「じゃーん」
「………」
「これ、なあーんだ?」
 水色の缶のケース。ちなみにあたしの大好きなキャラクターの絵が付いている。
「私のふでばこ―――っっ!!」
「当たりー」
 返してよ、と言って手を伸ばす。君は腕を高く上へ伸ばして、私のふでばこは手の届かないところへ。
「か、え、せ――!!」
「自力で取れたらねえ」
 くすくすと笑うそいつはいつも私をからかってる。まあ…好きな人だから嬉しいんだけど。
「…背ー小さいの知ってるくせに」
「だからやってんの。反応が面白いから、お前」
 反応が面白いとか…好きな人に言われるのは嬉しいんだけど!ちょっと悔しいです。…ち、小さいのは認めるけど。
「好きな奴ほど苛めたくなるって言うだろ?」
「…へ?」
「鈍いなあ…本当」
 え…それって、マジ!?
のことが好きだって話」
You say,