Index(X) / Menu(M) / Prev(P) / Next(N)

僕と私と君のはなし

わっふる ◆JVbuuBMe.s氏

「・・・だめ・・・だって・・そこは・・」
なぜ僕がここのやたら高そうで柔らかなベットの上に押し倒され全身を弄られるはめになっているのだろうか。
僕の上にのしかかっている同級生はやたらひらひらとしたいわゆる甘ロリというものを着ていて場違いにも僕はまるでお姫様みたいだと思った。
でも本当のお姫様は僕を学校帰りに拉致監禁して名簿上は男の子である僕を『可愛いから』という理由でキスを奪ったりしないしそれ以前に男の子ではなかったはずだ。
「でもここ、気持ちいいんだよね?こんなに柔らかくて可愛いのにサラシ巻いちゃうなんて勿体無いよ」
そういってさっきまでは僕の両方の胸を揉みしだいていたお姫様は先端の突起を両方の指でくりくりと摘まんで微笑んだ。
「んんっ・・・あっ・・・やめっ・・いいかげんに・・・」
摘まれたとこからピリピリとした刺激が走ってなぜか胸の奥が熱くなるような苦しくなるような感覚を感じた。
「いやだよ。私のほかにも性別を隠してる子が同じ学校いるなんて滅多にないことなんだよ?きっと運命なんだよ。それに私はとっても君が大好きなんだ。だから君が欲しいし気持ち良くなってほしいだけだよ」
「だから・・・何ですっ・・・そんなのこんなことしていい理由には・・・ひぁっ!」
変な理論をつらつらと話す君への精一杯の反論は下着の中に潜り込んだ手によってあっけなく妨害されてしまった。
「感じやすいんだね・・・ちょっとお豆を触っただけなのにあんな可愛い声出して。でももっと気持ちよくしてあげるよ」
潜り込んだ手によって僕が纏っているもので唯一の女ものの下着はあっけなく引き下ろされがんばって死守してきたそこはあっけなく曝されてしまった。
「見、見ないでくださいっ・・・それに下着も返し・・」
僕の懇願は気にも留めてもらえず両膝をもたれて強制的に膝を折る姿勢にされてしまった。・・・つまり僕のソコはとっても君にとって見やすい位置に来てしまっているということだ。
君はお姫様、いや天使のような微笑みを浮かべて僕のひだとひだの間に指を差し込んでそっとスリットをなぞった。
普段は隠されて潤んでいるいるそこに冷たい指が差し込まれなぞられる感覚はどこか中毒的でたまに爪先がさっき触れられた秘芽をこすると自分のものではないような声が出てしまう。
「はぁっ・・・やっ・・・だめ・・・変に・・・なって・・・」
そんな僕の反応に気を良くしたのか擦る指は次第に深くなっていく。秘芽を触られた時の様な速攻性はないものの僕の中に沈んでいく指の感覚に身体が慣らされていくのを感じていた。秘部がこぽりと蜜を吐く感覚さえも心地よい。
「・・・嬉しい。私の指で気持ち良くなってるんだね・・・ひくひくしてもっともっとって言ってるよ?こんなに濡らしてる・・・もういいかな?」
「え・・・な・・に・・?」
そっと取り出された怒張が視界の端に見えた。凶悪な外見をしたそれは持主の白い肌と愛らしい洋服にあまりに不釣り合いで恐怖以前に自分とはまるで別世界のことのように感じられた。
指が引き抜かれ代わりに熱いモノがすっかり潤みきった秘部に押しあてられる。
「ごめんね。ちょっとだけ、我慢して」
狭い入口を強引に押し広げられる感覚に息が詰まる。内部を無理やりに引き裂かれるような痛みが走り視界が滲んだ。


「くっ・・・う、ああっ!!」
苦痛を訴える叫びが俺の部屋に響いた。
腕の中で喘ぐ黒い学生服を着た少女はさっきまで感じていた快感と急に押しつけられた苦痛のせいで潤んだ瞳でこちらを見つめている。
「痛い?初めてだから苦しいのかな。・・・大丈夫だよ。すぐに気持ち良くしてあげるから」
本来なら彼女も愛する人と双方の合意を得て結ばれるはずだった。こんな言葉一方的に処女を奪ったものが言う台詞ではない。だけど。
「な・・・んで?どうしてなんですか・・・なんで・・・僕が」
言い終えると同時に瞳から熱い雫がこぼれた。しがない公立校の教室の片隅で貝の様に沈み込んでいた君と県内有数の旧家に住む俺とは世界が違う。・・・そう思い込んでる眼だ。
・・・・・・違う。
俺と君の曽祖父が今月、死んだ。曽祖父は政財界にも糸がありかなりの大物を脅迫しているという噂があった。親戚たちは脅迫された者たちの復讐を恐れ相続を拒否。正式に血を継いでいる俺と彼女に彼の遺産の相続権が回ってきた。
遺産の中には脅迫のネタとなる情報も含まれているらしい。
「君は・・・命を狙われてるんだよ」
「え・・・?どういうこ・・・んっ」
これ以上は耐えることができない。狭く熱い肉壁の中に突き刺した自分自身を激しく出し入れする。処女特有なきつさが下半身に血液を送らせる。
「い、いやだっ・・・いた・・・・くっ・・はぁっ」
激しく打ちつけられる男性器になすすべもなくあえいでいる。紅潮した肌も潤んだ瞳もすべやかな髪も愛おしい。涙で濡れた顔に欲情している俺は生粋のサディストなんだろう。
「あっ・・んんっ・・はぁ・・も、もう・・・だめ・・」
「・・・・・・イくよ?
少女の最奥へと一層深く腰を打ちつける。放たれた熱い濁流が処女だった肉体へと注ぎ込まれ二、三度腰が跳ねる。
守るためだとかそんなのはきっと関係ない。
「みつ・・る」
俺はただみなとのことが欲しかっただけだったんだ。


Index(X) / Menu(M) / Prev(P) / Next(N)