだろ、お前」
「お前にやるよ」
「・・・・・」
「だってオレ、完璧でいてぇもん。ベジータが嫌だって言うんなら、あげる」
ぬるぬるした生暖かい粘液と、弾力をもった固さ。俺の掌に掴まれてさえ、その緑色は美 しかった。どろりと舌を覆う苦味と、つるりと喉を滑っていく柔らかさ。捕まえた緑色は、た だひたすらに愛惜しかった。






とっても綺麗な翡翠玉。見れば見るほど奥深くへと、緑の渦へと飲み込まれていく。よ うやく手に入れた美しい緑。
醜さを補いあって、俺たちは愛を見出す。



突然こんなもん送りつけてしまって本当にすみませ・・・っ! Last The Worldの アダン様が描かれた眼帯を付けたカカのイラストを拝見しておりますと、 むくむく妄想が湧き出しまして、そのまま感謝という言い訳とともに送らせていただきました。 カカにはどこまでも優しくいてほしかったんです(どんな言い訳ですか)