ありがとう、この愛を僕にくれて。ありがとう、君が今ここにいてくれて。胸いっぱいの愛を、今、君に届けるよ。
っ!!」
「うわっ!ちょ、!いきなり飛びつくな――!!」
 この地球に生まれたこと、同じ「日本」に生まれたこと。同じ地域、同じ歳、同じ学校、同じクラス……全てが神様のくれた奇跡。ましてや、二人をくっつけてくれるなんて。君が僕を選んでくれたのは何十億分かの一の確率で、僕が君を選んだのも同じ確率。それそのものが、感動で、抱き締めたいくらいの愛だ。
、今日はどこ行く?」
「え?昨日遊園地って言ってたよね?」
「言ったよー。でも、は『いいよ』って言ってないじゃんっ」
 わざわざ僕の了承を得ようとする、優しい君。君のしたいことを、僕が止めるわけないのに、むしろ喜んで首を縦に振るのに。こんな些細なことなのに、胸の鼓動は高鳴りっぱなし。
「んじゃ、遊園地に決まりーっ」
「……
「ん?」
 どうか、君の耳に焼きつくように。
「好きだよ」
「……やだ、どうしたの?」
 周りをキョロキョロ見る君。恥ずかしそうに顔を赤らめる君。「好きだよ」この気持ちは言葉では言い表せないけど。言い表せる言葉がないから、「好きだよ」この言葉しかないから。どうか、君の耳に焼きついて離れないように。
「好きだよ、
「もう、いいってー!」
も言って」
「………あたしの方がのこと好きだもん」
 同じ人間、同じ時間を、君と一緒に過ごせる奇跡、感動。どうか、あなたも同じことを思っていて欲しい。どうか神様、僕たちの関係を神様の暇潰しのために壊さないでください。
あなたも、どうか同じことを願っていて。
 ありがとう、胸いっぱいの愛を。今までも今も、そしてこれからも。
Whole Lot of Love