銀時はサラリーマンの設定で。

「五時夫婦~銀神ver.~」


銀時「調子わりーなぁ……ゲホっゲホ。風邪かなぁ弱っちゃったなぁ会社休むわけにいかないからなぁ。ちょっと神楽、薬くれ薬」

神楽「はいはい……はいヨこれ」

銀「そうそう、これをグーって飲めばってオイ!」

神「なにヨ?」

銀「赤チンだろこれ!!」

神「そうアルヨ」

銀「俺風邪ひいてんだそお前!これじゃ治んねーだろ!風邪薬だよ風邪薬!」

神「ないアル」

銀「ない?なんでだよ?」

神「そんなの急に言われたってあるわけないアル」

銀「前買った残りがあんだろ?」

神「バカアルなぁ~そんなのお腹が減ったときに食べちゃったアル」

銀「ウソ!?」

神「ウソに決まってんダロ。なんでこんなジョークを30過ぎてもわかってくれないアルか?」

銀「……バカにしてんのかお前」

神「話にならないアル」

銀「いいから、風邪薬!」

神「だいたいアルなぁ風邪薬なら欲しいんだったら前もって一ヶ月前に言うヨロシ」

銀「一ヶ月前に風邪ひいてねーんだよっ!」

神「もうわかったアル。銀ちゃんは何も言わないでいいネ。銀ちゃんはいっつもそうヨ。

  なんでもかんでもそうアル。だいたいに対して、計画性がなさすぎるアル!」

銀「ちょっと待ったれよ、お前。一ヶ月後に風邪をひくって計画立てるバカタレがどこにいんだよっ!!なに言ってんだよお前!」


~中略~


銀「さて、寝るか」

神「うそ、なんでアルか?」

銀「明日はえーんだよ」

神「なんでヨ?」

銀「明日ゴルフだよ、接待の」

神「っ………またゴルフアルかァ!?」

銀「股でゴルフしねーよ別に」

神「またゴルフに行くアルか!銀ちゃんは!」

銀「しょうがねーだろ、しご……」

神「いっつもそうアル銀ちゃんは!ゴルフゴルフゴルフゴルフゴルフ!!」

銀「……ちょい待ち。仕事なんだよ!仕事!!」

神「そうやって銀ちゃんは、私に仕事だって言えば納得すると思ってるみたいアルけど、大間違いアル!」

銀「しょうがねーだろぉだって……」

神「銀ちゃん、ちょっとここらでハッキリさせたいことがあるアル」

銀「……なんだよ」

神「銀ちゃんは、私とゴルフとどっちを取るアルか?」

銀「ハハ!そんなの比べようがねーだろバカ」

神「なに言ってるネ!これちょっとハッキリさせたいことネ。キッチリさせるアル。

  ゴルフと私とどっち取るアルか!えぇ!?」

銀「そんなの比べようがねーっつってんだろ。仕事だっつーの」

神「じゃあ、なにアルか?三番アイアンが銀ちゃん起こしてくれるアルか?五番アイアンが銀ちゃんの食事を作ってくれるアルか?ねぇ!」

銀「……何言ってんだよ」

神「ドライバーが風呂沸かしてくれるアルか!」

銀「何言ってんだよォォォ!そんなわけねーだろバカヤロー!つまんねーこと言ってんじゃねーよ!」

神「そうやって銀ちゃんはゴルフゴルフゴルフ!そんなにゴルフが大事なんだったら、これからパター抱いて寝ればいいアルヨ!」

銀「何言ってんだよオメー!」

神「知らないアルもう!」

銀「オイオイオイ……」

神「あー!もう触らないでヨ!汚らわしい!こっちからこっちはOBだから絶対入って来ないでヨ!」

 (銀時との布団の分かれ目を指す)

銀「OBがあんのか!家の中に!」

神「あるアル!」

銀「そっち言ったら『ファー!』とか言うのかお前!」

神「言うアルヨ!」

銀「何言ってんだよお前。ほら怒んない、怒んない……」

神「あーもうやめてやめて!銀ちゃんと私との間には埋めきれないふかぁぁぁい溝ができたアル。

  それも全部銀ちゃんのゴルフのせいアル!ここらで一つ、弁護士を立ててちゃんと話し合うヨロシ」

銀「なんで弁護士呼ぶんだよお前!」

神「これから銀ちゃんは私とちゃんとしゃべれなくなるアルけど、一人で頑張るヨロシ。

  お金のことは全部カタ付けるネ。財産は半分半分。キッチリするアル!」

銀「ちょっと待てよ、待てよ!」

神「一つずつでいいアル。片付けていこうヨ」

銀「だからムキになんなよ!なんで俺とお前が別れるんだよ!」

神「だって銀ちゃんは私よりゴルフを愛してるアル!ゴルフと結婚するヨロシ!」

銀「俺がもしゴルフと結婚すんならどーすんだよ!?グリーンにボコって空いてる穴を相手に結婚すんのか?

  あの穴の中でなんかやんのか?どーすんだよコレ!もしあれで子どもできたら、ずーっとグリーンの子どもができんだぞ!

  18個もできたらゴルフの経営者かよ!儲かんなコレ……って何言ってんだよ!つまんねーことを!」

神「つまんないことってそんなことしか言えないアルから、まったく……」

銀「だからなんで別れんだよ!んなことねーから、な?な?」

神「銀ちゃんはねぇ……もういいアル。もう私のことを愛してないネ」

銀「そんなことねーって。愛してるって」

神「この家は私がもらうアルから、銀ちゃんはアパートを探してどこぞのクラブの女と一緒に住めばいいアル!」

銀「どこぞのクラブの女ってどういうことォォォ!?なんっだそれお前!」

神「そうすりゃあいいアル!」ドヤァ(`・ω・´)

銀「何威張ってんだよお前は。つーかどーすりゃいいんだよ、どーすりゃあ」

神「もっと……こう、心を込めて『愛してる』って言ってヨ!」

銀「…………神楽、愛してるよ」(両手を握りながら)

神「フゥ―――――!」

銀「はぁ……頼むぞ、明日な」

神「明日何時アルか?」

銀「えーっと…五時五分に起きたいかな」

神「ごっごっごご五時半!?五時五時五時…五時五分!?」

銀「お前何言ってんだよ?俺ァ五時半なんて一回も言ってねーぞ」

神「五時五分!?」

銀「五時五分だよ」

神「なんでそんな言いにくいこと言うアルかもう!」

銀「しょうがない、五時五分なんだからよ」

神「まったくもう………じゃあ早く寝なくちゃダメアルよ!なにボケボケしてるアルか!」

銀「誰がボケボケしてんだよ!」

神「なに髪の毛クルンクルンしてるアルか!」

銀「誰がクルンクルンだ!」

神「なにもじゃもじゃしてるアルか!」

銀「誰がもじゃもじゃだバカっ!」

神「早く寝ろヨ!!」

銀「寝るっつってんだろ!おやすみ」

神「おやすみヨー…はぁ。ご、五時五分ネ……五時五分か。早いアル」


数秒後


神「フフフ……ねぇ!ねぇ、ねぇ!聞いてヨ!

  今日私デパート行ったアル!それでデパート行くのに駅のホームで電車待ってたネ。

  そしたら駅員が『まもなく電車が参ります。白線の後ろに下がってお待ちください』って言ったアル。

  でもあれおかしくないアルか?あれ、白線じゃなくて点線ネ。正確に言えばあのアナウンスは

  『点線の後ろに下がってお待ちください』じゃないアルか?ねぇ?おかしいアルよネ?おかしいと思わないアルか?ねぇ!

  でも私思ったネ。あの点々が『電車が来るぞー!僕より後ろに下がれー!』って私を危険から守ってくれるヨ!

 そういうこと考えたら、なんて愛おしいアルって思えて、そしたらまた、数えちゃったネ。

  端から端まで!端からっ端まで私走った走ったヨ!1、2、3…って数えたアル。で、何個あったと思うアルか?ねぇ?

  1番、326個。2番、1112個。3番、2兆飛んで38個。ねぇ!ねぇ!ねぇ!ねぇ!」

銀「うるっさいなぁお前はぁぁぁ!もう!!」

神「1番、2番、3番!」

銀「こんな夜中にお前なぁ!こんな夜中に点線の数が必要なのかよ!」

神「1番、2番、3番!」

銀「……チッ。1番」

神「ブー!あほやあほや!お前があほや!」

銀「なめんなよコノヤロー!こんな明日五時五分に起きるっつーのに、点線の数が必要かバカタレがっ!!ドあほ!!ブーたれが!!」

神「……ブゥー」

銀「『ブゥー』じゃねぇよ!」

神「……ブゥー」

銀「『ブゥー』じゃねぇよ!」

神「……ブゥゥゥ!」

銀「『ブゥゥゥ』じゃねぇ!」

神「……そこまでブゥゥゥ」

銀「え?」

銀&神「「早見ブゥゥゥ」」

銀&神「「北天ブゥゥゥ」」

銀&神「「高木ブゥゥゥ」」

銀&神「「しょう油、ラー油、アイラブユー!んーん、仲直り!」」




[2012/3/10 花月ゆき 記]
konpeitou』のやのり様より、とてもお優しいお言葉に甘えて展示のご許可をいただきました。
元ネタは、「志○けんのだいじょうぶだぁ」内の志○けん×石野○子コント「五時夫婦」です。
名コントが素敵銀神会話に…!ものすごく大好きなコントを銀神夫婦で拝見することができて感涙です!!

やのり様、本当に本当にありがとうございました!!!