赤とんぼ
夕焼け小焼けの赤とんぼ
遊んだのは あの時の一回限りで
だけどあいつは 俺の不器用な遊びに付き合ってくれた
こんな物面白くないだろう と
そう思っていても それでも あいつは笑っていて
嬉しそうに ただ笑っていた
俺はそれが嬉しくて ずっと一緒になって 日が暮れるまで遊んだ
帰る時、あいつは 「ありがとう」と 「また遊ぼう」 と言った
そして 「ばいばい」 と 手を振る
その姿が もう会えないような気がして
なんだかやるせなく なった
どこかへ行きそうなほど儚くて
嬉しそうに笑ってはいるけれど その笑顔が今にも泣き出しそうで
抱き締めたかった(本当は)
でもできなかった自分が疎ましくて、恨めしくて
今でも君の歌ったあの歌が ずっとずっと、心の中で響いて
今言おう あの日言えなかった言葉
もう、君はいないけれど
どこかで聞いていてくれ
「好きだ」
夕焼け小焼けの赤とんぼ
あの日遊んだ君といた
手を振る君が愛しくて