リトル・ダークネス

握ることさえ叶わなかった
抱き締めることも 確かに
君は 君のためにあって
僕は 君のためにあった
そんな単純な中にあった
もう死んでしまえたらいい、と
ぽつり と呟いた言葉を聴いた
深い深い闇の底の奥深くに
僕と君の心臓があった
何事も不変の中にあった

それでも僕らは進化し続けて
いつかはこんな僕でも 闇を抜け出して
「あおい」と聴く大空を 飛べるのだろうか
眠ることすら願えなかった
起きることも 必ず
愛は 愛のためにあって
恋は 愛のためにあった
そんな壮大な中にあった
私なんかいらない存在だ、と
泣きじゃくりながら叫んだ言葉

何も見えない闇の中の中に
でもやっぱりきっと君の声だと知った
全ては君の中にあった
そして僕らは存在し続けて
いつかこの両の目で 陽の光を浴びて
「きみ」の本当の姿を 見れるのだろうか
何も知らない 声だけ知ってる
どこにいるのかも 分からない
だけどここには 僕と君で 二人で一つ
切り開かれた闇の向こうは

やっぱり「あおい」空が広がっていて
隣にはきっと「きみ」がいて
微笑んで立っていた
「生きてて良かった」「僕もだよ」
握り締めた手と手は
初めて温かいものなんだ感じたんだ