――Who is the strongest person?――






巨大な隕石の衝突により母星が消滅してしまい、もはや残された同種族はたった三人に なってしまったものの、年々過酷さを増すフリーザの圧制にもめげず、戦闘民族なりに サイヤ人は案外にぎやかな日々を過ごしていた。






「おーい、ベジータ!風呂の時間だって言ってるだろ、早く来いって!!」
「うるさい!お前とは違うんだから何回も言われなくても分かる。」
「じゃぁもっと早く来いよ。」
「俺様は暇じゃないんだ。」
「・・・・・。」
年月を経るにつれますます加速していくベジータの俺様気質に、相手はまだ子供な上に 王子様なのだという事実を念頭に置きつつも、やはり湧き上がってくる苛立ちにピクリと 方眉を跳ねさせたラディッツは、アンダースーツを脱ぎ捨てたベジータの腰元で波打つ 漆黒の布に思わず目を見開いた。
さながらイブに禁断の果実を差し出されたアダムのように、畏怖を抱きながら抑えきれぬ 興味にごくりと喉を鳴らし、己が身の情けなさを感じつつも覚束なげに声帯を震わせる。 いつしかラディッツの掌はじっとりと汗に濡れていた。
「ベ、ベジータ・・・・それ・・・。」
「サイヤ人の王子は10歳になったらこれを付けるんだ。お前みたいな下級戦士には 関係ないことだけどな。」
フンと得意げに鼻を鳴らしたベジータの態度も、漆黒のそれに気を取られたラディッツには 視界に入りすらしなかった。たかが一枚の下着に何をそう興奮することがあると自嘲して みても、一旦走りだした欲望は止まるところを知らず、我が物顔にラディッツの意思を 掻きまわしている。
相手と自分の戦闘力の差を鑑みて何度も制止を叫ぶ理性を踏み倒し、 嫌な汗をかいているベジータへと一歩近づく。黒々とした布切れはすべてを包みこむ闇の 如く、ラディッツの劣情を穏やかに見つめていた。
「・・・ラ、ラディッツ?」
「なぁ、ベジータ・・・・それ、引っ張ってもいいか?」
「いいい嫌だ、こっちに来るな、死ね!!」
目を血走らせ荒く息を吐きながらゆっくりと歩み寄ってくるラディッツに凄まじい恐怖を 抱いたベジータは、本能的に巨大な気弾を撃つや否や矜持を捨て、巨躯をもつ忠実な 部下のもとへと一目散に逃げ去ったのだった。

ほとんどの方が理解できないであろう褌SSSでした(死) ちなみに黒い褌は黒猫褌という名で、絶滅はしたものの実在しておりました。 褌萌えついでに、ラディッツだって脱げば凄いんだと訴えたかったんですね;; ・・・・本当に申し訳ありませんorz