Butterfly

ちょうちょ ちょうちょ
春 目についた 茶髪の女の子
一人だけあきらかに浮いていた
近くで声をかける 怯えながら俺を見る茶色の瞳
綺麗で透き通る 何の穢れもなく純粋な
そうやってを思ったこと 今でも忘れない
「よろしく」
そう微かに言った声が
「うん」
そう朗らかに返事した言葉が

汗をかいた 握れなかった掌
緊張してた 言葉が出なかった喉
このまま時が止まれば 思うように進まない脚
君を想ってた
君の笑う声が 俺を呼ぶ声が
何もかも 愛しかった
蝶々を追いかけていった足音も 思い切り伸ばす腕も
一生懸命な姿でさえ 光って見えた
いつも目が自然と追っていた 君の姿
今は 君を探すばかり

ちょうちょう ちょうちょう
肩に止まって 羽を休めておくれ
もう どこにも行かないよう