薪所長の徒然妄想2
7巻に出てきた警視総監室で、後ろの棚に盾やトロフィーが飾られてたじゃないですか。ああいうの、薪さん絶対にやりそうにないですよね。
さすがに捨てはしないかもしれないけど、家に持って帰っても即納戸に突っ込んで
そのまま存在自体を忘れてそう。
そんである時、そうだな年末の大掃除とかで、すっかり埃被ったトロフィーを見つけて、
「ああ、そういえばこんなのもあったっけ」って懐かしく思いながら
燃えないゴミ用の袋に詰めるっていうね。(結局捨てるんかい)
一個一個はたいしたことなくても、量が嵩張ると結構重くて大変です。
そこでヘルプに岡部を呼んで、ゴミ出しの日に捨てるのを手伝わせたりして。
でも、
「重いですね、これ。中身何ですか?」
「ゴミだ」
みたいに、面倒くさがってちゃんと説明しないんですよ、薪さん。
岡部がゴミ捨て場に運び終えた時、たまたま中の字の部分が透けちゃいます。
そう、「警視総監賞」なんて文字が目に入るわけですね。
岡部は内心「ええ〜」ってなるんですけど
薪さんはとっくに向こうに行っちゃったし、自分が勝手にどうこうするわけにもいかないし
仕方なく見なかった振りしてその場を立ち去ります。
すると道路の向こうからごみ回収車がちょうどやってきて、
岡部は一人、複雑な心境でそれを見送ります。
可哀相な岡部。
(あと果てしなくどうでもいいことですが、警視総監が飾ってるトロフィーの中には
警察内部のゴルフコンペでたまたま成績出せた時にもらった奴があると思う!)
そうそう、ゴルフコンペと言えば、お偉いさんになった薪さんは
当然そういう集まりにもお呼びがかかるでしょうが、平気で欠席しそうです。
もちろん理由は「仕事のため」ですよ。
あんまり毎回サボるから、そのうち上の人から「仕事が理由の欠席は不可」って厳命されて、
薪さんムカってなります。そんで、
「その日程は体調不良になる予定につき不参加」(※コンペは一か月先)
って、お前喧嘩売ってるだろうってくらい無茶苦茶な返事をして
普通に上の人の覚えが悪くなってそうです。
私の中で、所長になってある程度力を手に入れた薪さんは結構フリーダムです。
で、これはさすがにまずいってことで、とうとう岡部が立ち上がります。
薪さんの扱い方を心得ている彼のこと、散々宥めすかしてご機嫌取って、
最終手段(=全国の第九捜査員のため)まで持ち出して
なんとか薪さんをコンペに出席させることに成功します。
その代わり責任とって送迎役やらされますが。
一日時間を無駄にしたと不機嫌な薪さんを、「お疲れ様でした」って家まで送るの図。
これじゃ「薪所長の徒然」妄想じゃなくて、「薪所長のお守りをする岡部の徒然」妄想だな。
「いい加減僕の世話ばかり焼いてないで、自分の仕事をしろ! もうお前室長だろうが!」
「誰のせいだと思ってるんです」
たまには反抗したらいいと思うよ、岡部。